【連載台本・世にもになるまで書いてみた・46作目】裏方①
これまでの話はこちら!
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○ 小学校・体育館(回想シーン)
主人公のナレーションと共に、小学校の学芸会の映像。
幼少時の主人公がセンターに立ち、観客にお礼。
格好は白雪姫。
主 (ナレーション)私は常に主役だった。
これは小学生の時の学芸会。
「かわいいね!」ってみんなから褒められた。
○ 中学校・体育館(回想シーン)
時代が流れ中学生時代の回想。合唱コンクール中。
主人公は指揮者。楽しそうに指揮を執る。
主 (ナレーション)中学校の合唱コンクール。
金賞は取れなかったけど、私の姿が評価されて指揮者賞を貰った。
○ 高校・大学時の写真。
高校・大学時の写真が次々と出てくる。
ミスコン系のグランプリで賞を取った時の写真や
ドラマ出演したときの写真。
主 (ナレーション)コンテストに出れば、毎回グランプリ。
地元のミス○○なんかにも選ばれたっけ。スカウトもたくさん来たな~
しかも友人の頼みで出た演劇では主役を任され、それがまた大好評!
その時にできた縁もあって芸能界デビュー!
これからも順風満帆・・・のはずだった。
○ テレビ局・スタジオ
大型の生特番。
ひな壇に多くの有名人が座っている。
羨ましそうに見つめる主人公
台本で頭を叩かれる。
振り向くとディレクターが立っていた。
デ おい!カンペ!!
主 は、はい! えっとどれだっけ・・・
これ・・・じゃないし・・・ あれ?どこだ??
デ もういい! ボード貸せ!
ディレクター しびれを切らしカンペを自分で出す。
主 (小声で)スミマセン・・・
(ナレーション)芸能界は厳しかった。
テレビの仕事も舞台の仕事も月イチであるかないか。
会ったとしてもセリフが一言のちょい役やエキストラばかり。
「主役」に愛されていた私も
いつの間にか「裏方」に徹する日が多くなった。
そして今は生活のため、テレビのスタッフとして働いている。
楽しいかって?
・・・・・・・・・何で私が裏方なんかやらなきゃいけないの!!
主人公 つい地団駄を踏む。
ディレクター また怒る
デ おい! 音入るだろ!!
主 ・・・すんませーん。
スタッフとして働く主人公の前で、ひな壇は盛り上がっている。
主 あーあ。いつまで続くのかな。
誰か私を見つけてくれないかなぁ。
主人公 暗い未来を想像したのか、ため息が漏れる。
そんな主人公を背ににぎやかなひな壇が映る。
タイトルテロップ『裏方』
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