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MoonBeams、恋しく。

ジャズピアニスト、ビル・エバンスの傑作アルバムに「MoonBeams」(1962年)がある。

・ビル・エヴァンス: ピアノ
・チャック・イスラエルズ:ベース
・ポール・モチアン: ドラム

ジャケットから彷彿する神秘と美。
楽曲の全体構成は、静かなる動。
特に出だしの「Re: Person I Knew」は圧巻。

この曲では、エバンスの奏でるビアノ音が、
月の光となり、湖の水面も撫でる。
左右交互に、上下自在に、
ひらりひらりと、ゆったりと、
何度も揺らす。
真夜中の闇のなかで、
撫でるごとに光を放っている。

そのテンポが少しずつ加速。
そこにポール・モチアンのドラムが
加わる瞬間を聴き逃してはならない。
この乾いたドラムは胸の鼓動、
あたかも、心に火を着ける。
その刹那、チャックのベースを含めて、
ポールが「さあ、一緒に行こうぜ」
と誘っているのが、ありありと解る。

ここから湖面の波紋というより
水紋が、より大きな弧を広げ、
曲が大きく展開される。
そして、きらりひらり、
余韻だけを残し、惜しまれて終曲。

YOKOHAMAも梅雨入り、
このトリオのMoonBeamsが恋しくなる。
この時期だからこそ
聴きたくなる64年前の演奏。
珠玉の一枚。

今日もお読みくださり
ありがとうございました。
梅雨には梅雨ならではの
楽しみかたを見つけたいですね。
良い一日を!
弥七

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