GRV FC1レビュー|80代の母に渡す前に試した、歩数計代わりのスマートウォッチ
この記事の結論ですが、GRV FC1は「高齢の親にいきなりApple Watchを買う前に、まず歩数計代わりにスマートウォッチを試してみたい」という人に向いていると感じました。
できることはApple Watchほど多くありません。けれど、歩数を見る、着信やLINE通知に気づく、軽く身につける。そこに目的を絞るなら、最初の一本としてはかなり現実的です。
※本記事はPRを含みます。GRV様よりスマートウォッチ「GRV FC1」をご提供いただき、実際に使って感じたことをもとに作成しています。

母に、スマホで歩数が見られることを教えたことがあります。
最初は「へえ、こんなん分かるんやね」くらいの反応でした。
ところが、それからしばらくすると、「今日はこれだけ歩いた」「買い物に行った日は、やっぱり歩数が伸びる」と、数字を見るのが少し楽しみになったようでした。
歩数が見えるだけで、生活の中に少しだけ張り合いが出てきます。
ただ、スマホだけでは拾えない歩数もあります。
家の中では、スマホを置いたまま動くことが多い。庭に出るとき、洗濯物を干すとき、近所へ少し出るとき。そういう細かな歩数までは、スマホだけでは記録されません。
それなら、Apple Watchを買ってあげるのもいいのではないか。
私自身、Apple Watchを使っているので、その便利さはよく分かっています。ただ、母にいきなりApple Watchを買うのは少し迷いました。価格はそれなりにしますし、本当に毎日つけてくれるかどうかは、使ってみないと分かりません。
親にスマートウォッチをプレゼントするなら、性能よりも、まず本人が嫌がらずにつけてくれることが大事です。
そんな母に渡す前提で、今回はGRV FC1というスマートウォッチを試してみました。

Apple Watchを買う前に、まずは母の反応を見てみたかったのです。
ベージュゴールドは、母に渡しやすい色でした

箱を開けると、本体、ベルト、充電ケーブル、説明書などが入っていました。
今回届いたカラーは、ベージュゴールドです。
黒いスマートウォッチだと、どうしても「機械を腕につけている」感じが出ます。ベージュゴールドは、その点でやわらかい印象でした。
派手すぎず、地味すぎず、母の普段の服にもなじみそうな色です。

軽くて、充電しやすい

本体を手に取って最初に思ったのは、軽いということでした。
画面サイズは、私が使っているApple Watchと大きく違わない印象です。それなのに、手に持ったときのずっしり感がありません。Apple Watchは小さいながらも密度がありますが、GRV FC1は軽く感じました。
歩数計代わりにするなら、まず毎日つけてもらえないと始まりません。

充電は、付属ケーブルを本体背面にくっつけるマグネット式です。
GRV FC1は、背面に近づけると磁石でパチッとくっつきます。母に渡す前提では、この充電のしやすさは助かります。
商品説明では7〜10日程度のバッテリー持ちとされています。使い方によって変わりますが、少なくともApple Watchのように毎日充電する感覚ではなさそうです。
操作は単純。迷ったら横のボタン

電源は右側のリューズのようなボタンを長押しします。
GRV FC1の本体についている物理ボタンは、基本的にこれだけです。
Apple Watchにはデジタルクラウンとサイドボタンがあります。慣れれば便利ですが、初めて使う人には「どっちを押すの?」となる可能性があります。(正直、たまに私も迷ったりします)
その点、GRV FC1は分かりやすいです。
画面を触って分からなくなったら、横のボタンを押してひとつ前の画面に戻る。そこからもう一度やり直す。
「わからんようになったら、横のボタンをおせばいいよ」
と母に一言伝えておく。
この感覚は、ホームボタン付きのiPhoneに近いと思いました。

母はいまもホームボタンのあるiPhone(iPhone SE3)を使っています。画面操作で迷ったとき、とりあえずホームボタンを押して戻る。その使い方に慣れている人なら、GRV FC1の「困ったら横のボタン」は説明しやすいです。
たしかに、Apple Watchの方ができることは多いです。
でも、母にとっては、できることが多いほど迷う可能性もあります。最初のスマートウォッチとしては、少し単純なくらいでちょうどいいのかもしれません。
初期設定は、家族が手伝った方がいい

