【心理系大学院対策】研究計画書を作成する際のポイントとは?
心理系大学院の入試を受ける際、研究計画書の提出を求められることがほとんどです。
多くの人にとって初めてとなる研究計画書。
作成するときは、志望校の指定フォーマットや字数制限を厳守しつつ、研究の論理的・客観的な構成を心がけることが求められます。
今回は研究計画書を作成するときの主なポイントをまとめてみました。
1. 研究テーマの設定を明確にする
研究計画書の基盤となるテーマを、自身の興味や社会的意義を考慮して決めましょう。
テーマは広すぎず狭すぎず、大学院レベルで実現可能な範囲に絞ることが重要です。
例えば、「大学生におけるメンタルヘルス支援の課題と改善策」といった具体的なものを選び、なぜそのテーマが重要かを背景から説明します。
アイデアが出ない場合は、研究ノートを作成して関連論文を読み、志望研究室の過去の研究を参考に独自性を加えると良いでしょう。
2. 先行研究のレビューを徹底する
関連する既存研究を調査し、自分の研究の位置づけを明確に示します。
単に論文を列挙するのではなく、「これまでの研究で解明された点」と「残された課題」を指摘し、自分の研究がどのように新規性を加えるかを述べましょう。
引用文献を適切に使い、客観性を保つことが鍵です。
心理系では臨床的なテーマの場合、倫理的側面(被験者保護など)を考慮した先行研究を選ぶと良いでしょう。
3. 研究目的と仮説を具体的に述べる
「何を明らかにしたいか」(リサーチ・クエスチョン)と「予想される結果」(仮説)を明確に記述します。
主観的な表現(例:「私はこう思う」)を避け、先行研究に基づいた論理的な説明に留めましょう。
目的は数行程度で、「〇〇を△△にするために■■を××する」といった形式でまとめると読みやすくなります。
4. 研究方法を詳細に記述する
データ収集方法(アンケート、インタビュー、実験など)、対象者、分析手法(統計解析、質的分析)を具体的に記します。
実現可能性を示すために、必要な手順や尺度を明記し、心理系特有の倫理的配慮(インフォームドコンセントなど)を加えるとなお良いでしょう。
5. 研究の意義と限界を明示する
研究の学術的・社会的貢献を述べ、期待される成果や将来の展望を記します。
また、潜在的な限界(サンプルサイズの制約など)を認め、どのように克服するかを触れると説得力が増します。
これにより、研究者の資質を示せるでしょう。
どんな研究にも限界があります。
完璧を目指すのではなく、現実的な指針を示すことが誠実さです。
6. 全体の構成と文章表現に注意する
基本構成は
1.「タイトル」
2.「問題と目的」
3.「方法」
4.「仮説」
5.「引用文献」
です。
一貫性を保ち、論理的につなげましょう。
制限字数(行数)内に収め、専門用語は適切に使い、誤字脱字を避けることが大切です。
必要に応じて予備校の添削や研究室訪問を活用してブラッシュアップするのも良いでしょう。
これらのポイントを守ることで、面接対策にもつながり、教授からの評価を得やすくなります(研究計画書は面接でも話題に上がります)。
初学者は専門書や予備校のテキストを参考にし、複数回の修正を繰り返してみてください。
志望校の過去の合格事例を調べるのもおすすめですよ。
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