第60回理学療法士国家試験 午前問題と解答
第60回理学療法士国家試験午前問題と答えです。答えの詳しい解説については、別に公開しています。
(1) Danielsらの徒手筋力テストを図に示す。対象となる筋はどれか。(60回午前1)

1.棘上筋
2.僧帽筋
3.菱形筋
4.肩甲下筋
5.上腕三頭筋
【答え】4
(2) 80歳の男性。間質性肺疾患の急性増悪で入院中。酸素化が不良で気管切開による人工呼吸を受けている。肺炎は認めないが、血圧変動が大きい。理学療法で最も適切なのはどれか。(60回午前2)
1.咳嗽練習
2.歩行練習
3.移乗動作練習
4.関節可動域運動
5.等尺性筋力増強運動
【答え】4
(3) その後、人工呼吸器を離脱して気管切開孔を閉鎖したが、右肺に気胸を生じ、経鼻酸素療法中である。胸部エックス線写真を別に示す。この時期の理学療法で最も適切なのはどれか。(60回午前3)

1.酸素療法中は床上安静にとどめる
2.呼吸理学療法手技で気胸側の胸郭を拡張させる
3.修正Borgスケール9以上の強度で運動療法を行う
4.呼吸筋力の低下に対して吸気筋トレーニングを行う
5.呼吸数/一回換気量(f/TV)が150以上であれば筋力増強運動を行う
【答え】なし
→(不適切問題)設問が不明確で正解が得られないため採点除外となりました。
(4) 50歳の男性。身長175cm、体重80kg。日常的な身体活動量を計測したところ、毎日5 METs、30分間の歩行運動を実施していた。この歩行運動の消費エネルギーはどれか。(60回午前4)
1.110kcal
2.160kcal
3.210kcal
4.260kcal
5.310kcal
【答え】3
(5) 65歳の男性。脳出血による弛緩性右片麻痺で肩関節に2横指の亜脱臼がある。関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準1995)に従って右肩関節外転の関節可動域検査を行う際に正しいのはどれか。(60回午前5)
1.基本軸は体幹である
2.肘関節屈曲位で測定する
3.肩甲骨は動かないように固定する
4.90度以上の外転では前腕を回外させる
5.上肢の長軸方向に牽引を加えて測定する
【答え】4
(6) 6歳の男児。1年前から歩行時の転倒が頻回にみられるようになったため病院を受診し、遺伝子検査でDuchenne型筋ジストロフィーと診断された。四肢体幹は萎縮しており、MMTで両側下肢の近位筋が2、遠位筋が3である。屋内は四つ這いで移動し、小学校の普通学級に車椅子で通学している。
機能障害度(厚生省筋萎縮症研究班)のステージで正しいのはどれか。
(60回午前6)
1.ステージ4
2.ステージ5
3.ステージ6
4.ステージ7
5.ステージ8
【答え】2
(7) 22歳の男性。大学の野球部に所属している。右上肢の投球動作時の違和感を訴えで受診し、理学療法が開始された。図に示す手法で伸張される筋はどれか。(60回午前7)

1.棘下筋
2.棘上筋
3.小円筋
4.前鋸筋
5.大円筋
【答え】5
(8) 60歳の男性。交通事故による右足部の開放骨折のため入院した。1週後に右足部の腫脹、熱感が出現し、右中足骨の骨髄炎と診断され、右足関節離断術が施行された。制作すべき義足はどれか。(60回午前8)
1.PTB式下腿義足
2.TSB式下腿義足
3.吸着式下腿義足
4.サイム義足
5.足根中足義足
【答え】4
(9) 32歳の男性。右上肢の筋力低下を訴えて受診し、理学療法が開始された。筋力を評価するために、右上肢を前方挙上して壁を押させた時の様子を図に示す。その結果、右肩甲骨の内側縁全体が胸郭から離れる現象が認められた。筋力低下が疑われる筋はどれか。(60回午前9)

1.棘下筋
