SF版ロミオとジュリエットと油断していた【創作大賞感想】
Talesにて、「創作大賞2025」に応募しています。
Talesで投稿を始めてから、幾つか作品を拝読し、勉強させて頂きました。推薦レビューも幾つか書かせて頂きましたが、よく考えてみると、Tales上の推薦レビューは、著者の方の作品に辿り着けないと、読んで頂けないと気付きました。
そのため、推薦レビューとほぼ同じ簡潔な内容になりますが、note上でも、感想を書かせて頂ければと思います。
なお、気ままに読ませて頂いているため、非定期・ランダムに作品の感想を綴らせて頂きます。
今回は、三千白様の「RØM3Ø & JUL13T」を拝読しました。
もはや物語の展開の説明は不要でしょう。全世界で有名なシェイクスピアの傑作ロミオとジュリエット。ロミオとジュリエットの世界の登場人物がアンドロイドとなって、現代に蘇りました。
ロミオとジュリエットの物語をどうやってアンドロイドの世界で展開していくんだ⁈
冒頭で驚きながら読み進めると、アンドロイドの非常に細かい設定に驚きました。会話や人間(アンドロイド)関係は、中世の世界観を保ったまま、描かれています。ところが、誰もが知る名場面を緻密な設定で本作はSFの作品として塗り替えています。
アンドロイドは、どうやって泣くの? 洗浄液が出てきました。
アンドロイドは、どうやって、剣で刺されて死ぬの? データサーバーが爆発し、バックアップができなくなり、修復不可能になりました。
アンドロイドは、どうやって、毒薬を飲んで死ぬの? 物理毒と電子ウィルスの特別な暗殺用カクテルが出てきました。
アンドロイドの設定が非常に細かく、どんな場面でも再現していきます。
アンドロイドがロミオとジュリエットの物語を展開する。面白い設定だけど、何故、アンドロイドなんだ⁈
冒頭から抱いていた疑問は、ロミオとジュリエットの終演後に明かされます。作者が提示した最大の謎の回答を得られる人物は、最後まで読んだ読者のみ。ラストを読み、背筋が凍りました。
ぜひ最後まで一読頂き、作者の試みに惑わされて下さい。
【三千白様のnote】
【三千白様のTales】
