【連載台本・世にもになるまで書いてみた・47作目】お詫びの品①
これまでの話はこちら!
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○ スーパーマーケット・店長室
クレーマーが店員(主人公)に怒っている。
ク だーかーらー! お宅で買ったこのお惣菜!
中に髪の毛が入ってたの!
主 す、すみません・・・ すぐにお取り替えを・・・
ク じゃなくて! 返金しろって言ってんの!
主 しかし、一度ご賞味なさった商品の返金は・・・
ク あーもう! あんたじゃ話になんない!
店長呼んで店長!!
クレーマー 怒鳴り散らしている。
そこに近づくスニーカーの足音。誰かが入ってくる。
店 お客様。この度は大変申し訳ございませんでした。
こちら代金と、お詫びの品で
「揚げたてのコロッケ」をご用意致しました。
ク ・・・ったく! 気をつけなさいよね!!
クレーマー 代金と商品を手に取り去って行く。
店 良かった。これにて一件落着だね!
主 じゃないですよ! 店長また「損」してるじゃないですか!
店 損? あー言われてみればそうだねw
でもいいじゃない。お客様が満足して帰られたならさ。
主 ・・・そうですかねぇ。
店 よし! じゃあもう一踏ん張り頑張ろっか!
2人 喋りながら売り場に戻っていく。
主人公のナレーション
主 (ナレーション)うちの店長は人が良い。いや、人が良すぎるのだ。
今みたいなクレーマーには必ず代金と「お詫びの品」を渡す。
いや、それが正解なんだろうけどさ。店は損をしているわけじゃん。
今だってコロッケ10コも渡したでしょ?
あのおばさん1コしか買ってないのに・・・
えっと1コ70円だから630円の損? だめじゃん。
なのにこの人は満足げ。私が考えすぎなのか? いやでも・・・
悩む主人公
その一方で「良い仕事した~」と笑顔の店長。
扉を押し、売り場に出て行く2人。
店 (元気な声で)いらっしゃいませぇ~!
スーパーマーケットの外観。外まで声が響いている。
タイトルテロップ『お詫びの品』
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