2.肩甲下筋
3.広背筋
4.前鋸筋
5.大円筋
【答え】4
(10) 65歳の女性。右利き。突然の意識障害で急性期病院に搬送され、脳出血と診断された。左上下肢の運動麻痺、感覚障害は中等度。端座位では体幹が麻痺側に傾くが、理学療法士の修正に抵抗する事なく正中位に戻ることが可能である。常に非麻痺側を向いているが、麻痺側からの刺激にも反応する。食事や歯磨きは非麻痺側上肢で行うが、麻痺側の食べ残しや、磨き残しが多い。この患者に用いる検査で最も優先順位が高いのはどれか。(60回午前10)
1.WAB
2.WCST
3.線分抹消試験
4.道具を用いたパントマイム
5.SCP (Scale for Contraversive Pushing)
【答え】3
(11) Parkinson病患者30名に対してリズミカルな運動を導入した。導入1週後の歩行速度の変化について、統計処理を実施したところ、有意差 (p<0.05)を認めた。選択した統計処理で適切なのはどれか。(60回午前11)
1.Paired -t 検定
2.一元配置分散分析
3.Kruskal-Wallis検定
4.Mann-WhitneyのU検定
5.Wilcoxonの符号付き順位検定
【答え】1
(12) 70歳の女性。脳出血による右片麻痺。Brunnstrom法ステージ上肢IV、下肢IV。独居にて自宅で生活し、屋内は短下肢装具と杖を使用して歩行可能である。最近歩行時にふらつきを生じるなど転倒への不安が強まったことから、通所リハビリテーションを利用することとなった。通所時の転倒リスク評価で適切なのはどれか。(60回午前12)
1.TUG
2.NIHSS
3.UPDRS
4.modified Tardieu scale
5.Physiological cost index (PCI)
【答え】1
(13) 17歳の男子。2ヶ月前の体育の授業中に左膝の痛みに気付いたが、放置していた。最近は歩行時の痛みが出現したため病院を受診した。精査の結果、左大腿直筋の平滑筋肉腫と診断され、左大腿四頭筋の広範囲切除術が施行された。術後の左膝の可動域が屈曲120°、伸展-10°でMMTは屈曲4、伸展3であった。最も適切な補装具はどれか。(60回午前13)
1.車椅子
2.PTB式免荷装具
3.両側金属支柱付き膝装具
4.両側金属支柱付き短下肢装具
5.両側金属支柱付き長下肢装具
【答え】3
(14) 56歳の男性。伸張165cm、体重45kg。肺癌の外来化学療法の治療中であったが、1週前から息苦しさがあり、呼吸困難が増悪したため緊急入院した。精査の結果、両肺の癌性胸膜炎と診断され、胸部単純CTで両側胸水を認めた。意識は清明。心拍数 60/分、整。血圧 102/78 mmHg。呼吸数 20/分。SpO2 95% (room air)。痰の喀出量が多く、頻回に努力性の咳嗽が出現し、安静時でも呼吸困難を訴えている。理学療法の方針で適切なのはどれか。(60回午前14)
1.背臥位をとらせる
2.有酸素運動を行う
3,理学療法は中止する
4.ハフィングを指導する
5.口すぼめ呼吸を指導する
【答え】4
(15) 64歳の男性。バイク走行中に転倒し、救命救急センターへ搬入された。救急外来到着時の頚椎単純CTを別に示す。頚椎脱臼骨折と診断され、同日手術が施行された。術後、四肢麻痺と肛門周囲の感覚脱失を認め、Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類C6B1完全麻痺の頸髄損傷と診断された。目標として設定する動作で最も適切なのはどれか。(60回午前15)

1.起き上がり動作
2.屋内平地での車椅子駆動
3.電動車椅子を用いた移動
4.側方アプローチの移乗動作
5.床から車椅子への移乗動作
