アラフォーが30年ぶりに紙粘土に挑んだら、なぜかエジプト神を召喚してしまった話
みなさんは、最後に紙粘土を触ったのはいつですか? 私はたしか、小学校の図工の時間だったと思います。
あれから約30年。 アラフォーになった私は今、ユザワヤで買った「ふわっと軽いねんど」と対峙しています。

とても鮮やかなピンク色のヘラ。 アラフォー男性のデスクにはあまりに不似合いな装備です。
やろうと思ったきっかけ
先週はずっと動画編集、デジタルツールにずっと触れていたので、久しぶりにお手手の感覚を取り戻すべく、アナログものにチャレンジしたいと思いました。
紙粘土をやることは決めたらあとは何を作るか。最初はシンプルな形がいいな、ということで玄関に飾っていた蛇の干支土鈴を作ってみることに。

「まあ、これだけシンプルな形ならいけるだろう」 と思っていたのですが苦戦を強いられることになります。
作戦1
まず、大きな粘土の塊から切れ込みを入れたり、指でひねり出して首の部分をニュっと出そうとしました。しかし、図のようになってしまい、失敗。

ミケランジェロのように「この粘土から蛇を削り出したのだ」みたいな感じでやってみたかったのですが、現実うまくいかないものです。
作戦2
次に試したのが3パーツ分けをつくり、ドッキングさせるアプローチです。 頭、胴体、尻尾を別々に作り、それをくっつける。

しかし、これも失敗しました。 接合部がうまくくっつかず、強引にくっつけると変形してしまうのです。
「ねんど、ムズいぞ……」
もう一度、お手本を見直す
色々こまった挙句、もう一度原点に立ち返ってお手本を観察しなおしました。この土鈴を作った人は、どのようにパーツを組み立てたんだろう…?
で、一つ仮説が!!!

図のように、「体+首のしたの部分」と「頭の部分」に分けてみてはどうかと思いました。
これなら頭の形をきちんと作った状態で丸いボディに載せられる。

こうすることで、頭と胴体は「接着」ではなく「融合」します。 切り落とされた断面がガイドとなり、頭部は吸い込まれるように所定の位置に収まりました。さらにYoutubeの情報では、切断面に小さな穴を開け、そこに霧吹きで水を含ませると接着がスムーズになるというテクが!!
「これならいけそう……!」
指先で接合部をならすと、継ぎ目は消え有機的なラインが生まれました。 2時間の苦闘の末、ようやく紙粘土という素材をハックした手応えを感じました。
手は正直すぎる
そうして完成したのが、こちら!!!!


自分で言うのは何ですが、初めてにしては傑作じゃないでしょうか!?
蛇じゃないという1点を除けば。
そう。蛇を作っていたはずなのに出来上がったのは、丸い背中に鋭い眼光、そして特徴的なクチバシ。作ってるうちにエジプトのハヤブサ神「ゲメヘス」になってたんですね。

どうやら私の手は、無意識のうちに「最も愛着のある推しの形状」へと帰結してしまったようです。 深層心理とは恐ろしいものです。
まとめ
粘土の結合は「足し算」ではなく、切り落として嵌める「引き算」が最強
しかし、無意識に自分の好きな神を召喚してしまうリスクがある
みなさんも、年末年始に童心に帰って粘土を触ってみてはいかがでしょうか。 意外な神様が、あなたの指先から降りてくるかもしれません。

