YoutubeとTwitterに脳を破壊されているかもしれない

Twitterを始めたのは中学3年だったから、使い始めてもう10年以上だ。いろいろアプリの仕様は変わったし、何回かアカウントを作り直したもした。結局昔から今まで相変わらず毎日TLを見てるし、まあまあの頻度で呟いている。アプリを開かない日はほとんどない。

Youtubeも、ヘタすりゃ小学生の頃からの付き合いだ。当時はガキらしく、ドナルドの音MADやら、ボカロ曲漁りやらのために、それはもう毎日飽きもせず検索窓に「ドナルド おもしろ」とか「初音ミク」とか入力して視聴していたものだ。今は……あれ?

えっと、そうだな……最近は、Youtubeを開くとき、何か具体的に見たい動画があるとか、そういう感じではない。とりあえず隙あらばYoutubeを漫然と開いてしまう。ラボのデスクでお昼を食べてるときとか、風呂に入ってるとき、寝る前、家事の最中とか。
自分から特定の動画を探しに行くことはない。"おすすめ"機能は本当に優秀で、僕の興味のありそうな動画を、驚くべき精度でサジェストしてくる。いちいち検索して調べる必要がない。

Twitterの利用スタイルも、これと同じ具合に変わった気がする。昔のTwitterのTLは時系列順だったから、ただ開いただけではどうでもいいツイートだらけだった。なので、自分から友だちや有名人のホームに飛んで、ツイートをチェックしたりとか、いいね欄を覗いたりしてた。
でも今はそんなことをする意味がない。ただアプリをワンタップすればいい。他のアクションはいらない。あっという間に、面白い”おすすめ”投稿が目白押しで表示される。
あまりに簡単にコンテンツが入手できるので、作業の手が止まったときとか、コーヒー淹れて飲んでるときとか、あらゆる隙間時間に、ついついTwitterアプリを開いてしまう具合である。

TwitterやYouTubeの運営開発チームは、広告収入を稼がないといけないことから、僕の人生の限られた時間を少しでも費やさせるためのプログラムを組んで奮闘しており、その結果が"おすすめ"サジェスト機能の発達に代表される、これらサービス全般に数年間で起こった変化だと理解している。
で、僕はいつの間に、まんまと彼らの計らいに乗せられた、アホのうちの一人である。

アホはアホなりに勘付くこともある。
これらに「脳を破壊されて」いるような感覚を、近頃、というかこの数年で持つようになった。なんとなくいつも疲れた感じがするし、やる気が昔よりなくなった気がする。あと、アイデアも前ほど闊達に出てこない。当然、老いと言う歳ではない。
それ本当にYoutubeとTwitterのせいなのかよ、と、言われるかもしれない。だが、自分の利用スタイルの変化を顧みた僕の独断と偏見の限り、これらが原因だと疑わざるを得ない。

今の僕の使い方は受動的過ぎる。「おすすめ」をノータイムで選び、漠然と享受するときの僕は、何も自分から働きかけてない。ほとんどアプリの言いなりだ。このときの自分には、果たして健康な人間らしい意志や意識が宿ってるのか、とても疑わしい。こっちからほとんど何もしてない、という点では、脳の報酬系をマッドサイエンティストに電極で刺激されて「あ~あ~♡」と喜んでるのと、大差ないんじゃないか?
まあ、しょせんはスマホで画面眺めてるだけだから、そこまでグロイ絵面ではないにせよ、形をマイルドにして実質同じことをされているような気がする。

あと、「暇さえあれば」アプリを開いてしまうというのも、まずい。
日々の余白を全部、YoutubeとTwitterから自動供給されるコンテンツで塗りつぶし、四六時中、脳の報酬系を刺激し続けてるのは、どう考えてもまずい。脳の側坐核らへんが、ドパミン過剰で壊れていくに違いない。

そして、もっとそもそも論になるが、風呂に入ってるときや、昼飯を食べてるときって、確かに「暇」だけど、だからと言ってその余白は何かで塗りつぶすべきじゃない気がする。
こういうときは、ぼーっと今日あったことを思い出したり、仕事のことを漫然と考えたりしてることが多い。そうする中で「今度あそこに旅行に行ってみたいな」とか、「今夜はあのゲームをしよう」、「そうだ来月は母の誕生日、何をしてあげようかな」「このアイデアを明日試してみよう」という類の思い付きが生まれる。軽い思い付きであっても、それで今夜や明日の予定が充実したり、仕事が捗ったりすることがある。"暇"という時間は大事だと思うし、闇雲に塗りつぶすことはいいこととは思えない。

一方僕は、隙あらばYoutube、Twitterを開くことで「暇」という余白を徹底的に黒塗りする日々を送ってるわけだ。それで脳にドパミンをいたずらにドバドバと出させている。こんなの良くないに決まってる。
僕が最近感じている意欲や頭の回転の低下が、百歩譲って違う何かが原因だったとしても、この利用スタイルは絶対良くない。脳が破壊されるに決まってる。やめなくてはいけない。

使うたびに金がかかるなら、少しは利用を節制しようという気にもなるのだろうけど、素晴らしいことにどちらも基本的に利用無料だ。やめるためのインセンティブが足りない。
しかし、こうやって、いかにYoutubeとTwitterが毒で、僕の脳を破壊しうるのかを文章にまとめたことで、さすがに危機感も芽生えた。多少は利用を控えるための動機付けになるだろう。

あー、疲れた。さて、スマホを手に取って、っと……(シュポッ

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