家庭菜園 ③/全4話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・103作目】
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○ 主人公の家・リビング
映画「ロッキー」で流れる例のBGM。
主人公 血眼になりながらネットショッピング中。
画面には様々な農業機具。プロが使う鎌や鍬が並んでいる。
主 これも・・・これも・・・これも・・・!
主人公 躊躇すること無く購入ボタンをクリック。カート内の商品数がどんどん増えていく。
○ 主人公の勤務先・休憩室
主人公 会社の休憩室でスマホを観ながらブツブツと独り言。
周りの社員達はそんな彼に奇異の目を向ける。
A アイツ最近おかしいよな?
B あぁ。疲れてんだろうな・・・
主 (大声で)おい! カラスの野郎! 俺の畑に入るんじゃねぇ!
主人公のカット。鬼気迫った表情。
彼が観ていたのはリアルタイムの自分の畑。主人公の声でカラスは飛び立っていく。
主 ふー・・・ ふー・・・ 作物は誰にも渡さんぞ・・・
○ 主人公の畑
主人公 何を考えているのか、育てている作物を抜いている。
畑のカット。まだ収穫前の野菜が土の上にどんどん増えていく。
主 これも病気。これは小ぶりすぎる・・・ これは見た目が良くない・・・!
主人公の顔はどこか狂気じみている。
主 端から見れば「取り憑かれたかのように家庭菜園をやるヤバイ奴」。
だがそれでいい。
とにかく自分で作った野菜が食べたい。その一心だった。
そしてその苦労が実る瞬間がやって来た。
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