バルドルの事と「狐の郵便」について


バルドル線画

こんにちは、嵯宮です。前回見ていただいた皆様、ありがとうございます。閲覧数も♡も予想以上だったのでちょっと驚いています。noteってすごい。♡のお礼絵、とりあえず過去のものを入れました。新しい絵はもう少しお待ちください。


履歴書作成の合間に絶賛ペン入れ中です。

前回「A4パネルの方にハガキサイズ3枚とミニサイズを描いていきます。」なんて書きましたが、無理でした(笑)印刷用の塗り足し3mmを計算に入れるのをすっかり忘れていましたね…

結果、バルドルはA5サイズのウォーターフォード紙に変更。多めに水張りしておいてよかったな、私。


展示会用のノンフレーム原画ですが、ポストカードも作ろうと思ってまして。北欧神話の男神のイラスト、6月までに8枚くらい制作する見込みなのでポストカードセットを作りsnsのフォロワーさんに日頃の感謝を込めて無料で配りたいと考えています。送料だけ負担していただく形になってしまうのですが、ポストカードセット貰っても良いよって方いますか?…居て欲しいな😅


さて、今回はバルドルです。

北欧神話を知らない方の為にバルドルのことを簡単に説明します。


バルドルは北欧神話の最高神オーディンの子で、美しく賢く優しい皆に愛される光の神様です。

そんなキラキラ優等生なバルドルがある日、自分が殺される夢を見ます。

それを知った母フリッグが世界中の生き物、植物、石、金属、毒、病…あらゆるものに「バルドルを傷つけない」と約束させるのですが、それを快く思わないロキが知略をめぐらし、バルドルを死に至らしめてしまいます。バルドルの魂は冥界に行きますが、冥界の主はロキとアングルボザの子であるヘルです。

ヘルはバルドルを哀れに思い、条件付きでバルドルが生き返れるチャンスを神々に与えますが、再びロキが神々を欺きバルドルが生き返らないままラグナロク(神々の運命)が訪れます。

これがスノッリのエッダに収録されている、ギュルヴィたぶらかしに書かれているバルドルのエピソードの要約です。

悲劇ですがラグナロク後に復活しますのでご安心を。


そしてここから私の創作の中でのその後の話を少々。

完璧に私の妄想です。

ラグナロク後に復活したバルドルは、ラグナロクを生き残るために巨人族と戦い続けたオーディンのやり方に疑問を持ち(遅すぎる反抗期?)、無駄な争いを減らすための情報交換、国から国への書簡の配達を始めます。後に郵便と呼ばれるシステムです。


実は別で描いていた漫画「狐の郵便」の主人公エルンストはバルドルの子孫という裏設定があります。

バルドルがどこかエルンストに似ているのはそういう事情です。

昔出版社に投稿した漫画、「クララとバルドル」に描いたバルドルは若様って感じですが、原典では妻子持ちだし、フレイと被りそうだし、と思って大人っぽくしたらエルンストに似ちゃったというのもあります。

「クララとバルドル」より。絵が古くて恥ずかしい…

そういえば「クララとバルドル」の原稿、担当さんに返しますか?と聞かれて、そちらで持っておいてくださいと返事したままになっていることを今思い出しました。かなり前の話だからもう処分されてるだろうけど。下書きを去年pixivで公開したら好評だったので、あの時原稿返して貰えば良かったですね、ごめんなさい🙏😣

話を戻しまして、「狐の郵便」のモデルにした南ドイツの昔の郵便(帝国郵便)は、元はイタリアのベルガモ出身だというタクシス家が運営していました。職員はイタリア語とドイツ語の混ざった独特な社内用語(?)を使っていたとか。
レーゲンスブルクのタクシス城、いつか行ってみたいです。
海外への取材旅行なんて到底無理な話ですが😭

「狐の郵便」より主人公エルンスト


前回少し書いたのですが、
「狐の郵便」は5月のイベントに向けて描こうとしたものの、
この作品だけスランプで全く描けなくなってしまった為
しばらくお休みをいただきます。
続きを楽しみにしてくださった方々、本当にすみません。

「狐の郵便」の新刊を出すために参加予定だった5月関西コミティアも
悩んでいる間に期限が過ぎてしまい申し込めませんでした。重ね重ねすみません…

エルンストの話は、出版社に投稿した「クララとバルドル」がきっかけで担当さんが付き、それからネーム持ち込みで作っていて落選してから、18世紀の郵便をテーマにした漫画を読んでもらうにはどうすれば良いのかずっと考えていました。
色々と方向性などはっきりしてきたし、ゲーテ回のラストまで構想ができているのですが、無理やり続きを描いても詰んでしまいます。背景や衣装や馬車の資料が圧倒的に足らないので困っているのが原因だろうとは思っているのですが。取材旅行か…(遠い目)

バルドルと郵便漫画についてまとめようとして全然まとまりませんでした、すみません。
私の中でバルドルは本格的に漫画家目指すきっかけになった大事な神様で、
エルンストもこの先共に郵便馬車で18世紀の幻想の旅を続けたいと思っている大事なキャラクターです。

ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
イラストの続き頑張ります。
次の記事ではフレイとヘイムダルについて書こうと思います。

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