京都・真如堂の名宝@三井記念美術館と友達との時間(備忘録)
⭐︎美術館のレビューというよりは、私の土曜日の記録。
三井記念美術館
昨日は三井記念美術館に行った。




ここで見た近江八景という
小さな作品もすごかった
今なら単眼鏡があるから
もう一度見に行きたい
並河靖之氏の作品🔗
三井記念美術館は、建物自体も素敵で空間が無闇に明るくなく落ち着いており好きな美術館。
最近写真不可だが前はOKだったので、展示室を撮った写真は、この備忘録にあるのでご参考に。
京都・真如堂の名宝
今開催しているのは、
京都・真如堂の名宝(8/30まで)


京都の古刹、真正極楽寺(真如堂)は、比叡山の戒算上人が、一条天皇の母・東三条院藤原詮子の御願により、比叡山の常行堂にあった阿弥陀如来を、永観2年(984)に女院の離宮へ移したことに始まります。本展では、真如堂に伝わる仏教美術の数々と、同寺が創建された10世紀の造仏界に注目し、比叡山と都で制作された仏像を展示します。さらに同寺が三井家の菩提寺であることから、三井家に関わる作品をご紹介します。
真如堂は、紅葉を見に行ったり何回か訪れている場所だが三井家との関係については無意識だった。
展覧会概要
・真如堂
京都・洛東にある天台宗の古刹。
創建は平安時代。
戒算上人が比叡山常行堂の阿弥陀如来像を東三条院の離宮に遷した。
本尊は比叡山から移された阿弥陀如来立像。
・展覧会は、真如堂伝来の仏像・絵画・経典など貴重な文化財を集め、その歴史と信仰を紹介。
・法輪院・喜運院に伝わる鎌倉時代の阿弥陀如来立像をはじめ、多くの作品が寺外初公開。
・創建期(10世紀後半〜11世紀初頭)に比叡山や都で制作された仏像群に注目。
・三井家の菩提寺であった縁から、三井家ゆかりの肖像・絵画も展示。
一言で言えば、
真如堂の歴史・信仰・美術を多角的に紹介する、寺外初公開作品を多く含む貴重な展覧会。
参考:出品目録🔗
阿弥陀如来像
まず復習した。
すぐ忘れてしまう💦
* 如来(にょらい):悟りを開いた仏(最高位)
* 菩薩(ぼさつ):人々を救いながら悟りを目指す存在
* 明王(みょうおう):怒りの姿で悪を退け、人々を導く存在
* 天(てん/天部):仏法を守る守護神
覚え方としては、
「悟る(如来)→救う(菩薩)→叱って導く(明王)→守る(天)」
阿弥陀如来は、すべての人を極楽浄土に導く如来。
いろんな阿弥陀如来を見た。
国宝
『法華経(運慶願経)』
とても美しい文字が並び、
状態も良く、さすが国宝だと思った。
一行書くごとに3回拝みながら書いたというから膨大な時間がかかっていそう。
文字が安定して、揺るぎなく、
静かな心持ちで書かれたのかなと想像してしまう。
書かれている紙も綺麗な状態を保っている。
現存するのは七巻(巻第二〜八)のうち六巻を真如堂が所蔵しており、今回は、巻第三・第五・第七が公開されている。
八巻は個人蔵!
これを所有するお方はどんな方なのか気になってしまった。
友人たちと『写経しにいきたいね。』
と話した。
そもそも、真如堂は応仁の乱や火災で何回も消失しているから、その中で本尊の阿弥陀如来像やこの国宝の法華経は命懸けで守られてきたことが分かる。
国宝に指定されている『法華経(運慶願経)』 は、治承4年(1180年)の南都焼討で焼失した東大寺の再興を願い、仏師・運慶が発願して1183年に書写されたものです。この経巻の軸木(巻物の芯)には、焼失した東大寺の焼け残りの木材が使われているという由緒があり、寺宝として特別に大切に守り継がれてきたことで現在まで残っています。
感想
仏像と時代の流れ
いろんな仏像を見て思ったのは、
「これが平安時代から残っている」
ことの感動。
千年近く前の人が実際に拝んでいたものが今ここにある。
「昔の人にとって仏像って何だったんだろう。」
さらに、
「その人たちはどんな気持ちで見ていたんだろう。」
と仏像そのものよりも、当時の人と仏像の関係が気になってしまった。
経験の点が繋がる
知識が「暗記」ではなく「体験」として繋がることが嬉しかった。
大日如来と胎蔵界と金剛界ってあったな(過去の展覧会の記憶)
とか、
滋賀県の石山寺が出てきて、
あ、紫式部が源氏物語を思いついた所だ
とか、
釈迦三尊を見て、両脇の普賢菩薩と文殊菩薩が、白い象に乗ってるのが普賢菩薩だから、獅子に乗ってる方が文殊菩薩だな
とか。
「前に見てきたものとつながった。」
という感覚が多かった展覧会だった。
それぞれが実際に見てきた経験同士が結び付くこういうのが嬉しくなる。
頭の中で体験が線になる感覚がいい。
地蔵菩薩の宝珠
一体、穏やかな静かな佇まいの地蔵菩薩があった。
左手の宝珠が欲しいなと不謹慎なことを考える。
「宝珠(ほうじゅ)」は、願いを叶え、あらゆる功徳を授けるといわれる神秘的な宝の珠だが、願いを叶えてくれるっていうところが魔法の珠みたい。
真如堂縁起
安倍晴明が急死した時に、不動明王が冥界の閻魔大王に直談判して、命を救った場面が描かれている。
安倍晴明は不動明王を厚く信仰していたと言うがこういう話が後世に伝わっていることがまた面白い。
この絵巻物は、絵もとても美しい。
そして、昔の文字が読めたらもっと楽しいのに、と毎回思う。まだそこまでは辿り着けていない。
午後のランチ他
今回の展覧会は、友達と3人でまわった。
感想を話したり、見たものから話しが展開したりして、それはそれで楽しかった。
(この後写真多め)
ランチはイタリアン
お昼は友達が近くで探してくれた。


