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お墓マイラー

お墓に興味が凄くある。

小学生の時から「死」を意識して来たからか⁉️

お墓に関する本も読むし、有名人のお墓にも「足を棒にして」お参りする。

「手塚治虫」「向田邦子」「三船敏郎」「黒澤明」「木下惠介」「小津安二郎」「深作欣二」。

手塚治虫のお墓・左手に漫画の石碑
漫画の石碑

今まで参ったお墓、或いは参る寸前まで行ったお墓。

黒澤明のお墓(インターネットより)

参る寸前まで行ったのは、「黒澤明」のお墓。

「黒澤明」のお墓は鎌倉のあるお寺にある。

寺の事務所で訊くと、「親族以外参拝禁止」だと言う。

「世界の黒澤明監督のお墓」には「インバウンド」の増加に伴い、「外国人観光客」が殺到。

お墓の周りの民家からの苦情が相次ぎ、「参拝禁止」となったと、説明を受けた。

お寺を出て、外の塀沿いを歩いていると、偶然墓地に出た。

墓地の入口には、「親族以外参拝厳禁」と看板に書いてあったが、「もしかしたら、黒澤明の墓があるのではという誘惑」に負け、忍び足でお墓に入って行った。

すると、黒い大理石に「黒澤家之墓」というのが見えて、お参りして、写真の一枚でも撮ろうと考えた瞬間、先ほどの「坊さん」が背後から全力ダッシュで走って来て、大声で怒鳴った。

「君は何してる‼️こんな輩がいるから、近隣の住民が非常に迷惑して、苦情が殺到するんだ‼️君は何を考えてる‼️僕の説明した事が分からないのか‼️直ちに出ていけ‼️」

こんな凄まじい剣幕で怒る人に出会ったのは生まれて初めてだった。その怒り方は「女のヒステリー」そのものだった。

「黒澤明」のお墓の周りには「侵入者監視の為のカメラ」が設置されていたのである。

対照的だったのが、北鎌倉の円覚寺にある「木下惠介」と「小津安二郎」のお墓。

行った時は「未公開」だったが、この寺には大女優「田中絹代」のお墓もある。

お寺の入口で、「木下惠介」と「小津安二郎」のお墓の場所を訊くと親切に教えてくれた。

今夏と同じ、昨年の超暑い夏の日の話。

暑さで、「スマホ」が上手く機能しない。

墓地の入口には「親族以外参拝禁止」の看板とロープ。

それを知らんぷりして乗り越えて・・・

小津安二郎のお墓・「無」と書かれているのが小津らしい

迷いに迷って、「小津安二郎」のお墓は見つけ出した。

こちらも大理石で出来た立派なお墓。

小津監督、お酒が好きだったのか、ワンカップの日本酒ほか、お供物がたくさんある。

やはり、世界にその名を轟かせている小津安二郎だけの事はある。

僕がこの墓地に来るのは2回目。

しかし、木下惠介監督のお墓が見当たらない。

「木下家之墓」という墓石は二つあるのだが。

確か、小津安二郎のお墓の斜め向かいだったはずだが。

これでは無いか、という墓石の前でググってみた。

墓石の後ろに立つ「卒塔婆」に「戒名」が書いてあり、そのうちの一つに「恵」という漢字があったから。

つまり、Googleで「木下惠介監督の戒名」を調べていたのである。

失礼にも、本人のお墓かも知れない墓石の前に座り込んで、身体中が汗だくになりながら。

その時、救世主が現れた。

くだんの入口で親切にしてくれたおばあちゃんである。

「木下惠介と小津安二郎のお墓の場所はお分かりになりましたか❓」

僕が事情を伝えると、「僕がしゃがんでいる前の墓石が木下惠介が眠っているお墓」だと親切に教えて下さった。

木下惠介のお墓
小津安二郎に比べて、質素だった

僕はおばあちゃんに謝辞を述べ、木下惠介監督のお墓を仰ぎ見て、手を合わせ、写真を撮った。

脚本家・向田邦子のお墓のお墓は「多摩霊園」にある。

「霊園の事務所」で、その場所を訊いても、「向田邦子」の事を担当者が知らない。

なんとか、場所を記した地図をもらい、タクシーで近くまで乗り付けた。

この日も炎天下の暑い夏の日のだった。

「ローソン」で買った「一輪の赤い花」と「水桶」を持ち、もらった地図の墓地の一画を探す。

墓地で作業していた若い作業員のお兄ちゃんにも「向田邦子之墓」の場所を知らないか?と訊くが、「向田邦子」自体が何者かを知らない。

時が経つのは怖いものだ。

やっと見つけた「向田邦子之お墓」。

向田邦子のお墓
向田邦子のお墓の自筆の石碑

とても綺麗なお墓で、墓石の横には「直筆の石碑」が建っていて、オシャレだ。

早速、花を手向け、墓石を水でゴシゴシ洗う。

そして、手を合わせて・・・

あの素晴らしい脚本やエッセイ、小説を書いた向田邦子さんがここに眠っているんだなぁーと、一人想像して、笑みを浮かべる僕。

「三船敏郎」と「深作欣二」は小田急線沿いの同じ霊園に眠っているのだが、その霊園が広大過ぎて、探し回るのに数時間かかった。

三船敏郎のお墓
深作欣二のお墓

この霊園は中央にある寺が運営するレストランの建物横に「有名人が眠るお墓の地図」が貼り出してあり、それをスマホで撮影して、お墓を探し当てた。

事ほど左様に、「お墓マイラー」は楽しいし、いろんな事を考えさせてくれる。

皆さんも一度お試しください。

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