スマホとの接続には、専用アプリを使います。
我が家はiPhoneですが、Androidでも使えます。アプリを入れ、メールアドレス、認証コード、生年月日、身長、体重、目標歩数などを入力し、スマートウォッチを検索して接続します。
私には難しくありませんでした。
ただし、最初から母に全部任せるのは難しいと思います。
「アプリを入れて、権限を許可して、Bluetoothで接続して、通知設定を確認して」と説明しても、きっと途中で面倒になります。
ここは家族が済ませておいた方がよさそうです。
最初の設定さえ済ませておけば、母が日々やることはそれほど多くありません。腕につける。歩数を見る。通知に気づく。充電が減ったら充電する。
そこまで簡単にしてから渡すのが、現実的だと思いました。
母に使ってほしいのは、歩数と通知です

GRV FC1には、歩数、消費カロリー、移動距離、心拍数、睡眠分析、血中酸素の目安など、いろいろな機能があります。
ただ、母に使ってほしいのは、まず歩数です。

今日はどのくらい歩いたのか。昨日より少し多いのか。それが手元で見えるだけでも、母には十分意味があります。
次に便利そうなのが、着信通知とLINE通知です。

母は少し耳が遠くなってきました。庭作業をしていたり、台所にいたりすると、スマホの着信に気づかないことがあります。腕時計が振動してくれれば、電話やLINEに気づく可能性は上がります。
我が家では、LINEがほぼライフラインです。スマホを開かなくても、手元で通知に気づける。それだけで、母の取りこぼしは少し減る気がします。
なお、心拍数や睡眠分析、血中酸素の目安も確認できますが、このスマートウォッチは医療機器ではありません。体調不良の判断や病気のチェックに使うものではなく、あくまで日々の健康管理の参考として見るものです。
気になったところ

気になったところもあります。
まず、説明書の日本語はところどころ不自然です。とはいえ、英語より意味は分かりますので、あるだけでとても助かります。
次に、Apple Watchと同じ完成度を期待する製品ではありません。アプリの作り込みや細かな操作感、連携の安心感は、やはりApple Watchの方が上です。
SOS機能もあります。階段でケガをしたとき等、室内で身動きできない時でも手元から登録先(息子)へ緊急連絡できていいなと思いました。
ただ、Apple Watchのように自動で転倒を検知する機能ではありません。本人が操作して発信するタイプです。ここは過信しない方がいいと思います。
防水防塵はIP68に対応しています。
手洗いや軽い水はね程度なら安心感があります。
ただし、防水だから何でも大丈夫というわけではありません。入浴、温水、サウナ、海水、洗剤を使う作業では外した方が無難です。
Apple Watchを買う前の一歩として、ちょうどいい

歩数を見たい。着信やLINE通知に気づきたい。軽くて、バッテリーが長持ちして、まずはスマートウォッチに慣れたい。
母の使い方を考えると、GRV FC1で十分なのではないか、と感じました。
もしスマートウォッチに慣れて、もっとしっかり使えそうなら、そのときはApple Watch SEを考えればいい。
でも今は、最新機能が全部入った時計よりも、毎日無理なくつけられて、歩数が見えることの方が大事なのかもしれません。

歩数を見るだけで、人は少し歩くようになる。
母にとって、これが最初の一本になってくれたらいいなと。
次に実家へ帰ったとき、まずは歩数の画面から見てもらいます。
補足ですが、ベルトの取り付け幅、いわゆるラグ幅は実測で18mmでした。母が使いこなせそうなら、あとで好みのベルトをプレゼントするのも良さそうです。
▼ 今回ご紹介した、母へ贈るスマートウォッチはこちらです。
毎日無理なくつけられて、歩数が見える。母にはまず、それくらいがちょうどよさそうです。
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☑ 本記事は、GRV様よりGRV FC1の製品提供を受けて執筆しています。
内容は実際に使用した個人の感想です。
