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【子育て】親として意識しておきたい“いじりといじめの境界線”

本日のアジェンダ

ぽたおの子供が小学校高学年に入ったくらいから、
子供同士の会話を聞いていて、少し気になることがあります。
それが「いじり」です。
友だちの失敗を笑う、ちょっと変わった行動をからかう。
本人も笑っているように見えるし、周りも楽しそうにしている。
一見すると、ただのじゃれ合いに見えることもあります。
でも、本当は嫌なのに、空気を壊したくなくて我慢して笑っているだけかもしれません。
「友だち同士のノリだから」と見守ってよいのか。
「それは言いすぎだよ」と止めた方がよいのか。
今回は、子どもの関係性の中で起きやすい
“いじりといじめの境界線”について、親としてどう見定めるかを整理してみます。

  • ① いじりは、関係性によって見え方が変わる

  • ② 境界線は「言った側」ではなく「言われた側」にある

  • ③ 親が気づきたい、いじめに近づいているサイン

  • ④ 家庭でできる声掛けと、子どもに伝えたいこと

① いじりは、関係性によって見え方が変わる

同じ言葉でも、受け取り方は変わる

いじりは、とても見えにくいものですよね。
同じ言葉でも、関係性によって受け取り方が変わると思います。

仲の良い友だちから言われると笑えることでも、
あまり親しくない子から言われると傷つくことがあります。

一対一なら冗談で済むことでも、
大勢の前で言われると恥ずかしいことがあります。

昨日は笑えたことでも、今日は笑えないこともあります。
だから、言葉だけで判断するのは難しいです。

「いじっただけ」で片づけない

  • いじっただけ

  • 冗談じゃん

  • 本気じゃないし

こういう言葉で片づけられると、言われた側の気持ちが置き去りになります。

本当に楽しいいじりなら、相手への気遣いがあります。
嫌ならやめてもらえる。
周りも、その子を下げるためではなく、一緒に笑っている。

でも、最初は笑っていた子が、だんだん笑えなくなるケースもあります。
本人が嫌がっていそうでも、「またまた」と流されることもあります。

  • 誰が言ったのか

  • どんな場面で言ったのか

  • 何回も続いているのか

  • 本人が本当に嫌がっていないのか

ここを見ないと、いじりといじめの境界線は分からないと僕自身は考えています。

② 境界線は「言った側」ではなく「言われた側」にある

「そんなつもりじゃない」だけでは判断できない

いじりといじめの境界線を考える時に、
一番大事なのは、言われた側がどう感じたかです。

いじめ防止対策推進法では、いじめについて、
相手が心身の苦痛を感じているものという考え方が示されています。

つまり、

  • そんなつもりじゃなかった

  • 冗談だった

  • 軽く言っただけ

という言い分だけでは、判断できないということです。

  • 相手が嫌な気持ちになったら、そこで立ち止まる

  • 相手が笑っていても、本当に笑っているとは限らない

  • 相手が「やめて」と言ったら、それ以上続けない

この感覚は、家庭で少しずつ育てていきたいものですね。

まずは責めるより、問いかける

子どもが友だちをいじっていた話をした時、
親としてはすぐに叱りたくなることがあります。

もちろん、明らかに傷つける言葉なら止める必要があります。
ただ、毎回いきなり責めると、子どもは本音を話しにくくなります。

だから、まずは聞いてみるのがよいのかなと思います。

  • その子はどんな顔をしてた?

  • 一緒に笑ってた?

  • やめてって言ってなかった?

  • 自分が同じことを言われたら、どう感じる?

子どもは、自分の言葉の影響を深く考えていないことがあります。
だからこそ、親が少しだけ想像の先を一緒に見てあげる。

それが、いじりがいじめに変わる前のブレーキになる気がします。

③ 親が気づきたい、いじめに近づいているサイン

いじる側になっている時のサイン

いじる側になっている時にも、危ないサインはあります。

  • 同じ子ばかりをいじっている

  • 毎回その子の失敗を笑う

  • 見た目や性格をネタにする。

  • その子だけをからかう

これは注意が必要です。

本人が笑っていても、
集団の中で「笑われる役」になっているかもしれません。

また、相手がやめてと言っているのに続けている時も危ないです。

  • やめてよ

  • もういいって

  • それ言わないで

こう言われても続けるなら、もう冗談ではないと思います。

子どもが誰かを繰り返しネタにしている時は、

  • その子は本当に嫌がっていなかった?

  • 毎回その子ばかりになっていない?

  • 自分が同じことをされたらどう感じる?