【答え】1
(16) 70歳の男性。COVID-19による肺炎で入院し、マスクで酸素10L/分を投与している。PaO2は背臥位では60mmHgであったのに対して、腹臥位では100mmHgに改善した。PaO2の改善に最も大きく影響した要因はどれか。(60回午前16)
1.肺拡散能
2.換気血流比
3.解剖学的死腔
4.肺動静脈奇形
5.吸入気酸素濃度
【答え】2
(17) 75歳の男性。右変形性股関節症で歩行時に疼痛の訴えがあった。歩行時床反力の垂直成分(両側)を図に示す。右大腿直筋が活動する期はどれか。(60回午前17)

1.①
2.②
3.③
4.④
5.⑤
【答え】1と5(不適切問題)
→設問が不明確で複数の選択肢が正解と考えられるため、複数の選択肢を正解として採点する。
(18) 55歳の男性。1ヶ月前に急性心筋梗塞で入院し、経皮的冠動脈形成術を受けた。退院後に在宅において実施する全身持久力運動で正しいのはどれか。(60回午前18)
1.運動頻度は週2回以内とする
2.1回10分以下の運動を勧める
3.Borg指数11〜13の運動を勧める
4.拡張期血圧120mmHgでは運動が可能である
5.運動強度は最高酸素摂取量の10〜20%で実施する
【答え】3
(19) 関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準 1995年)を図に示す。正しいのはどれか。(60回午前19)

【答え】4
(20) 75歳の女性。右大腿骨頚部骨折に対して人工骨頭置換術が施行され、入院中である。現在T字杖を用いて50m以上歩行可能で、階段昇降は4段まで可能である。その他のADLはすべて自立している。FIM運動項目の得点はどれか。(60回午前20)
1.83点
2.85点
3.87点
4.89点
5.91点
【答え】答えなし
→選択肢に正解がないため、採点対象から除外する。
(21) ノーマライゼーションで正しいのはどれか。(60回午前21)
1.医学的モデルに基づいた概念である
2.日本からはじまった社会理念である
3.障害者が自己決定権を有することである
4.福祉サービスを利用せずに生活することである
5.身体機能の改善によって生活正常化させることである
【答え】3
(22) 介護保険制度による福祉用具貸与で、要支援1の物が給付対象となる福祉用具はどれか。(60回午前22)
1.T字杖
2.ウォーカーケイン
3.車椅子
4.特殊寝台
5.移動用リフト
【答え】2
(23) ICFの分類で環境因子に含まれるのはどれか。(60回午前23)
1.移動
2.疾患
3.職業
4.制度
5.既往歴
【答え】4
(24)障害者自立支援法が障害者総合支援法になったことに伴い新たに支援対象として追加されたのはどれか。(60回午前24)
1.難病
2.身体障害
3.精神障害
4.知的障害
5.高次脳機能障害
【答え】1
(25) 6〜12歳におけるGMFCSレベルと動作能力の組み合わせで正しいのはどれか。(60回午前25)
1.I ーーー階段で手すり使用
2.II ーーー装具なしで歩行
3.III ーーー不整地の歩行
4.IV ーーー通常の椅子で座位保持
5.V ーーー四つ這い移動可能
【答え】2
(26) 我が国の65歳以上の高齢者における軽度認知障害 <MCI>の有病率で適切なのはどれか。(60回午前26)
1.5%
2.15%
3.35%
4.55%
5.75%
【答え】2
(27) スワンネック変形で過伸展となるのはどれか。(60回午前27)
1.遠位指節間関節
2.遠位橈尺関節
3.近位指節間関節
4.手根中手関節
5.中手指節間関節
【答え】3
(28) 基礎代謝で正しいのはどれか。(60回午前28)
1.体温上昇に伴い低くなる
