ポール・スミスを買うのに流れた思考の記録
少し前にポール・スミスのTシャツを買った。
noteに下書きしてそのままだった。
うたた寝していて、友達の電話で起こされ、寝られなくなったから書き上げて投稿することにする。
ポール・スミスの服を買おう
そもそも、きっかけは、
これを見に行くのに、
ポール・スミスの服を着ていこうと思ったから。
今までポール・スミスの小物類は若い男性が持っているイメージ→若者向けなイメージがあり、自分の服で買ってみようと思うきっかけがなかった。
英国ブランドが好きだが、着たことはなかった。
これは、ただポール・スミスを買うのにいろいろ流れた思考の記録。
クラシックであり、タイムレス
クラシックであること、タイムレスであること
ファッションブランドの運営において重要視していることは何でしょう?
商業性とファッション性とのバランスです。構成で言えば80%は実用性を意識し、20%はファッションショーなど、華やかなシーンを意識しています。多くはとてもベーシックなものです。
ポール・スミスのこの考えは、嫌いじゃない。
私は定番、ベーシックが好きで時々遊ぶくらいが程よい。
デイヴィッド・ホックニー
鮮やかなカラーリングや遊び心のあるプリント、そして今回のポール・スミスとピカソの企画展と画像を見る度に、同じ英国人のデイヴィッド・ホックニーを思い出した。
色違いとか鮮やかさが彼を思い出す。似てる感じがしたのだ。
気になって調べたら、ポール・
スミスは長年デイヴィッド・ホックニーと親しい友人で、影響を受けていることが分かった。
ポール・スミスが若手デザイナー時代、経済的に苦しかった時期に無理をして購入したアート作品が、まだ無名時代のホックニーのプリント作品でした。これをきっかけにポールはアート収集に目覚め、彼のデザインの根幹となる色彩感覚やインスピレーションをホックニーの作品から大きく得ています。
すごく分かる。納得できる。
私の中で繋がった。
それが嬉しい。スッキリした。
そもそも私は最近までデイヴィッドホックニーを知らなかった。
近代アートにこの数年前まで辿り着いていなかったから。
過去記事を見ても、きっかけがよく分からない。
ただ、2023年の私が興味を持って、あまり見ない近代アートに踏み入れるきっかけを作ってくれた人のひとりだ。
つまり、私はポール・スミスからデイヴィッド・ホックニーを感じたのだ。
そのことで、やはり
何を見るか
何を感じるか
って
何を食べるかと同じくらい大事なんだ。
食べ物が身体を作るとしたら、
見たもの感じたものは内側を作るんだと思った。
ポール・スミスの色使いや世界観からデイヴィッド・ホックニーを思い出したのはまさにそれなんだと思う。
同じ英国人だからなのかな?
と思いながら検索したらやはり2人には交流があったんだ。
そして。
ポール・スミスから、
デイヴィッドホックニー思い出したが、逆は起きなかった。
これはやっぱり、影響を受けたのはポール・スミスの側だからなんだと思う。
英国人て面白い。
穏やかで静かで自然愛好家で、
なのにこんなポップな表現者が出る。
これも気になり調べた。
「アンダーステイトメント(控えめ)」の反動
Googleで、
“英国人の静かで穏やかな国民性なのにポップやパンクや、そういうのが出るのはなぜ?“みたいに聞いたと思う。
それすらうまく言語化できなかった。
検索結果は以下の通り。
この「穏やかで伝統的なのに、突如としてポップな異才が現れる」という二面性は、単なる偶然ではなく、イギリスの歴史・社会構造・地理的要因に深く根ざした明確な文化的根拠があります。その由来と根拠は、大きく分けて4つの要素から説明されます。
(中略)
結論としてイギリス人のポップな異才ぶりは、「ガチガチの堅い伝統や抑制された日常(ブレーキ)」があるからこそ、「内なる反骨精神やユーモア(アクセル)」を踏み込んだときに、世界を驚かせるほどのギャップ(ポップさ)として弾け飛ぶ、という文化の構造から来ています。
控えめの反動は2つ目に挙げられて、
抑圧が生む爆発力: 日常生活において、本音を直接言わずユーモアや皮肉(ウィット)に包むことがマナーとされる社会です。この「普段は感情を出さない」という強い社会的抑圧があるからこそ、アート、音楽、ファッションという表現の場に回った瞬間に、溜まったエネルギーが鮮やかな色彩や過激なデザインとなって爆発します。
なるほど。
ヴィヴィアン・ウエストウッド(核心にあるコンセプトは、「伝統への反逆」と「エレガンスとパンクの融合」』もそういう背景もあって生まれたのね。
エレガンスとパンクの融合!
少し興味が湧いたから今度見てみようかな。
ポール・スミスの服を選ぶのにどんどん思考が流れてしまった。
“クラシック“の意味するもの
買ったのは無難なネイビーのボタニカル系のTシャツ。
美術館に行くのに、私なりのささやかな遊びだから。
無難なもの、他の日にも使えるもの、を選んだ。
半袖のワンピースが欲しかったが色や柄が似合うものがなかったから諦めた。
美術館の日は、ちょっとおしゃれなイタリアンだから小物コーデとかで綺麗めにできなかったら諦めて普通のワンピースにするかもしれない。
「クラシック」が意味するものは昔と今では異なっています。現代では、白や黒のTシャツも「クラシック」だと言えます。
と、いいますと?
つまり、着やすいということ。人から注目を集めるためのものでも、何か過激なものでもありません。「クラシック」とは、たとえば、均衡の取れたプロポーションや心地よいフィット感を意味しているのです。(ポール・スミス)
クラシックの概念も時代と共に少しずつ変わっていくのかもしれない。
この展覧会に行くのは8月。
まだ先だけれど楽しみにしている。
そして、そろそろ母のお迎えの支度をしようと思う。
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