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【ゲームレビュー】HD2D版ドラクエ1リメイクをクリア!率直なプレイの感想【HD2Dドラゴンクエスト1&2】

HD-2D版『ドラゴンクエストⅠ』プレイ感想

リメイク版『ドラゴンクエストⅠ』をクリアしたので、率直な感想を書く。
結論から言えば「よく出来てはいるけど、正直しんどい部分が多かった」というのが本音だ。


ドット絵と演出の制約

ドラクエⅢリメイクのときも感じたが、そもそも自分は「ドット絵」がそこまで好きではない。
懐かしさはあるものの、演出面での制約が大きく、テンポや臨場感の面ではどうしても限界を感じてしまう。
イベントシーンでもムービーもなくマップに棒立ちしたキャラがセリフを読み上げるだけ。
テキストオンリーならそれでもテンポが速いが、ボイスがついているのでテンポも悪い。
開発者の方もテストプレイで一周すればそのテンポの悪さはよくわかるはず。
まさか「自分たちはシナリオを把握しているから」と早送りやスキップでプレイしたのだろうか?

さらにドット絵とは関係ない箇所でもイベントシーンがとにかく間延びする。
カメラの切り替えやキャラの動作の「間」が妙に長く、テンポが悪い。
早送りすれば今度はテキストが一瞬で流れてしまい、読めない。早送りできずスキップオンリーの箇所もある。
結果、どちらを選んでもストレスが残る作りになっていた。


「作戦」AIのポンコツぶり

そして毎度おなじみの「作戦」も今回かなり酷い。
「ガンガンいこうぜ」にしても、通常攻撃一発で倒せる瀕死の雑魚相手に無駄にMPを浪費したり、
逆に妙に手加減してギリギリ敵が生き残ったりと、一切信頼できない。

この仕様はドラクエ3から一番改善されてほしかった部分だが、
今回も同じストレスを感じる羽目になった。


一人旅という縛りの難しさ

ドラクエⅠは一人旅なので、取れる戦術の幅が狭い。
敵の攻撃に対して大ダメージを食らってしまうとずっと回復に追われ、攻撃する暇がない。
だからこそ、事前の準備が全て。

たとえば物理攻撃主体の敵には「受け流し」がほぼ一強。
ダメージを無効化しつつ反撃でき、回復の手間も省ける。
一方で炎ブレス主体の敵なら、炎耐性を盛りに盛って「ダメージを無効化して戦う」のが定石になる。

つまり戦術の幅が狭く、結局どの戦闘も「敵の攻撃を知っているか」に集約される。
難易度は確かに高いが、「戦略性の高さ」ではなく「面倒さ」で構成されている印象が強い。

ドラクエⅢとの比較で見える「自由度の喪失」

一部では「今作の方がⅢより完成度が高い」と言われているが、
正直、自分はそうは思わなかった。

確かにⅢはバランスが壊れていたし、職業や転職システムもやや雑な面があった。
けれど、転職によってパーティを自由に組み替え、
「自分の考えた最強構成」を試せる楽しさが確かにあった。
もちろん、バランスの酷さ故に火力を期待して入れた武闘家がずっと足手まとい、といった残念な部分も存在したが、
Ⅲというゲームのそもそものポテンシャルが高く、粗削りだったが楽しめた部分もあった。

Ⅰリメイクではその自由度が完全に失われ、
ただの「一人旅RPG」としての厳しさだけが残った印象だ。
確かに、一人旅のターン制RPGとしては四苦八苦しながらいろんな工夫をして楽しませようと努力したのかもしれないが、
シンプルに仲間を増やした方が、よっぽどラクにもっと楽しいリメイクになっただろうことは想像にたやすい。


光る部分もあった

とはいえ、悪いところばかりではない。
序盤からいきなりフィールドを自由に歩ける設計は素晴らしい。
終盤に訪れるはずのエリアを、序盤から探索して装備やアイテムを集める――
そんな“寄り道の自由”は、このリメイクの良さだと感じた。

自分でルートを切り開くタイプのプレイヤーにとっては、
「地図を歩く楽しさ」や「裏道を探すワクワク感」はしっかり味わえるはず。


クリア後の印象と総評

プレイ時間はおよそ10時間。
オリジナル版と比べるとイベント量がかなり増えており、
ボリューム的にはちょうど良いくらいだった。
特にⅢとの繋がりを示すイベントが多数追加されており、Ⅲの続編として開発されたことが窺える。

ただし、その分、戦闘と演出テンポの遅さ、
そして高難易度による疲労感がずっしり残った。
一言でいえば「面白いけど、かなり体力を使う」。

このあとに控える『ドラクエⅡリメイク』を続けてプレイする気力は、
正直あまり残らなかったというのが本音だ。


まとめ

確かに、リメイクとしては丁寧な作りだ。
ターン制RPGで一人旅というなかなかの無茶振りを頑張ってまとめたことがよく分かる。
ドラクエ1を現代風にリファインしているのは間違いない。

だが、一本のゲームとして見ると、
テンポの悪さや戦略性の乏しさが目立ち、
「人に勧めたい作品」とは言いづらい。

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