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仮面を被って生きていく【創作大賞感想】

 Talesにて、「創作大賞2025」に応募しています。

 Talesで投稿を始めてから、幾つか作品を拝読し、勉強させて頂きました。推薦レビューも幾つか書かせて頂きましたが、よく考えてみると、Tales上の推薦レビューは、著者の方の作品に辿り着けないと、読んで頂けないと気付きました。
 そのため、推薦レビューとほぼ同じ簡潔な内容になりますが、note上でも、感想を書かせて頂ければと思います。
 なお、気ままに読ませて頂いているため、非定期・ランダムに作品の感想を綴らせて頂きます。

 今回は、百結様の「青い日、スクロールの途中。」を拝読しました。

 平凡な日々。憧れの先輩。恋人に会う姿。
それらを形作っているのは、本当に、"ありのまま"の自分の姿なのか……⁇

 恋人の浮気を疑い始めてから、ふとスマートフォンの画面をスクロールし、情報の渦に沈んでいく。
 情報社会となり、便利な世の中で、遊び目的から婚活目的まで幅広いマッチングアプリもできました。日々の生活が綴られるSNSが発達しました。すぐに連絡が取れるLINEが生まれました。
 同時に、スマートフォンの画面をスクロールしていく中で、平凡な日々が崩れ去るものを見つけてしまう世界にもなりました。

 恋にハッピーエンドが約束されている訳ではない。綺麗な恋ばかりではない。綺麗な恋ができるならば、画面をスクロールしながら情報の海に溺れずに済む。
 主人公の心の機微が繊細に描かれており、画面をスクロールする緊張感などの感情が溢れています。LINEのやり取りを読み、余りにもリアルな描写にのめり込みました。繊細な言葉たちが、ひとつひとつ光っているように、感じました。

 女性が堂々と身に纏える仮面は、"化粧"のように思えます。化粧ポーチの中には、女性たちの秘密が隠れている。化粧をする姿や化粧品の数々。
 主人公が仮面を身に付けていく様は、時に痛々しくも見え、何よりも、非常に現実的に思えました。同じような気持ちで、化粧品や美容品に向き合っている女性も多いのではないか、と思いました。

 迎えたエピローグ……主人公が立ち直り、新たな出会いに恵まれることを祈ります。

#創作大賞感想
#恋愛小説部門
#Tales

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