パプリカのペーストも甘み以外の酸味や塩気みたいなものがあり美味しい
一杯目のスパークリングを撮り忘れた。

これも濃縮したお魚の旨み以外に
柑橘なのかハーブなのか爽やかさもあって味に奥行きを感じる。

2020年のネッビオーロだったと思う。
美味しかった。



友達は、それぞれミートソースと
しらすのオイルソース

これは固かった!
火の通し過ぎ?
先日のオザミのポークに軍配あり


桜鯛だったと思う
付け合わせはネギとアンチョビにプラム


このあと、ひとりは歯医者で離脱。
ハルキスト
ランチの時、読書の話に。
ここで長年の友達がハルキストだったことを知り驚く。
もう1人の友達も『知らなかった〜』と言っていた。
その友達は中国の歴史とかも読むから、亡きSが本を貸したりしていたから本の話はしていたのに。
村上春樹を好きだとは。
しかもその子と全く結びつかない。
へー!
だった!!
私は、『ねじまき鳥クロニクル』挫折。
『田崎つくるの〜』はざーっと読むも記憶に残らない&やっぱり無理だと思った記憶。
『ノルウェーの森』挫折。
『羊を〜』は知らなかったから借りてはみるが多分無理な予感。
村上春樹がどう、よりも、
友達がハルキストというか好きだとは青天の霹靂だった!
私はその友達の感性が好きだし、俄然今一度村上春樹に興味が湧いてしまった。(無理な気はするけど)
ちなみに、他には小説について話す。
湊かなえは一同苦手。
あと、私が私らしいと言われたのは、
小説が苦手なのは、
読んだ後面白くなかったら、
(面白かったとしてもかもだが)
で?
と思うと言ったら、
『Snowらしい〜。
Snowが、で?って思うの分かる。』
とハルキストの友達が言ってくれて、
共感しなくても良くて、
私がそう思うのが分かると言ってくれたことがなんだか嬉しい。
で?の正体
これは、
その体験を通して、何が残った?
なんだと思う。
小説を読み終わった瞬間に無意識にチェックしているのは、
私の見方は変わった?
人間について新しい発見はあった?
何か見えた?
この作品だから得られたものは何?
ここが空白だと、
「で?」
になる。
小説の是非ではなく、
あくまで私と小説との関係なのだ。
昨日は、この関係の解像度が上がったなと思った。
私は、何かを作り手に求めているわけではなく(作り手には作り手の自由がある)、
興味があれば対象に接続するような感覚で見に行く。
その結果、どう感じるか?
なんだと思う。
だから、接続して受信するものがなかったからといって、接続対象がダメなわけでもない。
日本橋から京橋に移動。
日差しがまだ暑く、風が強い午後。
アーティゾン美術館のカフェ
予約をしておいた。


前に友達が飲んで美味しそうだったアイスカフェ・オ・レに。

冷房が効いてるから冷えた。
友達はホット。
時計のメンテナンス
ようやく予約の日が来た。

今真ん中と右が止まってしまった


私はシャンパーニュを
今回、物価高でオーバーホールが必要な場合5万円くらいするかなと思っていたら、甘かった。
提示されたのは73,500円!
1番いいApple Watch買えそう?
もはや長年のメンテナンス費用は、時計の本体価格を超えている。
🤔
とりあえず、この時計はまだ使いたいから払うし、真ん中のミニベニュワールも使いたいから払うけれど、
もはやこれはただの時計じゃないと思ってしまった。
買った時の思い出や、使ってきた自分の時間の積み重ねに対価を払っているのだと思う。
ただ価格に終わりが無いのがタマに傷。
旅行に一回行けそうだと思った。
ミニベニュワールの方はまだお店に行っていないから幾らかは分からない。
iPhoneに加えて時計のメンテナンス費用も数年に一度の経費として計上しておかなきゃ。
今度の週末はやっと♨️。
今から楽しみだ。
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