オートアップデート①【連載台本・世にもになるまで書いてみた・70作目】
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〇 販促用VTR。
1990年代後半~2000年代初頭に発売されたおもちゃのCM。
軽やかなBGM。
小学生(子役)がひどい成績のテスト用紙を見て、思い悩んでいる。
小 あーあ。勉強しないで頭がよくなりたいなー
右端からド〇えもんに似ているキャラクターが現れる。
キ そんな君にはこれ!「オートアップデート」を使うといいよ!
「オートアップデート」の全体像。
ヘッドギアと本体(ファ〇コンに似た機械・機械中央にスケルトンの脳)
小 「オートアップデート」? どうやって使うの?
キ 使い方は簡単! まずはこのヘッドギアを装着してね!
小 はーい!
キ 次にヘッドギアと本体、本体とテレビにつないでスイッチオン!
ほら!今の君の能力が出てきたね! ほうほう。頭脳が100点中5点かー
小 そうなんだよー
キ じゃあこの点数を80点にして・・・ アップデート開始!
スケルトン脳が青色に光始める。
テロップ 『5分後』
キ さぁ! もう一度テストを解いてごらん!
小 わぁ! スラスラと解けるよ!! 「オートアップデート」最高!
キ アップデートできる能力は全部で1000種類!
小 君も「オートアップデート」で完璧超人になろう!
「オートアップデート♪」というジングル。
〇 おもちゃ屋
町の小さなおもちゃ屋。古いブラウン管で販促VTRが流れていた。
幼少期の主人公。販促VTRにくぎ付け。目を輝かせながら見ている。
主 ねぇまま! これかって!
母 (食い気味に)ダメです!
こんな怪しいおもちゃ買うわけないでしょ!
主 かってかってかって!
母 だーめ! ほら行くわよ!
主人公 泣きじゃくる。
主人公の母 そんな彼を引きずるようにして、店を後にする。
〇 主人公の家・リビング
夏休みが明けて約1か月。夏から秋に移り変わる途中。
テーブル視点の映像
主人公 ソファーに座り、嬉しそうな表情。
主 (語り)あれから15年弱。俺は大学3年生になった。
そんな俺の目の前には憧れ続けた「オートアップデート」。
たまたま近くのリサイクルショップで見つけた代物。
思わず貯金を切り崩して買ってしまった。
おかげで次の給料日まで、もやし生活を送る羽目になりそうだ。
だがそれでもいい。これさえあれば俺は・・・
テーブルの上に置かれた「オートアップデート」。
中古品ということもあり、すっかり古ぼけた箱。
デザインはファミコンそっくり。
上部には赤い英字で「オートアップデート」の表記。
中央にはスケルトンの脳・ヘッドギアの写真。
タイトルテロップ『オートアップデート』
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