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おしりを即日手術された話。

私は痔主である。という話はしたか?してないか?忘れたが、まぁまぁ年季の入った痔主なのだ。日常生活に支障は無い。

きっかけは妊娠だった。多くの妊婦さんが出産でいきみすぎて肛門がブロッコリー状態になる脱肛を体験する。そこから内核痔が調子こいてたまに排便時に「よお!」と顔を出す。それを引っ込める。また顔を出す→引っ込める→以下略。
そして痔核が形成されていき痔主は誕生する。

調査によると3人に1人が痔を持っているとのこと。そこの貴女も貴方もきっと痔主だろうが、別に言わなくていい。
同志よ。私には分かってる。

私は40代で排便の度に便器が真っ赤になるほど出血し、出血多量による極度の貧血になり、ヘモグロビン7.5を叩き出し、大腸がんを疑われたのに、痔でした。という結末で、紹介状の返事を紹介元のクリニックに渡すのがとても恥ずかしかった。穴があったら入りたかった。

紹介先の大きな病院でジオン注射(痔を注射で直腸の内側に縫い付けて小さくする手術)をした。今では日帰り手術でできるポピュラーな痔の治療法だ。10日ほどトイレの度に痛さのあまり「…んくっっ」と悶絶した。

とまぁ、ここで言うことでもないが痔とは長い付き合いなのだ。
あの手術から10数年、いつのまにか自然には収まらなくなってきて、また痔主(仮)をやらせていただいている。普段はとてもおとなしいから自分が痔主であることを忘れている。

2週間前。私はお風呂で肛門の6時の方向にコリッとした異物を発見した。ん?なに?
痛くはない。でもちょっと硬いんだよなぁ。
いつからあった?
痛くないし、まぁ様子を見てみよう。

1週間前。あれ?ちょっと当たる気がする?
大きくなってる?
でも痛くはない。早く引っ込まないかなー。

5日前。ちょっと気になるからおしりのクリニック予約しようかな。
念のため。お薬もらえるだろう。とネットから予約。あれ?来週しか予約できないな。ま、来週でもいっか。

本日、公休日。さて、天気もいいしどっかいこかな?
あれれ?なんだがコリッとした奴が腫れてる?そんなに痛くはないけど、少し痛い。ヤバくない?と本能が言ってる。予約を今日に変えてもらう?  

そしてダメ元でクリニックに電話すると午前診の最後で飛び込みで診察オッケーとのこと。電車でクリニックへ。

先生は肛門鏡とエコーで診察してくれた。
たぶん肛門鏡を突っ込まれたのは人生で5回目くらいだ。婦人科でもエコーされるからなんてことない。前か、後ろか、の違いだけだ。

先生は「肛門周囲膿瘍ですね。局所麻酔をして膿を出しますので待合室でお待ちください」

え?今日?いまから?
肛門に局所麻酔とは?膿?
肛門に局所麻酔?マッハでネット検索する。
どのコメントも「痛い」と書いてある。

午前の診察がほぼ終わって、再び診察室に入り、手術の同意書を書く。私は処置室に呼ばれる。手術用のお尻がパックリ見える紙のショートパンツに履き替え、手術台で四角いクッションを抱えて四つん這いのような格好になると看護師さんが「ちょっとごめんなさいね、おしりが見えるようにテープ貼りますね」と粘着力強めのテーピングをおしりの穴を広げてベッドの手すりに貼っていく。

おお、なんというプレイ。

私は四つん這いでおしりの穴が見えるように4カ所くらいテーピングされた。まぁ、別に恥ずかしくはない。羞恥心はすでに無い。
おしりも股も、もうどうとでもしてくれ。

そして局所麻酔。
痛い!!
5か所くらい打たれて「いだいぃぃ…」と5回うなった。

時計のように全方位に打つのか?
あと何回打つのかなーと涙目になっていたら
「ハイ、終わりました」と先生の声。
私が局所麻酔と思っていた中に切開が含まれていたみたいだ。

「え?終わり?終わったんですか?…速っ」

「やはりドロっと膿が出ました。これは一時的なもので心配はないと思います」

心配ない、とは痔瘻(じろう)になる心配は無いということだと思う。
痔瘻はこういう肛門周囲膿傷を繰り返すといつの間にか肛門にもうひとつの道ができてしまうことだ。あな恐ろしや。

というわけで痛みはほぼ無いが、本日はカーブスを休んだ。3日間はシャワーのみ。

出された抗生物質が副鼻腔炎のときと同じレボフロキサシンだった。

イヤな予感がする。また膣カンジタになるかもよ…。いいや、高確率でなる。

おしりの不安が解消されてもまだ別の下半身の不具合は続いている。

はてさて。続くかもしれないし、続かないかもしれない。

こんなことがあったのに私はシレッと仕事に行きいつもの重労働をしている。

横では若い子があっちが痛いこっちが痛いとブツブツ言っているが、私は昨日肛門に注射を打たれて磔にされたんだよ。と遠い目になった。

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