THE・オークション②【連載台本・世にもになるまで書いてみた・58作目】
前回はこちら!
これまでの話はこちら!
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○ 収録スタジオ・ステージ
司 2品目はただ今売り出し中の若手女優・・・じゃなくて俳優の【名前】!
有名私立大学出身でもある彼女! まさに才色兼備!
演技にも定評があり、あらゆる賞にノミネートされる予定です!
さぁこちら50万円からスタートです!
○ 55万!
○ 60万!
○ 75万!
観覧席の人々 またも値段を上げていく。
主人公 その様子を羨ましそうに見ている。
主 (心の声で)これも手が出ないや・・・
やっぱり私なんかが来る場所じゃないのかなぁ・・・
司 (ハンマーを叩き)ではこちらの商品は145万円で落札~!
これは・・・94番の方! どうぞこちらへ!
舞台に上がったのはドレスを着飾った女性。セレブ感強め。
司 あれ? もしかして前回も来ています? 見覚えが・・・
女 ええ。前回「イケメンサッカー選手」を落札させていただきました。
司 やっぱり! どうです?あれから彼は?
女 もう絶好調で!
この前なんか相手を蹴っ飛ばして一発退場させましてね!!(高笑い)
司 あら! それはいいですねぇ!
ちなみに今回の商品の使い道はどうしましょう?
女 そうですね・・・ 彼とお付き合いさせちゃおっかななーんて!
司 あらあら! これは危ない匂いがしますねぇ~ 確か彼には・・・
(スタッフに・小声で)あ。時間。ん。わかった。
それではまたのお越しをお待ちしております!
ありがとうございましたー!
ア 3品目はCMの後すぐです!
スタッフの「一旦CMでーす」の声で会場の空気がリラックスムードに。
主人公 カバンからスマホを取り出す。すぐにLINEをチェック。
父から「どうだ調子は?」というメッセージ。
主 (小さくため息をついて)「全然ダメ。」っと・・・
主人公 スマホをしまい、天井を見つめる。
主 (小声で)今考えると、パパって凄かったんだな・・・
○ 主人公の実家・リビング
主人公が8歳の時の思い出。
家族3人で夕飯を囲みながらの風景。今夜のおかずはハンバーグ。
父 嬉しそうな様子で主人公に「落札証明書」を見せる。
父 どうだ【主人公名】すごいだろ~ パパついに買っちゃった~
母 あのねぇ! 無駄遣いすんなって言ったでしょ!
父 いいじゃねぇかよ! これにはロマンがあってな・・・
母 バカなこと言ってんじゃないわよ!
しかも何なの「しがないサラリーマン」って!
どうせだったらもっと高いやつ買ってきなさいよ!
父 仕方ねぇだろ! これでも13万もしたんだぞ!?
母 ほんとバカじゃないの・・・
(ため息)どうしよ。今月から節約しなきゃ・・・
父 いや~ どうしよっかな~ そうだこいつに横領でもさせて・・・
父 落札した「しがないサラリーマン」の使い道を考え中。
母 そんな父に呆れている。
主人公 不思議そうに父を見つめる。
○ 収録スタジオ
回想終わり
スタッフの「もうすぐCM明けでーす」の声が響く。
主人公 正面を向く。どこか決心した表情
主 (心の声で)よし。次からはとりあえず手は挙げてみよう。
少しくらいならオーバーしてもいい!
とにかく参加しなきゃ・・・!
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