優待券 ②【連載台本・世にもになるまで書いてみた・74作目】
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〇 アパート・自転車置き場
古びた木造アパートの自転車置き場。かなり年季が入っている。
そこに、主人公(男・21・大学生)が自転車を停める。籠にはエコバッグ。
エコバッグの中身が一瞬映る。カップ麺ともやし。買い溜めしたらしい。
主人公 エコバッグを持ち、無言で自室へと向かう。
〇 アパート・郵便受け
主人公 2階の自室へ向かう前に、郵便物をチェックする。
郵便受けを開けると一通の茶封筒が。手に取り宛名を見る。
主 『なかよしグループ』・・・? なんだこりゃ。
主人公 疑問に思いながらも、とりあえず受け取って部屋に向かう。
タイトルテロップ『優待券』
〇 主人公の部屋・リビング
ワンルームの部屋。一人暮らし感で溢れている。
主人公 カップ麺の待ち時間で茶封筒の中身を見ていた。
中にはカード型の「なかよしグループ優待券」とその利用規約。
主 あー こないだのアンケートのやつか。
主人公 中身を見てピンときた出来事があった様子。
〇 ステーキハウスなかよし・店内
数日前。
大学のサークルの打ち上げで来店した時の出来事。
席へ着くや否や、アンケートをもらう。
主人公たち 困惑。
主 あ、あの・・・ これなんですか・・・?
店 こちらアンケートでございます!
回答された方の中から抽選で数名様に素敵なプレゼントが当たります。
どうぞご回答くださいませ~
注文は後程でもよろしいですか?
主 は、はい・・・
店 かしこまりました!
それではごゆっくりどうぞ~
店員 去っていく。
主人公 メニューより先にアンケートに目を通す。
アンケートは身長・体重・年齢のパーソナルなデータから、運動習慣・食費に困っているかどうか・バイトの時給などかなり細かい。
主 (心の声で)こ、細か・・・
ま、どーせ当たんないだろうし適当に書くか・・・
主人公 とりあえずオーダーを決めることに。
〇 主人公の家・リビング
回想明け。
主人公 優待券の利用規約に目を通している。
主 えーっと、有効期限は1年間。
この優待券を提示すると『対象商品』が全て無料です。無料!?
(テンションが上がって)じゃあステーキ食べ放題ってことか!?
マジで!?
ん?ただし1週間に必ず一度、お近くの「なかよしグループのお店」にご来店ください!?
よっし!! 早速明日行くか!!
こんなカップ麺生活も今日で卒業だ~♪
主人公 嬉しそうにカップ麺を食べ始める。
主 (語り)
苦学生の俺にとって、この優待券はまさに救世主。
週に一度、いや、毎日ステーキがタダで食えるなんて夢のようだった。
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