2.慢性炎症では高くなる
3.除脂肪体重が少ないと高くなる
4.思春期以降は加齢とともに高くなる
5.同一年齢では男性のほうが女性より低い
【答え】2
(29) UPDRS <Unified Parkinson's Disease Rating Scale> Version 3.0の運動能力検査の項目はどれか。(60回午前29)
1.嚥下
2.固縮
3.転倒
4.寝返り
5.歩行中のすくみ
【答え】2
(30) Fugl-Meyerson Assessmentで正しいのはどれか。2つ選べ。(60回午前30)
1.評価は4段階で行う
2.満点は225点である
3.感覚は痛覚を評価する
4.評価項目は4つである
5.Brunnstrom法ステージと共通する評価項目がある
【答え】2と5
(31) Wee FIMで正しいのはどれか。(60回午前31)
1.できる活動を評価する
2.検査項目は15項目である
3.適応年齢は8歳以上である
4.介助の程度に応じて6段階で評価する
5.社会的交流として、遊びへの参加を評価する
【答え】5
(32) 認知症の中核症状はどれか。2つ選べ。(60回午前32)
1.失認
2.徘徊
3.妄想
4.抑うつ
5.見当識障害
【答え】1と5
(33) フレイルの判定要件はどれか。2つ選べ。(60回午前33)
1.骨密度の減少
2.柔軟性の低下
3.肺活量の低下
4.歩行速度の低下
5.身体活動量の減少
【答え】4と5
(34) Functional Reach Testで正しいのはどれか。(60回午前34)
1.歩行速度の簡易予測に用いる
2.リーチ時に踵を浮かせてよい
3.リーチ距離の水平成分を測定する
4.両上肢をそろえて前方にリーチさせる
5.SPPB (Short Physical Performance Battery)の一部である
【答え】3
(35) 酸素療法機器で正しいのはどれか。(60回午前35)
1.鼻カニュラは高流量系である
2.高流量系機器は加湿不要である
3.医療ガスの酸素ボンベは緑色である
4.ベンチュリマスクは低流量系である
5.在宅酸素療法では酸素濃縮器を用いる
【答え】5
(36) 口すぼめ呼吸の指導で正しいのはどれか。(60回午前36)
1.吸気を延長させる
2.呼吸数を増加させる
3.COPD患者に適応する
4.機能的残気量を増加させる
5.頬を膨らませるように指導する
【答え】3
(37) MRC sum scoreで評価できるのはどれか。(60回午前37)
1.ICU-AW
2.意識障害
3.嚥下障害
4.入院関連尿力低下 [HAD <Hospitalization Associated Disability>]
5.抑うつ
【答え】1
(38) 理学療法評価における社会的情報に該当しないのはどれか。(60回午前38)
1.趣味
2.職業
3.体重
4.配偶者の有無
5.家屋内の段差の有無
【答え】3
(39) 血液検査項目と疾患の組合せで正しいのはどれか。(60回午前39)
1.CK-MB:末梢動脈疾患 [PAD <peripheral artery disease>]
2.D-ダイマー:深部静脈血栓症 <DVT>
3.eGFR:慢性閉塞性肺疾患 <COPD>
4.NT-proBNP:間質性肺疾患 <ILD>
5.SP-D:慢性心不全 <CHF>
【答え】2
(40) 筋力増強運動で正しいのはどれか。(60回午前40)
1.高齢者では高負荷低頻度で実施するのが良い
2.運動の効果には対象者の運動経験は影響しない
3.等張性収縮には求心性収縮と遠心性収縮がある
4.筋力維持には最大筋力の40〜50%以上の負荷が必要である
5.等速性収縮の角速度高速域での運動は筋出力効果が増大する
