【音声あり】板書シリーズ#006~蒸散作用~
こんにちは、理子です。
今回は植物シリーズ第6弾で蒸散作用です。
これにて、植物はいったん終了になります。

蒸散作用とは?
蒸散作用とは、気孔のという孔辺細胞で囲まれた穴から水蒸気を出すはたらきです。
蒸散作用は実験の問題として出されることが多いのですが、その場合『茎』で行う蒸散量も考えます。
子どもたちの中には、葉でしか蒸散は行われないと思っている子も中にはいるので、茎にも気孔があり蒸散すということはしっかり説明した方がいいです。
気孔について
気孔については、『葉の裏側』に多いという説明がなされる場合があります。
これは、世の中には双子葉類の方が数が多く、実験も双子葉類を使用する場合が多いからです。
実際は、植物によって気孔の割合はそれぞれです。
特殊な例を以下に挙げておきます。
【気孔が葉の裏にない】・・・スイレン

茎が水中にあり、葉や花が水面に出てくる植物です。
葉の裏側は水面に接している場合もあるので、葉の表にしか気孔はありません。
【気孔が葉の表にない】・・・ツバキなどの常緑樹

ツバキは、冬でも葉が落ちない常緑樹です。
常緑樹は葉が1年中落ちないので、仮に気孔が葉の表側にあったとしてもチリやホコリで気孔が詰まってしまいます。
ツバキの葉を見ると、葉の表はワックスを塗ったようにツルツルになっています。
このような、常緑樹で葉の表側がツルツルの場合は、気孔がないものが多いです。
蒸散作用の主な目的
蒸散作用の目的は大きく分けて3つあります。
1.根から水を吸収するため
根から水を吸収するためには、蒸散をする必要があります。
根から水を吸収するのは何のためかというと、光合成に必要だからです。
光合成がさかんなのは日が長いとき、すなわち『夏』です!
夏に蒸散量が多くなるのは、ひとつは光合成をたくさんするため水が必要になるからですね。
2.水分の調節
蒸散作用は、植物の体の水分調節の役割もあります。
雨が降ったりしたときは、水分が多いですし、光合成もしないので蒸散はほとんど行いません。
逆にすごく乾燥した砂漠とかなら、蒸散を抑え水分をためこみます。
ほどよく暑く、太陽が出ているときに、蒸散はさかんに行われます。
3.体温の調節
人間は暑いと汗をかきます。
汗が蒸発するときに、人間の体温をうばいながら汗は気体になります。
その結果、人間の体温は下がっていきます。
これと同じ作用が、植物でも行われます。
体内の水分が、水蒸気になるときに熱をうばうので、植物の体の温度は下がってきます。
つまり、蒸散をすると植物の体温は下がります。
この、液体から気体になるときうばう熱のことを気化熱(蒸発熱)と呼びます。
この気化熱を利用したものに、グリーンカーテンがりあます。
以上が、蒸散作用の解説になります。
stand.fmでは、音声にて解説しています。
もしよろしければ、そちらの方もお聞きください。
ここには、書いていないことも話しています。
ご覧いただきありがとうございました('◇')ゞ
理子
