#135 CHOREOGRAPHY DANCE TRSCK YUI TAKEMOTOーー組織内外にとって大きな意味があったダンストラックとその公開
2026年4月26日。
国立day2のリピート配信が終わって少し時をして櫻坂の公式Youtubeチャンネルにとんでもない映像が公開されました。
運営さんグッジョブと心の中で叫んでおりました。
櫻坂46『Live Dance Performance|Choreographed by Yui Takemoto -5th YEAR ANNIVERSARY LIVE at MUFGスタジアム-』の映像です。
アフター配信で田村さんが絶対に映像化されてほしい!と力説していて、その後、武元さんが「運営さんお願いします」と頼んでいました。

早速、実行してくださって本当にこれです。

国立の中でこのパフォーマンスは甲乙つけがたいですが、私の記憶に深く刻み込まれ、衝撃を受けたパフォーマンスで5本の指に入るプログラムでした。
とにかく音源もカッコいいし、ダンスもカッコいいし、人選も最高だし、ストーリーも最高だし、もう語りたいことはたくさんありますが、まず音源として聞けるコンテンツとして残してくれたのが本当に嬉しいです。
私はライブCD出ないかなと本気で思っていたほど、この音源を聴きたかったので。
さて、今回のこの映像は単に国立の一映像としてBuddiesが印象に残っていて人気が高いから残したという価値で表されるものではなく、それ以上の価値があると考えます。
今回はこの映像について以下の3点について書きたいと思います。
①個人的なただの感想
②組織内面とからめたお話(チーム力)
③組織外面とからめたお話(プロモーション)
表現として高いクオリティ
初日は呆然としながら笑っていました。
人はすごいものを見ると笑ってしまうことがありますが、初日の私はそんな感じでした。こんなハイクオリティで、メンバーの個性や魅力を生かしたダンスをメンバーの武元さんが作ったとはという驚き。
そしてもしメンバーが作ったダンスでなくとも、このダンス表現、そして全体の構成を見せられたらシンプルに感動して見入っていたと思います。
二日目は自然とクラップが周りからも起こりだして、私も一緒にクラップをしながらダンスホールと勝手に化して体をのらせて楽しんでいました。
何度でも見返したいと思っていたこの映像を再びじっくりみることが出来たということで、今回は止めながらじっくりと見ていました。
すると当日では気付けなかった部分も多く見つけることが出来て、そのあたりを細かく振り返っていきたいと思います。
山﨑チームと藤吉チームの構成は?
正直、当日はこの2人までしか追いかけられず、2人がまるでAddictionかのように踊り、そしてガラスを通して踊っているかのようなパフォーマンスとしての印象でした。なので、他のメンバーまで目が届いていませんでした。
どんな構成だったのか改めて見たところ、この人選もさすが武元先生!という感想です。
■山﨑天チーム
大園玲、小島凪紗、村井優、村山美羽、山下瞳月、佐藤愛桜、目黒陽色、山田桃実

■藤吉夏鈴チーム
遠藤光莉、田村保乃、守屋麗奈、谷口愛季、的野美青、浅井恋乃未、山川宇衣

選抜主要メンバー、四期生選抜メンバー、ダンス強強メンバーで構成されていると感じました。
目黒さん、遠藤光莉さん、小島さん、村山さん、そしてうさぎねこの二人、(いやもちろんそれ以外のメンバーもですが)が入っていて、ダンスの魅せる力が強いメンバーが本当に揃っているというメンバーでした。
後、01:32の振り付けはTiktokで目黒さんがしていた振り付けっぽいなと思ったり。そのあたりもインスパイアされたりしていたのかな?


