「こ〇される…」〜ブラック企業で体験した2度目の恐怖〜
◇背後からの衝撃
『ドンッ!』
突然、背中に衝撃が走った。
30代後半、いつも通り朝の出勤してるときの出来事だった。
会社の門まであと数メートルというところで、私は 後ろから誰かに突き飛ばされ、車道に飛び出した。
あまりに突然で、幸い車は来てなかったが、
もしタイミングが悪ければ轢かれていたと思うと、心臓がバクバクするほどの恐怖に襲われた。
「な、なにが起きた⁉」
とっさに振り向くと、小走りで去っていく一人の男の姿が目に入った。
「えっ……ボイラー担当のMさん? …なぜ⁉」
そう、Mさんに後ろから体当たりされたのだ。
しかし、まったく気配を感じなかった。
「いったいいつの間に?」
「なんで…?」
混乱する頭の中で、一つの出来事を思い出した。
それは2ヶ月ほど前に起きた 「蹴っ飛ばすぞ事件」 だった。
あの事件が、まさかこんな形でつながるなんて……。
◇闇に葬ろうとするB部長
Mさんは、少し離れた場所で立ち止まっていた。
そして、
ものすごい形相で私を睨みつけている。
血走った目。歯を食いしばり、鬼のような顔。
その表情を見た瞬間、 背筋が ゾクゾクッと凍りつく感覚 を覚えた。
「この人に…こ○される……。」
そう思ったのは、これで 二度目 だった。
このままでは危ない。 何か手を打たなければ、次はもっと危険なことが起こるかもしれない。
しかし、当時の私の上司に相談しても…
「へぇ、そうけ?」 と、完全に私の話を聞き流した。
その後も、まともに取り合わず、まるでどうでもいい事のように。
「まぁ、なんかあるんじゃない?」
そんな言葉で終わらされ、それ以上の話を聞こうとしなかった。
そう、この会社は 都合の悪い話しは、闇へと葬られる。
けど2回も、Mさんから命の危険を感じたのは異常だ!
このまま 泣き寝入り するのは危険だと判断し、
親会社から出向してきた C取締役 に相談することにした。
◇やっと動いた会社
C取締役は、私の話をじっくり聞いたうえで、
「分かった。」と、理解してくれた。
そして、Mさんの上司を通じて 指導 という形で動いてくれたのだ。
その後——
Mさんからの嫌がらせはピタリと止まった。
それどころか、私に対して 一切関わろうとしなくなり
そして静かに会社を去って行った。
この恐怖の体験は、
「誰かに相談する」ことで状況が変わった。
もし C取締役に相談していなかったら?
もし あのまま泣き寝入りしていたら?
想像しただけでもゾッとする。
◇泣き寝入りしないことの大切さ
この恐怖の体験で、私は 一つの教訓を得た。
✅ パワハラや嫌がらせを、一人で抱え込んではいけない。
✅ 「我慢すれば、そのうち収まる」なんてことは絶対にない。
✅ 泣き寝入りしたら、同じことが繰り返されるだけ。
✅ 必ず誰かに相談することで、助けを得られる可能性がある。
そして何より、
「行動することで、自分の未来を変えることができる」 ということを。
当時は パワハラホットライン なんてなかった。
でも、今の時代は 相談できる窓口 も SNSで発信する手段 もある。
もし、今 理不尽な職場環境 にいるなら——
「どうせ何を言っても無駄だ……」
「誰に相談しても変わらない……」
と 諦める前に、一歩踏み出してほしい。
それが 自分を守るための、大切な行動になるから。
◎今回の伏線となった事件はこちらです。