と問いかけてみてもよいと思います。

いじられる側になっている時のサイン

子どもがいじられる側になっている時は、家庭での変化にも注意したいです。

  • 学校の話をしなくなる

  • 友だちの名前を出さなくなる

  • 朝になると行きたがらない

  • スマホやLINEを見ると表情が暗くなる

  • 小さなことでイライラする

こういう変化がある時は、少し気にして見ておきたいです。

ただ、子どもはすぐには話さないかもしれません。
恥ずかしいと思っていたり、
親に心配をかけたくないと思っていたりする場合もあります。

だから、問い詰めるよりも、逃げ道を作る声掛けが必要だと思います。

  • 最近、学校でしんどいことある?

  • 話したくなったら、いつでも聞くよ

  • パパは味方だから、一緒に考えよう

子どもが話せるタイミングを待つ。
でも、見ないふりはしない。

このバランスが大事なのだと思います。

見ている側になっている時のサイン

もうひとつ、見ている側の視点も忘れたくないです。

  • 友だちが誰かをからかっている

  • 周りと一緒に笑っている

  • 止めたいけれど、空気を壊すのが怖くて何も言えない

こういうこともあります。

子どもの世界では、正しいことを言うよりも、
空気を読むことの方が難しい場面があります。

だから、「なんで止めなかったの?」と責めるだけでは、
子どもは苦しくなるかもしれません。

  • 先生にあとで伝えるのも、ひとつの方法だよ

  • その子にあとで声をかけることはできるかもね

と、一緒に選択肢を考える方がよさそうです。

④ 家庭でできる声掛けと、子どもに伝えたいこと

いじる側になっている時の声掛け

いじる側になっている時は、
子どもを「悪い子」と決めつけないことが大事だと思います。

人格を責めるより、行動を一緒に振り返る方が届きやすい気がします。

  • その言い方は、相手が傷つくかもしれないね

  • その子はどんな気持ちだったと思う?

  • 冗談でも、相手が嫌だったらやめるのが大事だよ

このように、相手の気持ちを想像できる声掛けをしたいです。

いじられる側になっている時の声掛け

いじられる側になっている時に伝えたいのは、
「嫌だと思っていい」ということです。

子どもは、友だち関係を壊したくなくて我慢することがあります。

でも、嫌なものは嫌でいい。
傷ついたなら、傷ついたでいい。
笑えないなら、笑わなくていい。

そのうえで、短い言葉を一緒に考えるのもよさそうです。

  • それは言わないで

  • その呼び方は嫌だ

  • もうその話はやめて

それでも止まらない時は、先生や親に相談してよい。

これは、逃げではありません。
自分を守るために必要な行動です。

見ている側になっている時の声掛け

見ている側になっている時も、声掛けは大切です。
その場で止められなかった自分を責めていることもあるかもしれません。

まずは、「その場で止めるのは、難しいこともあるよね」と受け止める。

そのうえで、

  • 先生にあとで言う

  • その子に大丈夫?と声をかける

  • 一緒に笑わないようにする

など、できる行動を一緒に考える。

責めるより、次にどうするかを考える方が大切だと思います。

家庭だけで抱えない方がいい時もある

明らかに深刻な場合は、家庭だけで抱えない方がよいと思います。

  • 暴力がある

  • 物を隠される

  • 脅されている

  • SNSで広げられている

  • 学校に行けないほど苦しんでいる

こういう場合は、学校や相談窓口につなげることも大切です。

子どもの話を受け止める時は、

  • 話してくれてありがとう

  • それは嫌だったね

  • 一緒に考えよう

と、まず味方になる。
そのうえで、必要なら大人が動く。
この順番を大事にしたいです。

子どもに伝えたい境界線

家庭で伝えたいのは、シンプルです。

  • 人を笑わせることと、人を笑いものにすることは違う

  • 仲が良いことと、何を言ってもよいことは違う

  • 冗談かどうかは、言った側だけで決めるものではない

  • 相手が嫌だと言ったら、そこで止める

  • 自分が嫌だと思ったら、嫌だと言っていい

この感覚を、子どもには少しずつ持ってほしいです。

本日のサマリ

  • いじりは、関係性や場面によって見え方が変わる

  • 境界線は、言った側ではなく、言われた側がどう感じたかにある

  • いじる側、いじられる側、見ている側のどの立場にもサインがある

  • 家庭では、責めるより、相手の気持ちを想像する声掛けを大切にしたい

子どもの友だち関係は、親がすべてを見られるわけではありません。
だからこそ、家庭の会話の中で、少しずつ感覚を育てていくしかないのだと思います。
「いじりだから大丈夫」と決めつけない。
「いじめだ」とすぐに決めつけすぎない。
でも、子どもが苦しんでいるなら、見逃さない。
親としても迷いますが、それでも、子どもが安心して話せる場所でいることは大切です。
いじる側になった時も、いじられる側になった時も、見ている側になった時も、
家庭で話せることが、次の一歩につながる気がします。
同じように悩むパパ・ママの参考になれば嬉しいです。


参考にした情報ソース

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