「宗教2世」だった私が、本当のしあわせをつかむまで
私は、元「宗教2世」だ。
あくまで「元」であることを強調しておく。
現役ではないので、誤解されないようお願いしたい。
「あの世界」から完全に離れて、すでに25年が経つ。
私の両親は、とある新興宗教の信者だった。
しかも、それぞれ異なる宗教に入信していた。
……なんて、漫画みたいでしょ?
いや。漫画でもこんなとんでもない設定、聞いたことないか。
いまとなっては笑い話だ。
こんなふうに笑って話せるのは、父も母も、もうこの世にはいないから。
私をこの世に生んでくれた親には、心から感謝している。
両親がいなくなってしまったことはもちろん淋しい。その喪失感は半端なく、心身ともに正常運転できるようになるまでには相当の時間を要した。
だがどこかで、安堵している自分もいた。
私の手足に重くのしかかっていた見えない枷は、すべて外された。
これでやっと自由に、本当にやりたかったことができる!
そして私は、2023年からnoteをメインに執筆活動を開始。
Amazonが提供する電子書籍サービスのKindleで『アスペルガーな私のやらかし人生』という作品を出版し、個人作家としてデビューを果たした。
そして、ついに……
この「禁断のテーマ」に、触れるときがきた。
葬り去ってしまいたい過去のはずなのに、どうしてわざわざ、あの暗黒の四半世紀を穿り返すようなことをしようというのか。正気か、私。
何度も何度も、自問自答した。
書かずにいられるのであれば、書きたくはない。
なのにどうして、書かずにはいられないんだろう。
いつか書きたい。
いや、書かねばならない。
そんな使命感のようなものが、私を駆り立てる。
きっと、私がもの書きとして生きていくうえで、これは避けては通れない道なのだ。
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