【答え】3
(41) 前十字靱帯損傷で正しいのはどれか。2つ選べ。(60回午前41)
1.単独損傷が8割以上である
2.Lachman testが陽性となる
3.再建術は受傷後1年以降が推奨されている
4.受傷前レベルのスポーツ復帰率は9割以上である
5.ハムストリングスの収縮により損傷部位の緊張は低下する
【答え】2と5
(42) 日本で最初の理学療法士養成機関が開設された時期はどれか。(60回午前42)
1.1950年代
2.1960年代
3.1970年代
4.1980年代
5.1990年代
【答え】2
(43) 脊髄小脳変性症・多系統萎縮症ガイドライン2018に示されている集中リハビリテーションの転帰指標はどれか。(60回午前43)
1.SARA
2.筋力
3,咳嗽力
4.深部感覚
5.関節可動域
【答え】1
(44) 登はん性起立を示すのはどれか。(60回午前44)
1.筋強直性ジストロフィー
2.肢帯型筋ジストロフィー
3.先天型筋ジストロフィー
4.Duchenne型筋ジストロフィー
5.顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー
【答え】4
(45) 正常歩行周期で膝関節伸展モーメントが最も作用するのはどれか。(60回午前45)
1.初期接地
2.荷重応答期
3.立脚終期
4.前遊脚期
5.遊脚中期
【答え】2
(46) 錐体外路に含まれないのはどれか。(60回午前46)
1.黒質
2.視床下核
3.錐体交叉
4.線条体
5.淡蒼球
【答え】3
(47) 自律神経障害の症状はどれか。2つ選べ。(60回午前47)
1.振戦
2.複視
3.不整脈
4.血圧低下
5.視力低下
【答え】3と4
(48) 小脳梗塞でみられるのはどれか。2つ選べ。(60回午前48)
1.眼振
2.球麻痺
3.運動失調
4.同名半盲
5.遂行機能障害
【答え】1と3
(49) 無作為化比較試験で正しいのはどれか。(60回午前49)
1.観察研究である
2.交絡因子の影響を小さくできる
3.インフォームドコンセントは不要である
4.因子間の相互関係を調べることが目的である
5.診療録に記載してある過去の記録で調査できる
【答え】2
(50) 三次予防にあたるのはどれか。(60回午前50)
1.高血圧患者の薬物療法
2.高齢者の骨折予防指導
3.乳癌のマンモグラフィ検診
4.脳卒中患者の職場復帰支援
5.インフルエンザワクチンの接種
【答え】4
(51) 左大腿部中央部の横断面を図に示す。aの筋はどれか。(60回午前51)

1.薄筋
2.縫工筋
3.大内転筋
4.短内転筋
5.長内転筋
【答え】1
(52) 関節唇を有するのはどれか。2つ選べ。(60回午前52)
1.肩関節
2.肘関節
3.股関節
4.膝関節
5.足関節
【答え】1と3
(53) 運動神経線維のみの脳神経はどれか。(60回午前53)
1.動眼神経
2.三叉神経
3.顔面神経
4.舌咽神経
5.副神経
【答え】5
(54) 尺骨神経の支配を受けるのはどれか。(60回午前54)
1.長母指屈筋
2.母指内転筋
3.第1虫様筋
4.短母指外転筋
5.短母指屈筋浅頭
【答え】2
(55) 食道で正しいのはどれか。(60回午前55)
1.長さは約35cmである
2.甲状軟骨下縁から始まる
3.生理的狭窄部は4カ所ある
4.左主気管支により圧迫される
5.60%は横紋筋からなる
【答え】4
(56) 下垂体後葉から分泌されるホルモンはどれか。2つ選べ。(60回午前56)
1.グレリン
2.エストロゲン
3.オキシトシン
4.バゾプレシン
5.アルドステロン
【答え】3と4
(57) 視覚器で正しいのはどれか。(60回午前57)
1.杆体は色を感知する