次に01:37のシーンはまさに鏡での対称を表現しているので手は山﨑さんは左手、藤吉さんは右手とディティールにこだわっていることも良く分かります。

油を注せを彷彿とさせる椅子パフォーマンス
最初のチームのダンスが終わると、管楽器の音が加わり、音も更に重厚になり私のテンションも更に上がる。
そして下から椅子に座ったメンバーがせりあがってくる。
シルエットに映る大沼さん、中嶋さん。
これだけで絵になりますね。


油を注せのライブ演出を思い起こさせる表現。
そしてセンターには女帝森田ひかるです。

ここで触れたいのは大沼晶保。
彼女は印象に残るパフォーマンスが多いです。
バックスライブではBAN、流れ弾、無念、僕は僕を好きになれない、もう一曲欲しいのかい?といった楽曲で憑依したパフォーマンスはオリジナルとは別の凄みがあって惹きつけられました。
今回もじっくりと見返すと02:13のシーンで表情で魅せてくれていました。

因みに02:24のジャンプするシーンは運動神経良いメンバーを上段に置いたという裏話がありました。確かにそう考えるとそうだなと思う配置でした。
因みにおそらくこういった配置です。(敬称略)
上段:向井、大沼、松田、森田、中嶋、遠藤理子、石森
下段:増本、稲熊、勝又、松本、中川、小田倉、幸坂

完璧な三期の三重奏と期待の四期の三重奏
そして次はドアの演出。
そこから登場したのは村井優。そして次に山下瞳月。
「うさぎねこコンビ!さすが武元唯衣!分かってる!」
と思っていると谷口愛季。
「なるほど!この3人で来たか!これも解釈一致!!」
そして三期生といえば戦隊ポーズ。
それを彷彿させるポーズ!普通にやったらダサくうつるポーズもこのシチュエーションとこの3人がすればカッコいい…。



そして三期三人がビシッと決めた後に再び扉が空く。
そこから今回の表題曲の四期生三人が登場。
この三期生も表題曲合流曲から選抜になった3人でした。
今回の四期生三人にもこの三人のようにパフォーマンス面で引っ張っていく。継承という年齢ではないですが(ほぼ同世代ですし)この六人がパフォーマンス面を引っ張っていくというメッセージも感じました。
ここで感じたことは意図的な表現だったのかどうだったのかは分からないですが、三期生は笑顔も多く楽しんでいる感じ。四期生は真顔なパフォーマンスでした。
これは表現として、
余裕が生まれて楽しみながら魅せつけるフェーズに入っている三期生の先輩方が後輩達やBuddiesに「どう?私たちのパフォーマンスみてみなさいよ」と語りかけているような表現で、四期生はただがむしゃらに真剣に先輩達に食らいつこうという表現にも見てとれました。
シンプルに三期生は余裕を持って自分達の表現をしていて、四期生はまだ必死についていくのが精いっぱいというリアルなだけであって、そこに意図がなかったかもしれませんが、そうであっても結果として良い対比になっていたなと思います。


最強シンメの競演
そして更にビートは盛り上がってきて、センターからも強いメンバー達が登場。
メンバーは次の8名。
小島、遠藤光莉、的野、守屋、田村、村山、目黒、山田
本当に常にワクワクがとまらない構成で次は誰が!?次はどんな表現が!?と楽しみでした。
そして慮再度には大きな照明を操作するメンバー達。
こちらの照明メンバーは向かって左側の奥から勝又、遠藤理子、石森
右側奥から松本、幸坂、向井というメンバーだと思います。


そしてこのパートでは
守屋&田村
的野&村山
というシンメでの決めポーズも印象的でカッコよかったし、
ほのれなコンビ
みうみおコンビ
は色々な場面でも見る機会もあり、ファンとしても盛り上がるシーンでした。


ポーズはありませんでしたが、その後ろの遠藤&目黒コンビもいいですよね。
この的野&村山コンビは櫻坂チャンネルでこのポーズの練習をしているという話とそのポーズを見せてくれていましたね。
「絶対やれよ?」とお互い言っていましたが、やらないという選択肢はあったのでしょうか(笑)?

そして大円団
そして再び山﨑さん、藤吉さんがセンターで登場し、武元さんを除く全メンバーが終結!アベンジャーズか!


