忘れられない学年違いのお誘い「本当は、一緒に遊びたかった」
1994~1995年、川口市の新郷小で出会った初恋の人・K.Tさんのことで、ずっと心の奥に引っかかっていることがあります。
それは、休み時間に声をかけてくれた時、「私の気持ちはもう冷めていた」と、彼にもし思われていたとしたら…ということ。
校庭での「なわとびのお誘い」
友達Mちゃんとなわとびで遊んでいた休み時間のこと。
最初は姿が見えなかったはずなのに、いつの間にかK.Tさんとご友人2人が、なわとびの縄を手にしてこちらへ向かってくるのが見えました。
すると、彼のご友人が「一緒に、なわとび勝負しませんか?」と声をかけてくれたのです。
同年代ぐらいの男子グループも、近くでなわとびで遊んでいたのに、なぜか年下の私達に声をかけてくれました。
まさか好きな人と話せる機会が来るなんて…まるで夢のような出来事で、胸が高鳴るのを抑えられませんでした。
ドキドキし過ぎて、嬉しいのに何も言えない自分がいて。
あまりに突然のことで、緊張と動揺で「どうしよう…」と頭の中が真っ白になってしまいました。
その時、チャイムが鳴ってしまい、つい断ってしまいました。
断った理由を聞かれ「休み時間が終わっちゃうので…」と伝えたつもりでしたが、
早く教室に戻らないと先生に注意されるかも…という不安もあり、
焦っていてうまく伝わっていなかったかもしれません。
彼のご友人が「1回だけでも」って言ってくれたけれど、どうしても時間が気になって…
その言葉がすごく嬉しかったのに結局応えることができず、悔しくてたまりませんでした。
チャイムが鳴る直前、私ももう少しだけ勇気が出ていたら…
あの時間が、もっと違うものになっていたかもしれません。
本当はとても嬉しかった
そして、思い返すたびに浮かぶのは、
「あの時の私の対応で、K.Tさんへの気持ちがなくなったと思わせてしまったのでは…」
という不安でした。
結論から言うと、そんなことはまったくありませんでした。
声をかけてくれた時も私は、K.Tさんのことが好きでした。
あの時の声かけが嬉しかったからこそ、今こうしてnoteにその想いを綴っています。
そういえば、今ふと思ったのですが…
K.Tさんの声って、私は聞いたことがなかったのかもしれません。
私は断る時に自分の声で話していたけれど、彼の方はご友人を通して誘ってくれたので…
だからこそ、余計に心の中で想像し続けていたのかも。
声を知らなくても、気持ちが通っていたように感じていた…
それが、私の初恋の不思議さであり、あたたかさだったのかもしれません。
何度思い返しても、あの瞬間は奇跡のように心に残っています。
今こうして書けるようになったのも、あの日のK.Tさんがいてくれたからです。
K.Tさん達はきっと勇気を出して声をかけてくれたのに、
「もう自分のことなんて、何も思ってないのかな」
「あの下校の時のことは、冗談だったのかもしれないな」
…そんなふうに思わせてしまっていたとしたら、
「K.Tさん、断ってしまってごめんなさい。
誘ってくれてありがとう。緊張したけれど、凄く嬉しかった。
下校の時に、私の気持ちが知られてしまったあの日からずっと、
私は変わらずにあなたのことを想っていました。」
あの時ちゃんと伝えたかった。
本当は、「また今度お願いします」って笑顔で言いたかったな…
変わらなかった気持ち
K.Tさんが転校された後、声をかけてくれたご友人と校内ですれ違うことがありました。
目が合ったこともありましたが、話しかけてくれることはなく、
そのまま過ぎていきました。
私の方から声をかければ、K.Tさんが転校したこと、なわとびのお誘いのことも聞けたのかも…
どこに転校したのか、教えてもらえたのかもしれません…
小学生の頃の”1つ年上”は、今思えばほんのわずかな違いなのに、
あの頃の私にはとても大きな壁に思えて、どうしても勇気が出ませんでした。
断った後に「また今度お願いします」なんて、今ならきっと言えるけれど…
当時は、それだけで精一杯だったんです。
それでも今こうして、K.Tさんへもう一度心を預けようと思えるのは、
本当は、一緒に遊びたかったし、
気持ちはずっと変わらなかったことを、今度こそちゃんと伝えたかったからです。
もし転校がなければ、K.Tさん達のあの勇気ある声かけもなかったのかな…
なんて、ふと考えてしまうこともあります。
私ひとりで、ただK.Tさんを想っていただけだったのに。
それが、思いがけず伝わってしまっただけなのに…
どうして、わざわざ学年の違う私達に声をかけてくれたんだろう?
あれは、ただの偶然だったのかな…それとも…?
まだ小4だった私は、何もかもが初めてで。
何年経った今でも、分からないことばかりです。
もしかして、また声をかけてみようって思ってくれてた日もあったのかな…
そうだったら嬉しいし、そうじゃなかったとしても、
あの時のK.Tさんの行動は、私にとって今もずっと心の中で大切な宝物です。
今だから伝えたいこと
ご本人に届くかは分かりませんが、
このnoteを通して、声をかけてくれた時の気持ちや私の心の内が、少しでも伝わったら嬉しいです。
あの日から時が経っても、私の中では大切な思い出のまま残っています。
だからこそ、いつかどこかでまたお会いできたら。
このnoteが小さな糸となって、またつながる日が来たら――
そんな奇跡を信じています。
今ならきっと、あの頃の気持ちを自分の言葉で、まっすぐに伝えられると思うから。
ちなみに、文中でも少し触れていますが、放課後、私の気持ちが思わぬ形で伝わってしまった“きっかけ”がありました。
それもまた、私にとって大切な出来事でした。いつかそのことも、言葉に出来たらと思います。
