【わたしの食歴】大根の葉
食べられるようになったもの。
食べられなくなったもの。
食歴を辿ると、人柄が見えてくる。
知らんけど。
このシリーズでは、
食を通して人生の履歴書を綴ります。
ーーー
私がまだ子供の頃、近所の方から
葉のついた大根をいただいた。
畑で採れた立派な大根だった。
「葉っぱも食べられるよ」と言って、
料理法も教えてくれた。
お揚げと大根の葉を細かく刻み、
甘辛く炊いたもの。
私は、それが食卓に並ぶと、
いつも「わぁい」と歓声をあげた。
その方は、数年前に亡くなった。
私にとって、
初めての身近な人の死だった。
その方はもういないけれど、
我が家の食卓には、
今日も大根の葉が並ぶ。
「あの大根みたいな野菜を作りたい」
私の心には、そんな思いが残った。
私はプランターでもできるという
コカブ栽培に挑戦した。
しかし、できたコカブの大きさは、
ビー玉とスーパーボールの間くらい。
野菜を育てるって、
簡単じゃない。
ーーー
【今回の食歴】
近所の方のおかげで、
大根の葉を食べられるように
なりました。
さらに、野菜作りの大変さを
学びました。
食歴を振り返ると、
人が繋ぐものも見えてくるのかも
しれません。
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