心が安全じゃないと、前に進めない
心が安全じゃないまま、前に進もうとしてきた。
たぶん、それが
いちばん苦しかった理由だった。
がんばり方が間違っていたわけでも、
努力が足りなかったわけでもない。
ただ、
安心できる場所がなかっただけ。
「動かなきゃ」
「止まっている場合じゃない」
そんな言葉を、自分に何度も投げてきた。
でも、心のどこかでは、ずっとわかっていた。
このまま進んでも、
また同じところで立ち尽くす、ということを。
心が不安定なままでは、
悲しみを見て見ぬふりしたままでは、
どんな正解も、どんな成功法則も、身体の奥に届かない。
「がんばっているのに苦しい」
という違和感だけが、積み重なっていく。
立ち止まることは、怠けることじゃない。
休むことは、あきらめることじゃない。
それは、
自分の感覚を取り戻すための時間。
安心できる場所にいなければ、
人は前には進めない。
無理やり動かした足は、いずれ動かなくなる。
だから、立ち止まって、
心の声に、耳を澄まそう。
自分を責める思考から、そっと抜け出そう。
それだけで、十分。
心が少し落ち着いたら、
自然に、次の一歩が見えてくる。
誰かに押されて、踏み出す一歩じゃない。
自分に鞭打って、踏み出す一歩じゃない。
「もう一度、やってみようかな」
優しくそう思えた、自分自身の一歩だ。
この場所が、
あなたにとっての
静かな待避所になりますように。
あなたが、あなたらしい呼吸を
思い出して、また進んでいける場所に
なりますように。
ソル 心にあかりを灯す人。
