Anker Soundcore Life P3を4年半使ったレビュー|なくして初めて気づいた「ちょうどよさ」
ワイヤレスイヤホンを使い始めて、4年半になります。
使っているのは、AnkerのSoundcore Life P3。
高級でもないし、最新でもない。
でも…。
有線のほうが“正しい”と思っていたころ

私はiPhone7にするまで、ずっと有線イヤホン派でした。
SONYの、少し高めのやつ(名前は忘れました)。
音がいい、という評判を見て決めました。
正直に言うと、違いなんてよくわかっていませんでした。
それでも「有線のほうが音はいい」と言っていれば、
わかる側にいられる気がしました。
ワイヤレスは便利そうだけど、どこか軽い感じがして。
落としそう。
充電が面倒。
遅延がありそう。
たぶん当時の私は、
知らないくせに、知っている顔をしていたんだと思います。
コードがなくなっただけの話

Life P3にしても、音の違いはやっぱりよくわかりませんでした。
でも、(これまで当たり前だった)コードがない。
立ち上がっても引っかからない。
ポケットから出して、そのまま耳に入れられる。
たったそれだけ。
その小さな楽さが、毎日続きました。
接続は安定している。
ケースから出せば、ちゃんとつながる。
バッテリーも、ほとんど気にしなくなった。
ノイズキャンセリングも、劇的ではないけれど確実に効く。
すごくはない。
でも、ちょうどいい。
その「ちょうどよさ」が、4年続いた理由でした。
ない、という違和感

ある日、見当たらなくなりました。
机の上にない。
カバンにもない。
「どこやったっけ?」
最初は「そのうち見つかるだろう」と軽い気持ちでした。
でも、探しても探しても出てこない。
トートバッグの中。
ベッドの下。
洗濯カゴ。
デスク引き出しの奥。
同じ場所を、何度も何度も探してみる。
ない。
なんで?
一度ため息をついて、
「もういい」と思いつつ、
それでもまた探す。
たかがイヤホンなのに。
部屋の空気が、もやっとする感覚。
結局、見つかりませんでした。
仕方なく、別のイヤホンを買いました。
音も悪くない。
機能も問題ない。
でも、違う。
うまく言えないけど、違う。
そのとき、ようやくわかりました。
ああ、あれ、好きだったんだ。
便利だから使っているだけだと思っていたのに。
シートの下にあったもの

それから数か月後。
久しぶりに車内を掃除していたとき。
前席のシートの下に、紺色のケース。
一瞬、止まりました。
「あ。」
それだけ。
拾い上げたとき、深い深呼吸。
その場に手をついたまま、しばらく動けませんでした。
ほこりを払って、充電して、光って。耳に入れる。
いつもの音。
それだけなのに、胸の奥がすっと軽くなる。
戻ってきた、と思いました。
大げさかもしれませんが、本当に。
それからは、少しだけ丁寧に扱っています。
毎日使うということ

スペックは毎年更新されます。
でも、毎日使うものは、
少しずつ生活の一部になる。
なくして、焦って、
見つけて、ほっとして。
ただの家電のはずなのに、
気づけば、少しだけ自分のものになっている。
はじめてのワイヤレスイヤホンを選ぶなら、
派手さよりも、ちゃんと使えることを。
明日はちょっと遠出の外出。
電車に乗る、たぶん。
何も考えずに、これを耳に入れます。
ちなみに、もし今あらためて買うとしたら…。
きっとまたAnkerを選ぶと思います。
いまなら、このあたりが、ちょうどいいのかもしれません。
▶ Anker Soundcore P31i (全4色)
派手さよりも、まずは普通に使える一台がほしい。
そんな人には、たぶん合います。
ちなみに、どの色がお好みですか?
▶ P31i のノイズキャンセラーの使い方がこちらに
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