『私が見た金正恩 北朝鮮亡命外交官の手記』を読む。小泉氏の訪朝時の対応
リ・イルギュ氏によれば、北朝鮮で出世するためには、金(賄賂)が必要だ。
党員でなければ海外派遣はほとんど不可能である。(中略)私は入党を実現するため、多額の資金をつぎ込んだ。北朝鮮では、お金さえあれば入党も海外派遣も可能だった。
だが、苦労をして外交官になっても、彼らが仕える最高権力者は、まるで子どものようにふるまう。2002年と2004年に、小泉首相は北朝鮮を訪問した。2回目の訪問時の金正日の指示について、リ・イルギュ氏はこう書いている。
小泉首相が一回目の訪朝時に締結した合意をきちんと履行できなかったことを深刻に捉えた金正日は、小泉首相との会談に入る前に、関係者に対して「会談の前には水も置いてはならない」と指示したという。関係者が外交慣例などを考慮し、「将軍様、それでも将軍様の前には水を置かなけれればならないのではないですか」と慎重に進言した。すると、金正日は「いいや、私は会談前に飲み干すから、何も出さないでくれ」と答えたという。
その時、周りの人は金正日氏にどう言えば、彼の機嫌をそこねないですむか悩んだことだろう。外務省のサイトの写真を見ると、実際、コップは無いように見える。

だいぶ前にこんなことを書いた。
石破氏の両手握手は、相手に「媚びている」とみなされても仕方がない。
だが、今の首相の目を覆いたくなる「追従」「すりより」と比べたら、この二人の行為は可愛いものだと思えてくる。
※noteの新機能で、英語が自動的に生成されるようになったので、これまで末尾に付けていた英訳を省略します。
