達人でも落ちる時は落ちる! クレファン猛者たちが告白する「取得に苦労したカード」と、その敗北から学んだこと
「あんなに属性(年収や勤続年数)が良い人なら、どんなカードでも選び放題なんだろうな……」 SNSやブログで上位カードホルダーを見て、そう思ったことはありませんか?
しかし、現実は小説よりも奇なり。 今回ご紹介するスレッド【取得に苦労したカードはありますか?】では、現在はプラチナ・ブラックホルダーである達人たちが、過去の「黒歴史」や「片思い」を赤裸々に告白しています。
そこには、スペックだけでは語れない「クレジットカード審査の人間ドラマ」がありました。
1. 【スーパーホワイトの悲劇】30代後半、初めてのカード作り
スレッドでベストアンサーに選ばれたのは、意外にも「初めての1枚」に苦労したエピソードでした。
「35歳まで現金主義、免許証なし。初めて申し込んだセゾンカードで否決され、トラウマに」(回答者:mototeruさん)
【エピソード】 30代半ばまで本人確認書類(免許証)を持っていなかったmototeruさん。36歳で免許を取得し、某百貨店で勧誘されたセゾンカードに申し込むも否決。さらに奥様名義で申し込む際に「ご主人でも大丈夫」とお墨付きをもらって申し込むも、まさかの連続否決。 当時は「スーパーホワイト(信用情報が真っ白)」の状態。そこから「みずほView Suicaカード」で実績(クレヒス)を積み、現在は三井住友プラチナやJCBザ・クラスを持つまでに至りました。
【教訓】 どんな達人も、最初は「信用ゼロ」からのスタートです。最初の1枚を作る苦労は、後のステータスカード取得よりも大変なことがあるのです。
2. 【多重持ちの悩み】なぜか「あのカード」だけが作れない
高属性でプラチナカードを持っていても、審査に通らないカードがある。それが「相性」や「枚数制限」の壁です。
「関東の私鉄系は網羅したのに、東武カードだけが3年間半年ごとに否決」(回答者:xanadu24jpさん)
大阪在住で東京の私鉄系カードをコレクションしているものの、東武カードだけが「カードの持ちすぎ」を理由(推測)に発行されない事例。
「三井住友プラチナ持ちなのに、さくらカードや九州カードで落選」(回答者:super_blackさん)
「九州へ行ったことがないから?」とご本人は分析されていますが、同じVISAプラチナでも発行会社が変われば審査基準も変わるという好例です。
【教訓】 「カードの持ちすぎ(多重申込み・保有)」は、時に年収以上のマイナス要因になります。また、利用実績のない地域限定カードなどは、発行意図(商圏)に合わないと判断されることもあるようです。
3. 【力技と逆転手】信用は「お金」で買えることもある
実績を積むのが王道ですが、達人たちは「別の近道」も見つけ出していました。
「インビテーション条件が面倒で、イオン銀行に500万円積んでゴールド取得」(回答者:justoさん)
【エピソード】 イオンゴールドカードの取得条件(年間100万円利用など)をクリアするのが手間で、定期預金500万円という別ルートの条件を満たして取得。「お金で券面を買ったようなものです」という豪快な解決策。
「一般カードは落ちたけど、プレミアムカードなら受かった」(回答者:e_kunさん)
【エピソード】 楽天カード(平)の審査に落ちていたのに、年会費のかかる「楽天プレミアムカード」で申し込んだらあっさり合格。「ランクを上げて申し込む」という逆転の発想です。
【教訓】 コツコツ実績を積むのが苦手なら、「資産(預金)」を見せるか、「年会費(コスト)」を負担することで、審査の扉が開くことがあります。
4. 【復活の物語】「ブラック」からの帰還
若き日の過ちでカードを持てなくなった状態から、最高峰カードへと返り咲いた勇気ある告白もありました。
「20代の頃、支払遅延でJCB一般カードを強制退会(社内ブラック)。そこから数十年を経てJCBザ・クラスを取得」(回答者:slaveさん)
【エピソード】 一度「強制退会」になったカード会社は、二度と作れない(社内ブラック)と言われるのが通説です。しかし、slaveさんは他社で良好な実績を積み、ビクビクしながらJCB一般カードに再挑戦して可決。そこからコツコツと積み上げ、ついに招待制の「ザ・クラス」まで到達しました。
【教訓】 一度の失敗ですべてが終わるわけではありません。誠実な利用実績を何年も積み重ねれば、カード会社は再び信頼してくれる可能性があるのです。
5. 【盲点】AIも困惑? 審査落ちのまさかの原因
自分の属性が悪いわけではなく、単純なミスが原因のこともあります。
「MUFGカード連続否決の原因は、引き落とし口座のパスワードロックだった」(回答者:taku_sunさん)
【エピソード】 何度申し込んでも落ちる。半年空けても落ちる。悩んだ末に判明したのは、引き落としに設定した休眠口座にロックがかかっており、システム的に振替設定ができなかっただけというオチ。
【教訓】 審査落ち=信用不足とは限りません。入力ミスや口座の状態など、足元の確認も忘れずに。
6. 【執念の修行】1年半~26年越しの片思い
欲しいカードを手に入れるために、長い時間をかけて「信用」を勝ち取った事例です。
「26年前に否決。その後3回否決。今年ようやくアメックス可決!」(回答者:kazuji77さん) 四半世紀にわたる片思いが実った瞬間です。
「中国出張でJCBを切りまくって貢献アピール」(回答者:legolegoさん) JCBが中国市場拡大を狙っている時期に、あえて現地で使い倒すことで「御社の戦略に役立つ顧客です」と無言のアピールを行い、ザ・クラスを取得。
「まずは増枠申請でジャブを打つ」(質問者:kurobohさん、get1get1さん) いきなり上位カードへ切り替えるのではなく、まずは現在のカードで「増枠申請」を通し、信用力を確認してから切り替えるという堅実なテクニック。
まとめ:審査は「お見合い」に似ている
このスレッドを通じて見えてくるのは、「審査に絶対はない」という真実です。
年収が高くても、居住地や保有枚数で落とされることがある(xanadu24jpさんの事例)。 逆に、過去に失敗があっても、長い時間をかけて誠意を見せれば最高ランクまで上り詰められる(slaveさんの事例)。 もしあなたが今、憧れのカードの審査に落ちて落ち込んでいても、諦める必要はありません。
まずは身の丈に合ったカードで実績(クレヒス)を積む
半年~1年あけて再挑戦する(あるいはランクを上げてみる)
時には「縁がなかった」と割り切る潔さも持つ
達人たちも、みんなそうやって「苦労」して、今の財布の中身を作り上げているのですから。
※本記事はクレファン(crefan.jp)のQ&Aスレッド「【雑談】取得に苦労したカードはありますか?」を参考に構成しています。
