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20251205「音叉の楽譜」

空っぽの音を聞きながら
振動する奥底からの騒めき
既に到達しつつ
未だ帰らない同じ道たち
眼差しを放ちつつ
意味だったり感情だったり
誰もが抱えている
差異の発露
段階的に開放し或いは閉じつつ
その隙間から渡る賛同と拒否
震えて見えないことだとしても
薄々感じている発露の吐露
吐き出す透明さを確かめて
共振の遠近を奏でては
演奏会は既に開催されている

演者の動作に釣られ
同調する身体の何処か
其処に居て
何処にも居ないかもしれないのに
一瞬でも止まらず
動き続ける微動の発信
目配せをして又返って来る
瞳の中で反対側のわたしたちを見つめ
小さなわたしを反射し
戻って来るわたしたちの伝令
動かざる証拠を破り
最果てまで行っても構わない
できる所まで駒を進め
ひび割れるまで繋いで行こう
修復の眠りでまた明日を繋ぐ

心音の灯火を焚き
次から次へと移動して
忘れた影を引っ提げて
仄かな灯りで照らして行こう
僅かばかりの連盟だが
精鋭ばかりの行動者
或いは道化て翻し
若しくは煌めく炎の使者
未だ見ぬ音叉の楽譜
奏でる鼓動の楽隊連
一本釣りか底引きか
得られる釣果を
星たちが眼差し
煌めく微光を放っては
各々の姿を現すのだろう

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