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「環境を用意してあげたい」そのセリフが、やっぱり危険なのかもしれない。

「自分がこれからどのように生きていきたいか?」

そう聞かれたら、あなたはいくつ答えられるだろうか?

心の底から思っている事を、すぐに言語化できるだろうか?

私は今、この本に出てきた「T字型思考法」というモノを試しながらグルグルと自分の「これから」について考えている。

この思考法に取り組みながら、子供こそこういうプログラムが必要なのでは?という気がしてきた。


「環境を用意してあげたい」の裏


長男に小学校受験をさせようと考えた時、私が最も意識していたのが「環境」だった。

幼児教室のHPにも、「小学校受験をする理由」の1位は「我が子に合う学びの環境を用意してあげたいから」と言ったような事が書いてあった。

高校生や大学生のお子さんがいる当時の上司も、小学校で先生をしている友人も「子供は周りの友達によって勉強する・しないも変わる」と経験値から話をされていた。


決して「勉強漬け」になって欲しいワケではないけれど。

「電子ゲームを次々クリアする人がカッコイイ」という価値観の人に囲まれるのか?
「テストが100点の人がカッコイイ」という価値観の人に囲まれるのか?で違うような気がしていた。

更に当時は、「中学受験をさせたい」と思っていたので「周りが中学受験をする」という環境の方が良いと思っていた。

よく中学受験をする理由に出てくる「子供がやりたいと言ったから」と言う自発型の受験も、深堀していくと「友達が塾に行き始めたから」「友達と同じ学校へ進学したいから」だったりする。

そうやって周りの子に「刺激を受ける事」が良い事だと思っていた。

自分を見失う


でも、その「環境」は危険なモノなのかもしれない。

振り返れば私自身も、友達に影響されて特に興味もなかったのに習字を習い始めた事がある。
親にはとても申し訳ないが「友達と一緒にいたい」というだけの理由だったので、そこまで意欲的に取り組む事もなくいつの間にか辞めてしまった。

私の様に「週1の習い事」程度なら良いが、ついウッカリ「中学受験をする」という道を選択してしまい、小6になった頃には既に降りる事ができないゲームが始まっているかもしれない。

と言うのも「中学受験」なんて大きなテーマではなくても、時に子供は自分の本心がイマイチ分からなくても回りに合わせてしまう事が多々ある気がするのだ。


私が子供の頃は「1年生になったら、友達100人できるかな♪」という歌があちらこちらから聞こえてきた。

何度も何度も聞くうちに「友達は多い方が良いんだ」と無意識に感じるようになっていた。
それは周りの子供も先生や親すらそうだった気がする。

友達は多い方が良い。
1人より友達と遊んだほうが良い。
ご飯は皆で食べた方が良い。
クラスに仲良しの子がいない事は可哀想。

勉強はできた方が良い。
男の子は走るのが早い方がカッコイイ。
女の子は綺麗な字が書けた方が良い。

自分が小学生だった頃の事を思い返してみても、確実に「目指すべき生徒像」みたいな大人から植え付けられた価値観は存在していた。

そして子供同士でも「NO」とか「そう思わない」と否定的な発言をできない同調圧力も存在していた。

例えば私は「〇〇ちゃんって可愛いよね」と言う、クラスのボス的存在へのおべんちゃら(笑)がとても苦手だった。
心の中で「え?そうかな?」と思っても、その場で「私はそう思わない」とは言いにくかった。

でもそうやって「自分の声」を殺していると、いつの間にか自分の本心が分からなくなる。

そういう意味で「あまりにも多様性に欠けた環境」はとても危険な気がする。
それは子供のみならず、保護者同士にも確実に影響する。

親の観察力を試されている

では子供が1人でノートに向き合って「自分会議」ができるのか?
それはまだまだ難しいだろう。

それに、人・環境・モノゴトに出会う数が少なければ「コレが好き!」と言えるものがまだまだ見つからないかもしれない。

だからこそ色々な世界を見せたい。

だけど色々な世界を見せ、経験して、時には「習い事」として生活に組み込んだとしても、子供が興味を失っていたり「辞めたい」という声が聞こえてきた時には理由によっては潔く終わらせる事も大事だろう。


親はつい子供に対して色々な事を願ってしまう。

それは愛情がある故に、「良かれ」と思ってやってしまう事が多い。

だけど、「良かれ」の正解は変わってきているかもしれない。
「良かれ」に合わない子供なのかもしれない。

「こんな風に育ってほしい」という価値観の押し付けに気をつけよう。

子供の心がいつ動いているのか。
何をしている時、目の輝きが違うのか。
その壁は心の底から乗り越えたいと思える壁なのか?

そういう事を「親の願い」を抜きにして冷静に観察できる人でありたい。

自分と向き合いながら、そんな事を考えるワークだった。


<あとがき>
学校は勿論ですが、「住む場所」とか「学区」も強烈に作用する環境ですよね。住環境を選ぶ時に利便性、立地、間取り以外にも考慮しなければいけない事があったなんて…!
結婚した勢いでマンション買ったあの頃は知らなかった(笑)

**「昨日読んだ本」コーナー**



オンライン読書教育「ヨンデミー!」に、毎日「感想提出」をしている子供達が昨日読んだ本を紹介するコーナー。

<読み聞かせした本>

<長男>

<次男>

今日も有難うございました。


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