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顔に出るのは、年齢ではなく人生

20歳の顔は自然に与えられたもの、
30歳の顔は生活が形づくるもの。
50歳の顔は、あなたが手に入れるもの。

by ココ・シャネル


若い頃の私は“美容論”だと思っていた。
けれど、五十路を過ぎた今ならわかる。


どんな顔で笑うようになったか。
どんなことで傷つき、どんなふうに立ち直ってきたか。
何を諦めて、何をまだ諦めずにいるのか。

そういう“生き方の癖”みたいなものが、少しずつ顔に滲んでくる年齢なのだと思う。

若い頃は、綺麗になることは「足すこと」だった。
高価な化粧品、流行の服、誰かに羨ましがられる肩書き。


でも今は違う。
無理をしている顔。
我慢ばかりしている顔。
誰かと比べ続けて疲れている顔。

そういうものは、真っ先に表情に出る。


逆に、自分を大切にしている人はわかる。
ちゃんと眠って、ちゃんと笑って、好きなものを好きと言えている人の顔は、年齢とは別のところで美しい。

50代って、若さではもう勝負できない。
でもその代わり、“どんなふうに歳を重ねてきたか”が、そのまま魅力になる年代なのかもしれない。


だから、こう思う。

美容って肌管理だけじゃない。

機嫌よく生きること。
好きなものにときめくこと。
自分で自分を雑に扱わないこと。

その積み重ねが、50代の顔を作っていくのだと。

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