2.網膜の黄斑には錐体が多い
3.角膜には神経は分布していない
4.網膜の中心窩は視野に盲点を生じる
5.硝子体は屈折率の変化により焦点距離を調節する
【答え】2
(58) 動脈とその触診部位の組合せで誤っているのはどれか。(60回午前58)1.内頚動脈 ー 鎖骨内側1/3
2.上腕動脈 ー 上腕二頭筋腱内側
3.橈骨動脈 ー 橈骨手根屈筋腱外側
4.大腿動脈 ー 上前腸骨棘と恥骨結合を結ぶ中点
5.足背動脈 ー 長母指伸筋腱外側
【答え】1
(59) 脊髄で運動神経の細胞体が主に存在する部位はどれか。(60回午前59)
1.後角
2.後索
3.前角
4.前索
5.側索
【答え】3
(60) 被殻の支配動脈を分枝するのはどれか。(60回午前60)
1.前大脳動脈
2.中大脳動脈
3.後大脳動脈
4.脳底動脈
5.椎骨動脈
【答え】2
(61) ATP産生に関わる細胞小器官はどれか。(60回午前61)
1.中心小体
2.Golgi装置
3.滑面小胞体
4.リボゾーム
5.ミトコンドリア
【答え】5
(62) タイプII筋線維と比較した場合のタイプI筋線維の特徴はどれか。(60回午前62)
1.発生張力が弱い
2.筋線維の径が太い
3.酸化酵素活性が低い
4.ミオグロビン量が少ない
5.ミトコンドリア密度が低い
【答え】1
(63) 自律神経で正しいのはどれか。(60回午前63)
1.節後線維は有髄線維である
2.随意的に内臓の機能を調節する
3.断続的に臓器へインパルスを発する
4.汗腺は交感神経と副交感神経の二重支配である
5.節前線維の末端からアセチルコリンが放出される
【答え】5
(64) 呼吸の調節機構で正しいのはどれか。(60回午前64)
1.呼吸中枢は視床下部にある
2.末梢の化学受容体は椎骨動脈にある
3.横隔膜や肋間筋は随意的に収縮できない
4.末梢の化学受容器は酸素分圧の上昇により興奮する
5.肺の伸展受容器の興奮は迷走神経を介して呼吸中枢に伝わる
【答え】5
(65) 心臓の刺激伝導系で正しいのはどれか。(60回午前65)
1.洞房結節は左心房にある
2.心筋細胞はK+の流入によって脱分極する
3.心電図のP波は心室の興奮に対応している
4.副交感神経が興奮すると心拍数は増加する
5.房室結節の興奮はHis束を経て心筋に伝わる
【答え】5
(66) 血球と機能の組合せで正しいのはどれか。(60回午前66)
1.単 球 ー 抗体産生
2.顆粒球 ー 酸素運搬
3.血小板 ー 止血
4.赤血球 ー 細胞性免疫
5.リンパ球 ー 細菌貪食
【答え】3
(67) 胆汁で正しいのはどれか。(60回午前67)
1.アルカリ性である
2.胆嚢で産生される
3.蛋白質を分解する
4.リパーゼが含まれる
5.主に大腸で再吸収される
【答え】1
(68) 月経で誤っているのはどれか。(60回午前68)
1.分泌期は10日間である
2.月経血は非凝固性である
3.月経期は黄体の退縮により生じる
4.エストロゲンは子宮内膜の再生に作用する
5.プロゲステロンは子宮内膜の分泌活動に作用する
【答え】1
(69) 運動単位で正しいのはどれか。2つ選べ。(60回午前69)
1.運動単位には求心性線維が含まれる
2.神経支配比が大きい程精密な動きができる
3.活動単位の大きな運動単位が先に活動を始める
4.同じ運動単位に属する筋線維は同期して興奮する
5.運動ニューロンとそれに支配される筋線維群を運動単位という
【答え】4と5
(70) 肺気量分画のうちの2つを用いて肺胞換気量を算出する場合、使用するのはどれか。2つ選べ。(60回午前70)
1.残気量
2.1回換気量
3.死腔換気量
4.予備吸気量
5.予備呼気量
【答え】2と3
(71) 頭頸部の屈曲と伸展の両方に作用する筋はどれか。(60回午前71)