そこから全員でのユニゾンダンスやカノンを交えたまるで演舞かのようなダンス。これだけの人数でバチバチにそろえて踊る姿は圧巻でした。
ここで04:00くらいから個々が切り抜かれますが、石森璃花は石森璃花でしたし、村井優は村井優でした。それぞれが自分の個性や強みを活かした表現をしていてとても良かったです。


そして真打ち登場です。
センターから武元唯衣だーーー!!(澤部さんの声で脳内再生してください)
山﨑さんと藤吉さんに手を引かれてセンターに飛び出すこの一瞬は最高ですよね。オフィシャルの写真でもとても素敵な瞬間としておさめられていました。

そして本当に全員が揃って踊りだす。
みんながこの一瞬一瞬をそれぞれの想いを抱きながら踊っている。満面の笑みのメンバーが多かったのが印象的でした。

そして最後に決めポーズ。
音楽が止んで、万雷の拍手が起こったと思ったら再び音楽が流れ武元さんが上空を指さすとそこには光輝くドローンの隊列。おじさんたちのように初日はこう叫んでいたと思います。



これは単なる女性アイドルグループのダンストラックではない。メンバーの一人が構成から小道具、振り付けまでを考えたダンストラックという類まれない事実ーーそれだけのものでもないと思っています。
メンバー一人一人の個性が活き、物語性もある、ダンスとして目に見えるもの以上のものを表現している一つのアートであり、ストーリーに感じました。
とまぁ、違う角度からの見方での解釈もしていますが、シンプルに人を惹きつける唯一無二のダンストラックだなとも思います。
そしてこのダンストラックから組織、ビジネスといった面でも学ぶべきものが多くあると思いましたので、後編はそちらの視点に移りたいと思います。
個性とチーム力の両輪の組織ーーそれを生み出すには?
まずは組織面における話をしたいと思います。
これだけ人を動かすパフォーマンスになったのは、やはり櫻坂というチームの素晴らしさ、そしてそれを動機付けた武元唯衣の関わり方があったのだと思います。
仲間のためなら頑張れる&シンプルに楽しいという心
先ほど表情の話をたくさんしましたが、武元さんはさくみみで表情に関してこう言っていました。
私、表情観とか一言も言っていない。みんなを信じたの。そしたら全部完璧に全員がやってくれた。
こうさせたのは何なんでしょうか?
TAKAHIRO先生やINFINITYの先生達が常に「表現」については話されているので自然と表情で魅せることは意識されているのだと思いますが、今回の武元さんの振りということで、メンバーにとっても一塩の想いがあったでしょうし、シンプルに嬉しい、楽しいという感情が湧いて先ほどの笑顔の表情であったり、世界観にあった表情が自然と出たのかなと感じました。
好きな人のために頑張る力は時に予想以上の力を発揮する。
そして何よりメンバーが作った振り付けを入れて演じるのが楽しかったのではないでしょうか。
孔子がこのような言葉を言っています。
「之を知る者は之を好む者に如かず。之を好む者は之を楽しむ者に如かず」
つまり「知っていることは好きということにかなわない。好きなことであってもそれを楽しんでいる人にはかなわない」という意味です。
いかにして楽しむ環境を作るか?
そしてそのためには、仲間の存在がとても大きいと感じます。
さくみみ内で松田さんがこのように言っていました。
みんなに振り入れしている唯衣ちゃんがとても楽しそうだった
メンバー一人一人もそうだったのかもしれませんが、彼女自身が苦しみながらも一番楽しんでいたのかもしれませんね。
個性を活かす人材配置
アフター配信では武元さんがこのような発言をしていました。
人選には本当に自信がある。
絶対にこの子にここをやらせたい。
人が一番幸せを感じる瞬間は「自分の最も大きな強み」が「自分以外の何か(社会や他者)」に影響や貢献を与えた時。とポジティブ心理学の父と言われているセリグマン博士が言っています。
とあるアメリカの研究結果(文字の暗記が得意な人とそうでない人が同じ強化学習をした際の違い)でも、元々得意な人がそうでない人に比べて成長率が9倍違ったという結果もあります。つまり元々得意なことを伸ばす方が成果が出やすいということです。
イルカに陸上で餌をとる方法を教えるより海で餌をとる方法を極めた方が良い。わざわざウサギに海での泳ぎ方を教えるより、陸上での餌の取り方を教えた方が良い。人には適材適所があります。
まさにそれぞれが輝く配置をされたのだと思います。
組み合わせも最高でしたね。
組織においても組み合わせによって1+1=2ではなくて4や8と∞になることもあります。今回のチーム編成やペアの配置によってBuddiesに見えてくる魅力も倍増していたのではないでしょうか。
個人的には三期生三人のトリオや、みうみおコンビ。遠藤光莉&目黒陽色コンビなどが「分かる…!」と唸っていました。
自分の意見・個性が入る余地
先日のそこさくでも素敵なエピソードが語られていました。
村井なんて自ら「私ここちょっとかましていいですか?」
「アドリブ入れていいですか?」って提案してくれて、ちょっと今からやってみますって言って。
ほんと、こんな小さな隙間でも村井節にしてくれる。

