社会教育士になりました

私は現在、市役所の防災担当として働いています。

地域住民の方に向けて啓発を行ったり、一緒に取り組みをつくったりするなかで感じることは、単に防災の知識・技能を高めるだけでなく、防災も含めた「地域づくり」を進めないことには、災害時に「誰ひとり取り残さない防災」は実現できないということです。

また、私一人がどんなに頑張ってもできることは限られているため、地域において同じ志を持って取り組んでくれる仲間を増やす「人づくり」を進めることも重要だと感じています。

そうしたことから、地域づくりや人づくりを意識しながら防災施策の企画・運営を行ってきましたが、より専門的な知識を身につけ、市に貢献したいという思いから、「社会教育士」の称号を取得したいと思うようになりました。

社会教育士とは

「社会教育士」とは、地域社会における様々な課題に対して、住民や多様な関係者と連携し、学びや活動を支援しながら解決の道筋を一緒に探っていく専門人材の「称号」です。
従来、各自治体において教育委員会に社会教育主事を配置することで社会教育の推進が図られてきましたが、一層取り組みを推進していくため、令和2年度の国の制度改正によって「社会教育士」の称号が設けられました。

社会教育士は、行政、学校、企業、NPOなど、様々な分野での活躍が期待されており、「地域コミュニティの衰退」「子育てや介護が生む孤立」「子どもや若者の居場所」「高齢者等の生活支援」「空き家」「災害への備え」など、地域における諸課題の解決に向けて、重要な役割を担うことになります。

社会教育主事講習について

今回、社会教育士の称号を取得するにあたっては、放送大学の「社会教育主事講習」を受講しました。
私はもともと、大学時代に社会教育主事免許を取得しており、令和2年度に新設された「生涯学習支援論」「社会教育経営論」の2科目を履修することで称号を得ることができました。

授業は基本的にeラーニング形式で、1日だけオンラインでファシリテーション演習がありました。
自分のペースで学びを進めることができるので、仕事と並行して学びやすく、気になった講義は再度見返すこともできる点が良かったです。

社会教育士としてのこれから

現在は危機管理課に配属されていますが、仕事柄、異動はつきものです。
ただ、今後どの課に異動したとしても「地域づくり」「人づくり」は自分の仕事の軸になると思っています。
また、私自身も市民の一人として、より良いまちづくりに貢献したいと考えています。

私のまちには地域づくりの多様なプレイヤーがたくさんいて、それぞれに想いを持って活動されています。
そうした方々と繋がり、またそうした方々どうしを繋いでいくことで、「このまちって、暮らしやすいな」「このまち、なんかちょっと面白いかも」と思ってもらえるようにしたいです。

今回、「社会教育士」の称号を取得したことで、社会教育に対する理解を深め、視野を広げることができ、今まで感覚的に取り組んでいたことを再度振り返る良い機会となりました。
これからも地域住民の方々と共に学び続け、行動していきたいと思います。

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