ケイジャン料理の“要” ケイジャンスパイスを作ってみよう!
Buenas noches! ソンブレロ熊三です。
noteを初めて2週間、ここまでの記事はメキシコ料理ばかりを挙げてきました。そろそろ、他の地域の料理も紹介しようということで、今回はケイジャン料理をテーマにしてみようと思います!
ケイジャン料理はアメリカ・ルイジアナ州の郷土料理で、歴史的背景からかなり独特な特徴を持った食文化となります。この種類の料理で、日本で最も有名なものはジャンバラヤではないかと思います。
そこで、今回は複数回に分けて、ケイジャン料理の歴史を辿りながら、料理に必要な様々なパーツを揃えて、本格ジャンバラヤ作りを行っていこうと思います!
という分けで、【再現・世界料理紀行 ジャンバラヤ編】スタートです!
ケイジャンとは?
さて、ジャンバラヤという料理名は日本でも有名ですが、ケイジャン料理という食文化については、あまり聞き馴染みがない方も多いのではないのでしょうか? ちなみに、私の知り合いは、ジャンバラヤを東南アジアかインドあたりの料理だと思っていたぐらいです…
そもそも「ケイジャン」という名前の響き自体、アメリカで話される英語とは思えない独特なものとなっています。まずは、ケイジャン料理の文化を作り上げた人々の苦難の歴史からご紹介します。
ケイジャンと呼ばれる人々
ケイジャンとは、カナダ南東部のアカディア地方(現ノバスコシア)に入植したフランス系の人々を祖先に持つ、ルイジアナ州南部の人々をさす言葉です。つまり、アカディア人を意味する「アケイディアン(Acadians)」が時を経るにつれ、「ケイジャン(Cajuns)」へと変わっていったのです。
カナダ南東部に入植していたフランス人入植者がルイジアナにたどり着いた理由は、18世紀半ばに起こったフレンチ・インディアン戦争でした。戦勝国イギリスの国王への忠誠表明を強いられたフランス系入植者達はそれを拒否したことで、強制追放となり、多くが旧仏領であるルイジアナに移住することになったのです。
彼らの末裔であるケイジャンと呼ばれる人々のコミュニティでは、現在でもケイジャン・フランス語が話されるほか、料理文化にもフランス食文化の影響が残ります。
クレオールとケイジャン
ルイジアナ州には、1803年のルイジアナ買収(アメリカがフランスから仏領ルイジアナを購入)以前の仏領ルイジアナ時代の移住者を祖先に持つクレオールという人々も居ます。
彼らは、現在のアメリカ南部に入植した最初のフランス人・スペイン人の子孫であり、文化的にはヨーロッパ人に伴ってきたアフリカ人や、後から流入してきたイタリア人の影響も強く受けています。
ケイジャン料理にもクレオール料理にも、ジャンバラヤやガンボスープなど共通するメニューは多くあり、2つの料理体系を合わせてルイジアナ料理と呼ぶこともあります。
一方、ラードやオイルを料理のベースとして使うケイジャン料理に対して、小麦とバターで作るルウを用いるクレオール料理といった違いもあります。特に、トマトの利用については、イタリア系移民の影響を受けたクレオール料理ではふんだんに使われるのに対し、ケイジャン料理にはあまり使われません。
ケイジャン料理の特徴
ケイジャン料理の歴史的背景を押さえたところで、料理としての特徴を見ていきましょう。
ケイジャン料理の特徴は魚介類や土着の食材、そして、聖なる三位一体と、ケイジャンスパイスです。それぞれ、少し詳しく見ていきましょう。
よく使われる食材
ケイジャン料理ではエビやカニ・カキといった魚介類がふんだんに使われます。また、ザリガニやカエルなどの土着食材もよく用いられます。
主食にはパンやコーンブッレッドだけでなく、米が多く食される点も特徴的です。
聖なる三位一体(ホーリートリニティ)
ケイジャン料理の風味の要となるのが、玉ねぎ・セロリ・ピーマンを刻みこんだ聖なる三位一体と呼ばれる食材です。この香味野菜の組み合わせは炒めた上で料理のベースとされることが多く、ケイジャン料理作りにとって非常に重要となります。
元々、香味野菜を刻んで炒めるという調理法は、フランス料理のミルポワに近いものであり、フランス料理の影響を受けている要素とも言えます。
(ミルポワと聖なる三位一体は、別の記事で作っていこうと思います)

ケイジャンスパイス
ケイジャン料理に欠かせない刺激と風味をもたらしてくれるのが、多種多様なスパイスです。ケイジャン料理に用いられるスパイスは、使いやすいように調合された形で市販もされています。
ケイジャンスパイスやケイジャンシーズニングと呼ばれており、日本でも通販などで割と簡単に手に入ります。
ケイジャンスパイスを自作しよう!
さて、割と簡単に手に入ると、上で書いているのに、今回はケイジャンスパイスを自分で調合したいと思います。
自家製スパイスのメリットは、自分好みの調合ができ、風味を追加したり、辛さを調整することができる点です。
材料は割と(再現料理をやる人なら)身近なスパイスなので、基本の割合を踏まえて皆さんも自作チャレンジしてみて下さい!
材料
⭐︎パプリカパウダー 3
⭐︎ガーリックパウダー 3〜2
⭐︎タイム 1
⭐︎オレガノ 1
⭐︎コショウ 1
⭐︎一味唐辛子 1
⭐︎食塩 1
⚪︎コリアンダー 好みで
⚪︎クミン 好みで
※スパイスは比率で記載しています。
※コリアンダー・クミンは好みで

調理工程
1.全ての材料を混ぜる
2.空き瓶に入れて保管
※丁度パプリカパウダーを使い切ったので、その瓶を利用しました

次回、ジャンバラヤ編二章 聖なる三位一体 へ続く…