1.前斜角筋
2.前頭直筋
3.頭板状筋
4.胸鎖乳突筋
5.脊柱起立筋
【答え】4
(72) 健常者の股関節で正しいのはどれか。2つ選べ。(60回午前72)
1.鞍関節である
2.頚体角は120〜130度である
3.恥骨大腿靱帯は伸展運動で緊張する
4.大腿骨の垂直軸に対する運動軸は約15度である
5.大腿骨頭の前方は寛骨臼に完全に被覆されている
【答え】2と3
(73) 立位姿勢が安定しているのはどれか。(60回午前73)
1.支持基底面が狭い
2.重心の位置が高い
3.重心線は膝関節中心の前方を通る
4.床と足底の接触面の摩擦抵抗が小さい
5.重心線の位置が支持基底面の中心から離れている
【答え】3
(74) 正常歩行で正しいのはどれか。(60回午前74)
1.立脚相の後半は抑制期である
2.重心は立脚中期で最も側方へ移動する
3.前額面において遊脚相の骨盤は上方傾斜する
4.歩行速度が速くなると遊脚相の比率は低下する
5.遊脚相で下肢が体幹の後方にある時期を減速期という
【答え】2
(75) 疾病発症の外因のうち、物理的要因はどれか。(60回午前75)
1.鉛
2.喫煙
3.紫外線
4.肺炎球菌
5.アルコール
【答え】3
(76) 急性炎症と比較した場合の慢性炎症の特徴はどれか。2つ選べ。(60回午前76)
1.血管の増殖
2.好中球の集積
3.組織の線維化
4.血漿タンパクの浸出
5.血管内皮細胞の損傷
【答え】1と3
(77) 良性腫瘍と比較した場合の悪性腫瘍の特徴はどれか。(60回午前77)
1.核分裂が少ない
2.出血は稀である
3.発育速度が遅い
4.細胞の異型性が強い
5.周囲との境界が明瞭である
【答え】4
(78) 正しい組合せはどれか。(60回午前78)
1.オペラント条件付け ー A.Beck
2.自動思考 ーーーーーー J. Kabat-Zinn
3.社会生活技能訓練 ーー R.Liberman
4.動機づけ ーーーーーー I.Pavlov
5.マインドフルネス ーー W.Miller
【答え】3
(79) 「明日朝9時に会議に出席する」と決めた。翌朝になると会議の予定が思い出せるのはどれか。(60回午前79)
1.意味記憶
2.作道記憶
3.展望記憶
4.手続き記憶
5.エピソード記憶
【答え】3
(80) Piagetの発達論で0〜2歳ころはどれか。(60回午前80)
1.感覚運動期
2.具体的操作期
3.形式的操作期
4.潜在期
5.前操作期
【答え】1
(81) 投影法の人格検査はどれか。(60回午前81)
1.MMPI
2.TAT
3.TEG
4.Y-G性格検査
5.内田クレベリン精神検査
【答え】2
(82) 取り組みが始まった時期の年代順で正しいのはどれか。
①国際障害者年、②ノーマライゼーション、③自立生活運動 (IL運動)
(60回午前82)
1.①→②→③
2.①→③→②
3.②→①→③
4.②→③→①
5.③→①→②
【答え】4
(83) 長期間の安静臥床で増加するのはどれか。(60回午前83)
1.骨密度
2.筋持久性
3.腸管蠕動運動
4.関節の結合組織
5.最大酸素摂取量
【答え】4
(84) 関節リウマチのSteinbrockerのステージIVの特徴はどれか。(60回午前84)
1.腱鞘炎
2.関節強直
3.骨粗鬆症
4.軟骨下骨の破壊
5.関節周囲の筋萎縮
【答え】2
(85) 加齢で低下するのはどれか。(60回午前85)
1.骨塩量
2.肺残気量
3.自己抗体形成
4.末梢血管抵抗
5.炎症性サイトカイン
【答え】1
(86) 末梢神経伝導検査が診断に有用なのはどれか。(60回午前86)
1.Parkinson病
2.手根管症候群
3.多系統萎縮症
4.筋ジストロフィー
