Photo by
masakoimal
虫食いの五感
コロナの影響で味覚と嗅覚が吹き飛んでしまい、文字通り味気ない生活を送るにあたり、ではそれ以外の五感が冴えわたっているかというとそういうわけでもなく。
自分の感覚が虫食いだらけで、普段当たり前にあるものが一つ二つ欠けただけで生活の中の彩みたいなものが途端に色あせて感じられます。
それと同時に、以前の生活を「彩り豊かなもの」としてとらえている自分を発見したことで、つくづく人間は現状に満足できない、欲張りな生き物なのだと思うに至るのでした。
味覚がないため、物を食べると触感だけがダイレクトに脳に訴えかけてきます。
嗅覚がないことで、匂いのない不思議な世界を生きていて、普段よりも危機に対して鈍感な自分に気づきます。
わたしは運動感覚、つまりはボディイメージの磨き方しか知らないので、感覚が欠けている間にボディイメージを研ぎ澄ませることで何かイメージの変化があったり感覚を呼び戻す手掛かりになったりしないかを研究してみています。
今のところ大きな変化はありませんが…
感覚同士が手をつないで、自分という枠組みが強くなり、その状態で世界とつながる再経験をしていくのが目下の楽しみです。
不安はありますが、仕事も失わなかったし五体満足ではある!
絶望ではないのでちょっとでも楽しく過ごしていきたいと思います。
