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書籍『いまこそ、本物のサステナビリティ経営の話をしよう』を読んで


“サステナビリティへの逆風下、問われる本物のリーダーシップ”

2025年1月に第二次トランプ政権が誕生して以来、これまで世界的に拡がってきたサステナビリティの価値観は「政治的イデオロギー」として矮小化され、実利主義の名のもとに軽視される動きが見られるようになりました。
いくつかの企業は権力者の発言に迎合したり世論の変化に反応したりして、サステナビリティやDEIの姿勢を曖昧にしたり、方針転換を図ったりしています。
 
しかし、こんな時代だからこそ、価値観が混乱する中にあっても信じた道をゆくブレない強さを持つことが大事だと考えています。
 
弊社のサステナビリティ推進室長である石濱さんがぜひ読んで欲しいと、本書『いまこそ、本物のサステナビリティ経営の話をしよう』を貸してくれて読みました。そして、ぜひ私も親しい人や経営にかかわる多くの人に推薦したいと思いました。

トレンドにのってうわべだけでサステナビリティをうたうのではなく、自らのブレない信念に基づいて長期的な視野で未来に責任を持つことの大切さを学べる本です。
本書では、サステナビリティを事業戦略と統合し持続的な成長を実現している、先進的な企業の事例がたくさん紹介されています。


“先進企業の持続的成長戦略に見られる共通点”

①超長期的な時間軸
短期的な経済成果を求めて合理性を追求しすぎると長期的な生存確率をかえって下げることがあります。未来の成長や危機回避に向けて投資していく発想を持つとサステナビリティと事業戦略が繋がりだします。今年や来年の経済成果だけで考えると難しくても、30年かけて実現するような超長期視点のビジョンに向けて考えれば、思い切った挑戦や大事にすべき人たちの真のニーズに向き合おうとすることが必然に変わっていきます。短期的なゴールに向けたKPIだけでなく、超長期的なゴールに向けたKPIを組み合わせていくことが大事です。
 
②事業戦略との必然的関連性
今を懸命に生きた先に未来がひらけますし平均3~5年のスパンで今や近未来の事業環境や戦略を議論して中期計画を立てて頑張る企業が多いですが、そこに超長期視点のアクションを融合していくことが大切です。SDGs17項目を羅列してあれもこれもやっているということに意味はなく、大切にすべき人たちの為に何ができるのか、社会や地球環境全体に対して果たしていくべき役割は何なのかが自社のパーパスや事業内容に沿って考え抜き、自社がなぜそのサステナビリティアクションをするのか、そのアクションが本業に及ぼす影響は何なのかを明確にする必要があります。そうすることで社内外への説得力が増し、本業の持続的な競争優位に繋がっていきます。
 
③グローバルな視座
現代のサステナビリティ課題は、気候変動、資源枯渇、人権、移民、貧困など、多くが国境を越えて絡み合っています。日本ではサステナブルであることよりも価格の手ごろさを優先する人が多いのがまだまだ現状ですが、世界ではサステナブルな商品を購入する人が増えています。持続成長戦略上の必然として今後世界に出ていく企業は増えるので、国内の消費者の啓蒙を行いながら、原価が高くなったとしてもサステナブルな商品やサービスを提供できるよう変革していかなくてはいずれ生き残れなくなります。このようにグローバルな視座を持つことは倫理的責任にとどまらず成長戦略やリスク管理の観点からも不可欠です。国外からもどんどん学んで本物のサステナビリティ経営に向けて戦略思考を磨き上げる必要があります。


みんなで考え抜くWMHグループの持続的成長戦略

社員のエンゲージメントと成長、関わる人たちへの貢献と信頼。
これらこそがWMHの未来の成長を創ると信じております。

ビジネス環境の変化に合わせて事業戦略は迅速に変えていきますが、ブレることのない軸をより強くしていきます。今年は全社員で未来について考え、長期的なゴールとアクションプランを整理していく機会を予定しており、仲間と議論をしていくことをとても楽しみにしています。

販売・宣伝PR・店舗デザインなどの弊社が得意としているサービス群を活かしてサステナブルな消費行動の啓蒙に貢献したり、業界を支えるたくさんの人の働きがいを開発したり、全国拠点網を活かし各地域の商業を支えたり、海外展開戦略を活かしてグローバルに人と企業が行き来することを促進するなど、当社ならではの持続成長アクションにしていきたいと思っています。

WMHには社内に、そして社外にも素晴らしい仲間がいます。
全員がファッションのもつ人々の心を豊かにする力を信じています。
ともにファッション産業を盛り上げながら世界中の人たちを豊かにします。

持続的に成長していく100年企業を全員経営で創っていきます!

2026年全社員集会 大事な仲間たち


『いまこそ、本物のサステナビリティ経営の話をしよう』
 著者:山口 周 × 磯貝 友紀
 発行:株式会社 講談社

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