ウォークマン®47歳の誕生日
ソニー広報部のYAです。
7月1日は「ウォークマン®」の誕生日です。
1979年の今日、ソニーはステレオカセットプレーヤー“ウォークマン”1号機を発売しました。
好きな音楽を外に持ち出し、いつでも、どこでも良い音で楽しむ。今では当たり前になったその体験は、ウォークマンから始まっています。

ウォークマンはただ音を再生するだけでなく、音楽をどう楽しむかを追求し、時代ごとのカルチャーやテクノロジーとともに、楽しみ方を広げてきました。
今回は、音響設計者が語るウォークマンに込められた哲学と、グローバルのソニーストアの担当者とデザイナーによる新たな試みを紹介します。
ウォークマンが歩んだ時代の変遷
1980年代には、カセットサイズの小型・軽量モデルを発売し、ハンドバッグやポケットに入れて「音楽を持ち運ぶスタイル」を提案しました。1990年代には、カセットからMDやCDへと移り変わる中で、MDウォークマンやCDウォークマンを展開。さらに2000年代にインターネットやPCから音楽を取り込む方法が一般的になると、ネットワークウォークマンへと進化を遂げます。
2010年以降は、スマートフォンの普及によって音楽がより身近になった一方で、ハイレゾ音源やストリーミングサービスも続々と増加し、高音質へのニーズも高まっていきました。そうした中、ウォークマンは音楽を“聴く”ための機器から“感じる”ための存在へと進化し、より高音質を追求するようになっていきます。
”一聴して分かる高み”をめざしたフラッグシップモデル『NW-WM1ZM2』
高音質を象徴するモデルとして、2022年に発売したウォークマンWM1シリーズ『NW-WM1ZM2』があります。

ゴールドの外観が印象的なこのモデルは、見た目の高級感だけでなく、内部の構造にも上質な音を支える工夫が詰まっています。
シャーシと呼ばれる筐体に「無酸素銅」という高品質な金属を使用し、金属の塊から長い時間をかけて丁寧に削り出す加工を行っています。この方法によってつなぎ目を少なくし、内部の部品を支える強度を持たせることで、余計な振動やノイズを抑え、音の安定性につながっています。

ウォークマンの音作りに込められた哲学
開発が始まった当時は、「高価格帯のモデルは売れるのだろうか」という見方もあったそうです。それでも現場は「音を本気で突き詰めたモデルを作る」という強い意思のもと、開発に取り組んでいたといいます。
試作すると、部品による音の違いは明らかにあり、部品の選定ひとつをとっても、最も理想に近い音になるものを比較しながら「良い音」をめざして試行錯誤を重ねました。
単にスペックを追うのではなく「アーティストがリスナーに届けたい音を、できるだけそのまま届けるお手伝いをしたい」という気持ちで、「理屈」ではなく「耳で納得できる音作り」を追求しています。
実際に試聴すると、音の広がりや余韻の豊かさ、細かな響きの描写に驚かされます。

聴き慣れた音楽にも「こんな音が入っていたのか!」と新しい発見があり、まさに“沼”に一歩踏み入れたような体験でした。
ウォークマンの世界観を日常に広げるグッズ
ウォークマンの魅力は、音を聴くことだけにとどまりません。
今年の5月に、ソニーストア初のオフィシャルグッズとして80年代から90年代のウォークマン、レコード、カセットテープにまつわるグッズを発売しました。これまでさまざまな文化に貢献してきたソニーのプロダクトを現代的に再解釈し、デザインに落とし込んだものです。

今回の企画を主導した藤島さんと、ウォークマンのグッズをデザインした松永さんに話を聞きました。


ソニーストアをより面白い場所にし、足を運んでもらうきっかけを作りたいとの思いから、ボトムアップ活動として始動しました。Y2Kをはじめとするリバイバルブームも背景に「ソニーのプロダクトは世代を超えて大きな価値になるだろう」と確信し、若いメンバーの感覚も生かしながらグッズ展開を実現しました。
ウォークマンは、若い世代を中心に「好きな音楽を持ち運ぶ」という文化を広げ、音楽カルチャーに影響を与えたプロダクトでもあります。アーカイブを一目見たときに、80年代のスポーツシーンを象徴するスポーツモデル『WM-F5』のデザインや色味、そして歴史に魅力を感じ、Tシャツ、バッグ、キーホルダーの3アイテムを制作したといいます。

デザイン面では、『WM-F5』の象徴的な黄色をどのように生かすかに特に気を配りました。『WM-F5』発売当時はまだ生まれていなかった世代にも魅力を感じてもらえるよう、古着屋さんで見かけるスポーツTシャツのようなグラフィックや年号を使うことでレトロな雰囲気を出しつつ、オーバーシルエットに仕上げるなど、現代らしい要素も加えています。ビビッドな黄色を生かしたトートバッグは、アートブックのフェアに並んでいるような雰囲気を意識しています。キーホルダーは印刷表現も細かく指定し、ぷっくりとした質感にしました。プールに浮かんでいるような夏らしいデザインもポイントです。
発売後数日で完売したものもあり、購入者の大半が35歳以下でした。『WM-F5』を知らない世代にもそのデザインや世界観が響いたことから、ウォークマンの魅力が今なお受け継がれていることを実感したといいます。当時『WM-F5』を持っていた方にとっても懐かしいデザインなのではないでしょうか。
現在、国内のソニーストアでの販売は終了していますが、第2弾の展開もご期待ください。
また、7月10日からは初の海外展開として、中国本土での販売をスタートします。

最後にウォークマンの誕生日にちなんで、もうひとつ特別なアイテムを紹介します。お誕生月にソニーストア店舗(銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神)に来店すると受け取ることのできるバースデープレゼントです。

バースデープレゼントの受け取りには、My Sonyのご登録、ソニーストア店舗でLINEの友だち追加が必要です。詳しくはストアスタッフにお声がけください。
※受け取りはお誕生日月の2か月先の月末まで
今回は、ウォークマンにまつわる話題を紹介しました。みなさんもぜひ、お気に入りの音楽とともに楽しい時間をお過ごしください。

“聴く”楽しみと“持つ”楽しみ。その両方が重なることで、ウォークマンがより深く、長く愛される存在になるとうれしいです。
