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【英語が全然聞こえない!!】IELTS6.0で渡航した私の経験談

こんにちは。Soiです。
留学経験もないまま、40歳で家族とともにカナダへ移住しました。

私の英語学習は、カナダに渡航すると決めるまで、高校卒業時点で止まっていました。
1990年代に中高生だった私は、学校でスピーキングを学ぶ機会がほとんどなく、英会話なんてできるはずもない状態でした。
そんな私が「家族でカナダに移住する」と決めてから必死に勉強し、渡航前にはなんとかIELTS 6.0を取得できるところまで英語力を引き上げました。

今日は、そんな私がカナダで実際に生活を始めてからぶち当たった「英語の壁」について書いていきます。



袋入りますか?が聞こえない(泣)

最初に立ちはだかった壁は、とにかく「聞きとれない」でした。

IELTS 6.0を取るために、平日は毎日6時間以上勉強してきた私は、どこかで「ここまでやったんだから、実生活でも英語はちゃんと役に立つはずだ」という自信を持っていたと思います。
実際、IELTS 6.0は多くのサイトで、英検でいうとだいたい準一級レベルと言われています。

ところが、です。レジで聞かれる “Do you need a bag?” が、まったく聞き取れなかったんですよ……。
これ、本当に衝撃でした。だって文法的にも単語的にも、中学一年生レベルですよね。
とにかくグシャっと固まって聞こえるんですよね。ヂュニアベァグっていう感じ。

まあ、これが聞こえないわけですから、本当にいろいろと苦労しました。
相手の言ってることが聞こえないと、話すこともできないじゃん…!と気付きました。


How are you?すら聞き取ってもらえない(泣)


続いてスピーキングです。
表題のとおり、「How are you?」ですら聞き取ってもらえず、「Pardon?(聞こえなかったからもう一度お願い、の意)」と聞き返される始末でした。

IELTSにはスピーキングもあるので、Native Campなどのオンライン英会話もかなりやりましたし、「それなりには喋れるのでは?」という感覚は正直ありました。ところが実際には、とにかく聞き取ってもらえない場面がものすごく多かったのです。

そこで気づいたのが、オンライン英会話の先生たちは、日本人が話す拙い英語を、文法的にも発音的にもかなり大目に見て理解してくれている、という事実でした。彼らの「察する力」は、想像以上に高かったんですね。

当時あれこれ分析してみて分かったのは、伸ばす音に入ってくる “r” の発音が、私の場合ほぼ鳴っていなかったということです。ここを意識して発音できたときは、比較的と聞き返されることが少なくなりました。

もちろん発音の問題はこれだけじゃないのと、未だに聞き取ってもらえないことも多いので今も鋭意改善中です。


じゃあ、あの勉強は無駄だったのか。

「私があれだけ一生懸命やってきた勉強は、意味がなかったのか?」と問われたら、答えははっきり NO です。

もちろん、最初からもう少し発音に意識を向けて学習しておけばよかった、という反省はあります。でも、それを差し引いても、あれだけ必死に取り組んだIELTSの勉強は、確実に私の語彙力を引き上げ、文法を理解した状態で文章を捉える力を身につけさせてくれていました。

「こんなに聞こえないなんて」「こんなに伝わらないなんて」という現実への焦りは、強烈なブーストになりました。すでに土台としてできていた英語の基本理解があったからこそ、その上に一段階上の成長を積み上げることができたのだと思います。

今の私は、英語社会にどっぷり浸かっている夫や子どもたちと比べると、リスニング力は明らかに劣ります。誰よりも今もリスニングの勉強をしているのに、悔しいですよね。また、日常会話のリアクションもまだパターンが少なく、彼らよりずっと拙いです。

それでも、各種手続きや学校とのやり取り、日常生活での交渉ごとに関しては、家族の中で私が一番できるという自信があります。
私の英語学習は、家族を守るために必要だったのだと今でも強く思います。


で、結局どれくらい英語力があればいいの?


渡航前にIELTS 6.0まで取った私の肌感覚でいうと、最低限、IELTS 6.0相当の英語力は必要だと思います。いわゆる英検準一級前後と言われるレベルです。

そして重要なのは、4技能すべてをバランスよく伸ばしておくこと
リーディングとリスニングに加えて、スピーキング、ライティングも含めた4技能です。

TOEICはリーディングとリスニングだけでスコアが出ますが、読み聞き中心の学習だけでは、英語社会で生活するにはどうしても不完全だと感じました。実際に生活する中では、「話す」「書く」場面が想像以上に多いからです。

正直に言えば、これはあくまで「最低限、生き延びるため」の英語力です。
何度も「Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか?)」を繰り返し、英語が拙くても優しく対応してくれる現地の人たちに支えられながら、なんとか日々を回していく——そんなレベルです。

もちろん、試験勉強が英語習得の最短ルートとは限らないことは承知しています。
それでも、スコアを目標にする学習には大きな意味があると私は思っています。

理由は、モチベーションを保ちやすいこと、そして学習方法がある程度確立されているため、効率よく英語力を引き上げやすいから。特に独学の場合、この「道筋が見えている」という点は大きな助けになります。


まとめ

ここまで、39歳まで英語をほぼ勉強してこなかった私が、移住当初にどれくらいの英語力だったのかについてお話ししてきました。

カナダ移住5年目となった今も、私は英語の勉強を続けています。それでもなお、自分の英語力は「なんとか生き延びられている」レベルだと感じています。

あくまで私個人の体験に基づく話ではありますが、
「このくらいのスコアだと、実際の生活ではこんな感覚なんだな」
と、これから移住を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

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