「何もできなくてごめんね」と心から言える人間でありたい
誰かの辛さに直面したとき、私はいつも、自分の無力さを感じて立ち尽くしてしまう
特に、それが一番大切な人の苦しみであり、私にできることが何一つない、いわば「どうしてやることもできない」状況であるとき
その無力感は、胸を締め付けるほどの痛みとなる
そんな時、私は心からこう思えるような人でありたい
「何もできなくてごめんね」
と、心の底から言えるような人間になりたいと
多くの人は、大切な人が辛いとき、「なんとかしてあげたい」「解決策を見つけたい」と考え、行動しようとします
それは当然の愛情であり、素晴らしいこと
しかし、時には、どんな行動も、どんな言葉も、その辛さを取り除くことはできない瞬間があります
病気、環境、運命――私たちが手出しできない大きな壁があるから
この「どうしてやることもできない」という現実を前に、私たちはつい、何もできない自分を隠そうとしたり、無理にポジティブな言葉をかけたりしがちです
それは、無力な自分から逃げたい気持ちがあるからかもしれない
私が心から言えるようになりたい「何もできなくてごめんね」という言葉は、決して謝罪ではないのです
本当に辛いとき、人は解決策よりも、ただ自分の存在と感情を肯定してほしいと願うのではないでしょうか
私も、飾らない、そのまっすぐな言葉を、一番大切な人に、心の底から伝えられる人間でありたい
何もできなくて、ごめんね
