11/20開催レポート<セッション>「話してみよう、防災のリアル」~あなたの地域や団体の防災の困りごとをみんなで考える!~ <その1>
第3木曜日に、地域課題や、課題だと思う種を持ち寄り、課題解決へ向けた連携が生まれる場として開催しているセッション。
今回のテーマは「話してみよう、防災のリアル」~あなたの地域や団体の防災の困りごとをみんなで考える!~
防災の取組を進めていく中での皆さんの困りごとを共有し、解決するアイデアを参加者と共に考える場を開きました!今回は、貴重な時間を2回に分けてご紹介いたします。
今回は、下記の2団体から情報提供いただきました。
① シティタワーあすとレジデンシャル町内会
(過去のキーパーソンレポート https://note.com/socialhub/n/n9f23ef3ca80c)
②働き世代の女子防災プロジェクト
(https://morino-college.jp/stakeholder/page/59)
ゲストスピーカー ① 相澤寛人さん (シティタワーあすとレジデンシャル町内会運営)

■私たちの町内会について
仙台市太白区あすと長町にあるマンション一棟の町内会を運営しています。
2019年7月新築で入居を開始したマンションで、2023年5月に町内会を設立しました。マンションの世帯数391世帯、町内会加入371世帯、加入率95%!
※仙台市の公式見解の「明確な非加入の意思表示をした方以外は、加入の意思があるものとみなす」に基づき、当マンションへの居住をもって会員世帯と見なしています。
周りにも400世帯ほどのマンションが並ぶ開発エリアにあります。マンションには現役世代が多く暮らしています、
町内会の特徴
町内会費無料
個人情報は取得しない
町内会の加入・非加入で区別しない
行政だよりは全戸配布
電子お知らせを活用(公式LINEアカウント)
財源は助成金などを利用しています。
この町内会が目指すのは、時代や地域の特性に合わせた「ゆる~くつながるコミュニティ」です。いわば、縄文時代の”情報コミュニティ”にも通じるような、自然で柔らかなつながりを大切にしています。
■最近の取組
2025年10月18日にあすと長町中央公園で、ながまちマチキチ/株式会社フクダ・アンド・パートナーズ/仙台市南部拠点地域おこし協力隊/名取天文台/せんだい・みやぎソーシャルハブ事務局とも協力して「アーバンキャンプあすと長町 ~楽しく防災アウトドア~」という、アウトドアで防災を楽しみながら体感でき、エリアの特性を考慮したゆるやかな地域交流ができるイベントを開催しました。
マンションの建物は免震構造で防災備蓄品も揃っているので、ハード面はしっかりしており、必ずしも建物からの避難が必要とは想定していません。
そのため、危機感が生まれにくく、住民それぞれの防災意識を高めるために、楽しさを起点にしようとこのイベントを行いました。
また、マンションに住んでいると住民間の交流は少ないですが、ゆるやかな連帯感や安心感がいざというときには重要だと思い、地域交流ができる場をつくりました。
■アーバンキャンプあすと長町で行ったこと
防災備蓄品に触れてみようとリストを配り、ブルーシートを使って自力でテントを張ることをしました。事前に公式のLINEアカウントにYouTubeでテントを張る方法を示した動画を共有し、各自が自力でテントを設営できるようにしました。有事の際は誰も助けてくれない状況もあるでしょうし、自力で乗り越えるしかないため、自衛力を養う目的でこのようにしました。実際にテントを張ると秘密基地のようで子どもたちは居心地が良さそうでした。


また、レンガを使ってピザ窯を作り、ピザを焼きました。
ピザ窯に使ったレンガには、当日参加した子どもたちがマジックで思い思いの絵を描いてくれました。
近くに「仙台長町未来共創センター」というオフィスビルがあり、そこは仙台市の帰宅困難者収容施設でもあるため、今回、そのビルを運営する株式会社フクダ・アンド・パートナーズの協賛により、防災備蓄品の中で賞味期限が近い防災食を、実際に味わってみるという取り組みも行いました。
帰宅困難者の収容施設のため、地域の防災拠点としてつくられた施設ではありませんが、事業主には「地域とつながりたい」という想いがあり、その想いが今回の防災食試食の実現につながりました。


夜は天体観測や焚き火を企画しました。
残念ながら当日は雲が多く、天体観測はできませんでしたが、その代わりにミニプラネタリウムのワークショップを屋内で開催しました。
焚き火は、区と消防の許可を取って公園で行い、夜は町内会の加入者だけでなく、地域住民の方にもフリーで参加できるようにし、焚き火を見ながらゆったりお話しして、地域交流ができるようにしました。


この公園で焚き火を行ったのは私たちが最初でしたが、今回実績ができたことで、地域で子どもたちに遊び場づくりをしている団体もこの公園で焚き火をするイベントができるようになり、地域の活動の幅が広がりました。
また、仙台長町未来共創センターと地域活動を行う参加者が防災活動でつながる事例も生まれました。地域の様々な団体の協力で今回のイベントを作り上げた結果、このように、住民の防災意識を育むだけでなく、地域のハブとしての役割も担うことができました。
■実践から見えたこれから
災害時にマンションにいても避難所と同等の災害情報を入手可能な体制を構築したいと考えています。
また、子ども達も参加しゲーム感覚で体験できる防災訓練やイベントを実施するとともに、マンション内の防災備蓄品を実際に使ってみるイベントなども企画していきたいです。
今回のイベントでも、防災備蓄品の中にある非常用発電機(カセットボンベ式)を使ってみたところ、使用するにはエンジンオイルが必要だということが初めて分かりました。エンジンオイルがなかったのでその場で買いに走り、やっと発電機が使用できました。
後日、エンジンオイルは別場所に保管されていたことが分かりましたが、このように、災害が起きる前に使ってみないといざという時に使えないということがあるので実際に使ってみるということはとても重要だと思いました。
今の課題としては、発災時の町内会の役割を明確に決めていないことがあります。町内会は5人で運営していて、その5人では災害が起きた時の役割を決めきれないジレンマがあります。また、運営面でサポーター制度(非防災)を創設してもっと協力してくれる人を増やしたいです!
今回の取り組みを通して、防災をきっかけに人が集い、自然なかたちで地域のつながりが生まれる可能性を改めて感じました。実際に体験してみることで見えてくる課題や気づきも多く、今後につながる一歩になったと思います。
#仙台 #宮城県#NPO#防災#町内会#まちづくり#あすと長町#アーバンキャンプ
11/20開催レポート<セッション>「話してみよう、防災のリアル」
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せんだい・みやぎソーシャルハブのセッションは毎月第三木曜日に開催しています。開催の情報などは、ホームページやFacebookグループページでもご確認いただけます。
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