5.閉塞性動脈硬化症
【答え】2
(87) 股関節屈曲拘縮を調べるのはどれか。(60回午前87)
1.Allisテスト
2.McMurrayテスト
3.Patricテスト
4.Simmondsテスト
5.Thomasテスト
【答え】5
(88) 胃全摘術後の悪性貧血に関与するのはどれか。(60回午前88)
1.ビタミンB1
2.ビタミンB2
3.ビタミンB12
4.ビタミンC
5.ビタミンD
【答え】3
(89) 肘離断性骨軟骨炎で誤っているのはどれか。(60回午前89)
1.10〜20代に多い
2.投球を伴うスポーツで多い
3.初期では保存療法が第一選択である
4.超音波画像は初期診断に有用である
5.学童期の野球選手の有病率は20〜30%である
【答え】5
(90) 肩関節周囲炎で正しいのはどれか。(60回午前90)
1.若年者で多い
2.予後不良である
3.感染性疾患である
4.結髪動作が困難になる
5.手術療法が優先される
【答え】4
(91) Parkinson病の治療薬はどれか。(60回午前91)
1.β遮断薬
2.L-ドーパ
3.インスリン
4.カルシウム拮抗薬
5.ペニシリン系抗菌剤
【答え】2
(92) Guillain-Barré症候群の初期症状はどれか。(60回午前92)
1.体重減少
2.激しい関節痛
3.突然の視覚喪失
4.皮膚の色素沈着
5.遠位優位の筋力低下
【答え】5
(93) 高齢者にみられる病態のうち、低栄養と関係が少ないのはどれか。(60回午前93)
1.褥瘡
2.貧血
3.サルコペニア
4.変形性膝関節症
5.大腿骨頚部骨折
【答え】4
(94) 成人の熱傷で正しいのはどれか。(60回午前94)
1.化学損傷には洗浄は避ける
2.重症熱傷では蛋白質の異化は低下する
3.受傷早期には創傷被覆材は使用しない
4.II度20%の熱傷には初期輸液が行われる
5.広範囲熱傷の壊死組織に対しては早期手術は行わない
【答え】4
(95) 高齢者の歩行の特徴で正しいのはどれか。(60回午前95)
1.歩隔の減少
2.歩幅の減少
3.歩行率の増加
4.遊脚期の延長
5.両脚支持期の短縮
【答え】2
(96) アルコール離脱症状の後遺症はどれか。(60回午前96)
1.Klein-Levin症候群
2.Korsakoff症候群
3.Lenox-Gastaut症候群
4.Rett症候群
5.悪性症候群
【答え】2
(97) 統合失調症の前駆期にみられるのはどれか。(60回午前97)
1.自生思考
2.滅裂思考
3.奇異な妄想
4.感情の平板化
5.緊張病症候群
【答え】1
(98) 複雑部分発作(焦点意識減損発作)を起こして自宅室内を徘徊しているてんかん患者に対して、まず行うのはどれか。(60回午前98)
1.救急搬送を要請する
2.室内に一人きりにする
3.周囲の危険物を取り除く
4.身体を押さえて保護する
5.タオルを噛ませる
【答え】3
(99) 自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害)児にみられる特徴はどれか。(60回午前99)
1.表情変化に乏しい
2.共感性が豊かである
3.図鑑を見るより物語を好む
4.想像力を必要とする遊びを好む
5.暗黙のルールの理解が良好である
【答え】1
(100) 注意欠如・多動症(注意欠如・多動性障害)に対する心理社会学的治療適切でないのはどれか。(60回午前100)
1.指示は1つずつ出す
2.視覚化した指示を出す
3.雑談しながら作業をさせる
4.軽微な症状が出ても許容する
5.好ましい行動をしたらすぐにほめる
【答え】3
Dr. Sixty_valleyの第61回理学療法士国家試験対策のポータルサイトページは以下です。
