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「ハートがつないだ、ご縁」       「66歳のアーティストが本気で飯塚をアート観光都市にする記録」⑬


2010年頃から、私は鉄のハートを何百枚もつなぎ合わせた作品を作り始めました。
「人をホッとさせる作品を作りたい。」
そんな思いから生まれた作品でした。
すると、不思議なことが次々に起こり始めます。
最初に届いたのが、2011年、九州日仏学館からの個展の依頼でした。
テーマは「Amour(愛) 鉄アートの世界」。
個展の初日にはオープニングパーティーまで開いていただき、多くの方との出会いが生まれました。


日仏学館冊子


その年には、日新製鋼本社からも声がかかり、本社ビル1階ギャラリーで約3か月間にわたり、2回に分けて個展を開催することになりました。
担当の方に、
「どうして私のことを知ってくださったのですか?」
と尋ねると、返ってきた答えは、
「インターネットで作品を見つけました。」
という一言でした。
さらに、そのご縁は続きます。
今度は伊藤忠丸紅鉄鋼から連絡が入り、2013年のカレンダー制作のお話をいただきました。
後から聞いた話では、鉄を使う作家約60名を調べ、その中から6名まで絞り込んだ時点で、私に声をかけてくださったそうです。

伊藤忠丸紅鉄鋼2013年カレンダー


これもきっかけは、インターネットでした。
私は営業が得意ではありません。
だからこそ、作品そのものが私の代わりに旅をし、人と人をつないでくれたのだと思います。
そして今振り返ると、「ハート」を作り始めてから、ご縁までハートのようにつながり始めたような気がしています。
作品は、人の心だけでなく、人と人との未来もつないでくれる。
私は今も、そう信じながら作品を作り続けています。  芸術家 其田正治


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