クロスクラシックセンチュリーのペン
クロスのボールペンは、クラシックセンチュリー、センチュリーII、タウンゼント、ピアレスなどの以前からのモデルの他にも、最近では種類が増えて、ベイリー、ATX、エッジ、コベントリーなど色々なモデルがある。
クラシックセンチュリーは、クロスのペンの中でも75年以上前からある古参のモデルで、クロスの代表的なモデルとなっている。太さは鉛筆と同じくらいで、細身のボールペンといえばクラシックセンチュリーを思い浮かべる方も多かろう。
クラシックセンチュリーの手持ちは、
・18金張りのボールペン
・14金張りのボールペン、ローラーボール、シャープペン、万年筆
・スターリングシルバーのボールペンとローラーボール
・メダリストのボールペンとシャープペン
・ラッカー仕上げのボールペン
・18金無垢の万年筆
である。気が付くと結構な本数になっていた。
クロスはディズニーやコカコーラ、浦和レッズなど、いろいろなところとのコラボ商品を出しているので、コレクションしている方も多そうである。
写真は18Kのもので、真鍮板と18Kの金板を重ねてローラーで延ばしてくっつけていることからゴールドフィルド/ロールドといわれている。日本語では18金張りと呼ばれることが多いようだ。

次の写真は、14金張りのもので、上から0.9mmのシャープペン(メカニカルペン)、ボールペン、万年筆、ローラーボールである。万年筆のペン先は14Kの金ニブとなっている。

コニカルトップといわれているボールペンの後端部分のデザインが18Kと14Kとでは異なっている。18Kのものは細い黒線、14Kのものは黒い部分が多くなっている。クラシックセンチュリーシリーズは、価格が高いほど、この黒い部分が細くなっていくということである。

ローラーボールと万年筆は見た目がそっくりで区別しにくい。キャップの端面のデザインが異なっており、次の写真のように、万年筆のキャップは黒のプラスチックの中心部分に金属が見えていて二重丸状態になっている。胸ポケットに指したりペンケースに入れたりしたときに上から見て区別がつくようなっている。同様に、ボールペンとシャープペンも後端の端面が異なっている。


一方、こちらはスターリングシルバー(銀製)のボールペンとローラーボール。後端の黒い部分は14Kと同じ太さになっている。

ローラーボールの替芯は、セレクチップと呼ばれ、現在は油性ボールペン、水性ボールペン(ローラーボール)、ポーラス芯(サインペンのようなもの)の3種類がある。以前はこれに加えて蛍光ペン(ドキュメントマーカー)があったのだが廃盤となっている。

こちらは18金無垢の万年筆。あまりに高級すぎて怖くて使えない。

クラシックセンチュリーシリーズは、細身の軸なので、長文を書くには適さないとする人もいるようであるが、事務仕事で使う分には特には支障がない。
最近はジェットストリームに代表される軽い書き味の物が好まれており、昔ながらの油性ボールペンでしかも細い軸というのは最近の傾向から激しくはずれていることもあって、渋い評価が多くなっていのではないかと思っている。
現行品のクラシックセンチュリーの万年筆はメダリストやラッカーのもののようであり、ペン先もスチールや、スチールにゴールドプレートのようである。

クロスのボールペンの替芯は残念なことに少々お高いし、入手しやすい互換芯の三菱SK-8は黒のみという状況である。海外製の互換芯としてモンテベルデ(Monteverde)などがあるが、amazonで検索するとその他にも色々とヒットし、5本セットや10本セットで買うことができる。中にはドイツ製とうたいつつも見たことのない漢字が書かれている写真を掲載している替芯もある。まあ好意的に受け取ると中のインクはドイツ製なのかもしれない。
ちなみにクロスの替芯は、エルメスの(すでに廃盤のようだが)手帳用ボールペンや、ティファニーのボールペン、 ジバンシーのボールペンなどに使われている。

次の写真は、長さ11.5cm程度のエルメスの手帳用ボールペン。替芯後端部分のプラスチックを外して差し込む。


クロスのボールペンは、ボールペンとしてはお値段が張るのだが、モンブランのボールペンと比べれば、まだ手の届く範囲にある。そのためか会社からの記念品やお祝いの品としていただくこともあった。
いわゆる高級ボールペンというのを使う理由は色々あると思うが、個人的には一本ぐらいは愛用の高級ボールペンというのを持っていても良いのでは無かろうかと思っている。お気に入りのボールペンを持っていると、仕事や手帳の記入、会議メモなど、書き物をするときの励みになる。普段頑張っている自分へのご褒美として検討してみるのも良いかもしれない。
さらに詳しいことは、下記のようなページをお読みいただければと思う。
(今のところリンク切れはないようだ)
「ペリカンが作ったクロスのペン」
https://pelikan.livedoor.biz/archives/50411780.html
「ホシイモノガ=アリス・ギル」
細軸好き必携万年筆!
https://higawakibara.com/eid-130
「名入れペンネット」
CROSSクラシックセンチュリー
https://nairepen.net/crossclassic200525
「Fountain Pen Teardown」
クロス・クラシックセンチュリーの内部機構(ボールペン編)https://teardown.blog.jp/archives/57358121.html
以下は「万年筆評価の部屋」から
昭和51年の【THE PEN】 その1
https://pelikan.livedoor.biz/archives/50742474.html
その後の【THE PEN】 その6 *** CROSS ***
https://pelikan.livedoor.biz/archives/50820243.html
ひと昔前のカタログ 【クロス】
https://pelikan.livedoor.biz/archives/50845320.html
1986年の【The Pen】 ・・・・ クロス その2
https://pelikan.livedoor.biz/archives/50909362.html
CROSS と KAWECO のボールペンとペンシル(実は大好き!)
https://pelikan.livedoor.biz/archives/52244938.html
1986年の【The Pen】 ・・・・ クロス その1
https://pelikan.livedoor.biz/archives/52308150.html