やはり自分の意見や個性が反映される環境があるということは組織にとっても個人にとってもWin-Winですね。個人の願望や意見がかない、それが組織にとっても良い価値を提供することができる。
この一つのエピソードにもチーム力、組織力強化のポイントが詰まっています。
櫻坂の入口となる最高のプロモーションコンテンツ
ライブの櫻坂・表現の櫻坂
ライブにたどり着いたら絶対に好きになってくれるという自信がある。
来てくださったらこっちのもんだというくらいの自信を持って創っている。
麒麟の川島明さんのラジオで武元さんはこのように語っていました。
どうしても坂道グループは~とか
大人数の女性アイドルグループは~
という印象があまり知らない人にとっては先に先入観として出てくるでしょう。
私が彼女達にはまったのはシンプルに「パフォーマンスがクオリティ高い…」と思ったからで、最初にしっかりと見たのは2021年の紅白の流れ弾でした。赤い衣装で裸足で激しく踊るその姿にロックを感じました。
もちろん、欅坂時代から知っていて、アンビバレントやガラスを割れとかのMVやパフォーマンスでカッコよくて実力派だということは知っていました、櫻坂となって初めてしっかりとパフォーマンスの凄さを認知したのはそこでした。
こういった先入観をいかにして壊して興味を持ってもらうか。
そのためには偶然の出会いもありますが、既存のBuddiesがそっとお勧めできるコンテンツとしてこのダンストラックはとても有効だと思います。
特にこれは個人的な感情もありますが、中々年を重ねてきていくと女性アイドルグループを推していることを周知することによるリスクというかコストを意識すると「もういいかな…」となることが多いです。
ここでいうコストとはお金の話ではなく、時間や心身に対する負荷といった精神的コストやそれに対するコスト対効果の話です。時間をとって丁寧に説明しても相手が元々の先入観で理解をしてもらえず、また違ったレッテルで私も見られるようになる。こんな結果になるとコスト対効果の悪い行動になるので、それならわざわざ言う必要もないかな…と思ってしまう。
しかしこの動画はシンプルにカッコいい。
櫻坂には多くの魅力があります。それは過去のnoteでも触れましたが。
なので、カワイイから入るのも問題ないし、その物語性や背景に惹かれたというのもある。そして今回のようなカッコいいというところから入る人もいる。
私はカッコいいパフォーマンスに惚れたのもありますが、一番のきっかけはドキュメンタリー性です。
その魅力を説明するために「まずこのドキュメンタリー見てみて」と言ってもその時間から中々ハードルが高い。
それよりかは、こういった5分弱の動画を見て、「カッコいいグループだな。しかもみんなお顔も強い。ダンスだけでこんなに魅せられるということは楽曲はどんなのだろう?」という感じで興味を示し、動画沼にはまっていく。
そして次に行きつくところはバラエティでの姿。
そして最後はドキュメンタリー。
こうなってしまうと「パフォーマンス×アイドル・バラエティ性×物語」で沼にどっぷり顔までハマって抜け出せなくなるということですね。
まぁ、リアルな友人や仲間に布教するというわけでなくとも、X等で拡散することで、乃木坂や日向坂のファンの方々、その他の女性アイドルファンの方々、後は私の周りに多いのですが、ロックファンの方々などが興味を持って見てみる。という効果の方が早くて近いかもしれませんね。
