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なつかしい日本の情景 川合玉堂@山種美術館


山種美術館

川合玉堂を見てきた。

いつも通り、JR恵比寿駅西口から
歩いて向かう

道すがら

昨日は曇り空。
気温はひんやりとして、歩くのにちょうどいい気候だった。

ヒルガオ
プライムスクエア
緑も鮮やか
到着

山種美術館内

今回は左の企画展
右側の前売券も買って帰った
あとで寄ろうと友達と話す
加山又造 千羽鶴

この下の階段から地下の展示室へ。

企画展

冒頭、フライヤーにも使われている田植えの風景が目に入る。

川合玉堂《早乙女》山種美術館

https://www.yamatane-museum.jp/exhibitions/2026/gyokudo.html
より転載

田んぼに腰をかがめて田植えをする乙女5人。
戦時中とは思えない静かな暮らしが見えた。

川合玉堂(1873〜1957)は、明治から昭和にかけて活躍した日本画家。14歳で京都の望月玉泉に師事したのち、17歳で幸野楳嶺のもとで四条派を学んだ。 その後23歳で上京し、狩野派の橋本雅邦の門に入る。 三人の師から学んだ流派を自らのなかで融合させ、独自の画境を開いていった画家だ。50代で奥多摩の御嶽に居を移し、晩年まで山村の自然や人々の暮らしを描き続けた。

https://www.artkaitori.com/column/kawai-gyokudo-souba/


1940(昭和15)年には文化勲章を受章している。

奥多摩の御嵩駅に玉堂美術館があり、好きなのでこの数年では2回ほど訪れている。

こちらは唯一撮影OKだった作品。

川合玉堂《紅白梅》玉堂美術館

山種美術館の展示室はこのようになっている。

https://www.yamatane-museum.jp/

左手にある小さな第2展示室には、猿や猫、熊などの動物の作品もあった。

猿は玉堂が好んで描いたモティーフである。きっかけとなったのは 1890(明治 23)年の
デビュー作(春渓群猿図))であった。制作に際し、子猿を飼って日々写生をしたという。
また、子猿を独りで寝かすのが可哀そうで、毎夜抱いて寝たと自身がのちに語っている。
晩年の作になる本作品では、蔓にぶら下がる3匹の猿を描き、仕草や毛の質感など巧みに表現している。

山種美術館の解説より

子猿を飼って一緒に寝るとは驚いた。子猿が可哀想という気持ちが川合玉堂の心優しさを表しているなぁと思った。

今朝裏山に声をきくやがて熊の甘貫ばかりなるを購家のうらに運び来たれり此附近に熊の出たること古来未曾有のことなりと人々語れり
此日偶余が七十四年の誕生日にあたる即写して記念とす
昭和廿一年十一月廿四日 偶庵

山種美術館の解説

74歳の誕生日に家の裏に熊が出て、その仕留められた熊を写生して記念にするというのもなかなかすごい。

あとは、先日東京国立近代美術館で見た《行く春》の下図を見られたのもいい。

《行く春》川合玉堂
東京国立近代美術館
2026/4/12 撮影

下図は、船の部分が後から別の紙で上から貼られているのも興味深い。
なぜ貼ったのか?
下はどうなっていたのか気になる。

ちなみに美術館の解説を一部抜粋。

完成画では散りゆく桜を主役とする叙情的な光景が展開するが、本下図ではまだ花の存在感が薄く、舟水車の配置に腐心していたことが修正跡からうかがえる。1915(大正4)年には大画面制作が可能な画室が完成し、屏風の大作を次々に手がけており、本下図からも大作に臨む王堂の意気込みが垣間見える

山種美術館解説から抜粋


なんとなく各美術館の企画は連動しているみたいと思うことが多い。
この春に、東京国立近代美術館で《行く春》を見た人がここに来たら下図が見られるなんて嬉しい。

他にもいろいろ好きな作品があったが、写真は撮れないので備忘録としてはこのくらいで。
別途メモはしたものの、画像がないと読む人には、?が多くなると思う。

静けさについて

帰宅しながら、川合玉堂の風景について、東山魁夷と”何か”違うので、考えていた。

どちらも静かなんだけれど、種類が違う。(私の感覚)

魁夷の静けさは、温度が低く、作品そのものがなんとなく“止まっている静けさ”
人があまり存在していないから、温度が低い。

私には東山魁夷の世界の風景、街並みや窓は、本当にとても静かに感じる。ゆったりとした大きな時は流れていつつも、動きがあまり感じられない。
だから空間がそのまま静止しているように感じられる。
そして、あまり人の気配を感じない。

ただ、それは冷たさではない。
人の気配・温度を抑えることで、風景や描かれたものの静けさが際立っているだけであり、背後には普通の世界は存在している。

玉堂の静けさは、
動きや生活がある中で、それが遠景化して静かになる静けさ。

同じ「静か」でも、そんな違いを感じた。

モチーフも、
東山魁夷は湖のテーマも多い。
川合玉堂は、川。つまり流れている。
(湖も湖畔に家などがあって、人を感じるから少し温度を感じる。)

でも、川合玉堂の静けさは、
動いているのに、うるさくない。
生きているのに、静けさを壊していない。
川合玉堂の絵に小さく配置される人や、家、鵜飼の鵜などが、静けさに少し温度を与える(でも静けさを壊さない)のだなと思った。

カフェ

美術館内のカフェでは、この練り切りを注文。

美味しかった
色合いも絵を思い出させる雰囲気
《田植え歌》


この左手の窓の外の植え込みには、テイカカズラがたくさん咲いていた。

以下はおまけ。

午後

この日は、恵比寿から銀座、日本橋まで散策。

お昼は穴子
銀座四丁目交差点
鳩居堂で毎回悩むハンコ見本
住所が定ったら作りたいが
デザインも多く悩み中
2階へ上がる階段途中の上部の壁
鳩居堂を出た後
交差点の信号待ちで、
一人の外国の方が
赤信号なのに
写真撮影
みんな轢かれないか
ヒヤヒヤしていた
(迷惑ですよ・・・・)
伊東屋
混んでいて
今回はスルー

明治屋に寄りながら日本橋へ。
途中紫陽花がとても綺麗に咲き始めていた。

京橋界隈
都内にもこんなに緑豊かな紫陽花があることが嬉しい
日本橋の丸善に到着
こちらを見て
赤ワインとおつまみ
ワインはチリ産
やっぱり🇫🇷のが好き

地元にて

毎年見かける白い紫陽花がもうたくさん咲いている。

ここのお家は、この時期の白っぽい紫陽花と
秋の菊が楽しみ
ここのお宅は
カシワバアジサイ
まだ咲き始め
同級生の家
シモツケ
山でもよく見た

途中の家にもテイカカズラがあり、バラのアーチの家はすっかりバラを整理してしまっていた。

ほんの1週間ちょっとで、季節がどんどん進む。

明日は28度予想らしい。
気温差に注意して過ごそう。


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