親子の心をまもるために
子育て、不安ですよね。
最近、親の教育について不満をかかえた人たちが
起こした事件が立て続けに報道されています。
子育て中の私たちにとっても、他人ごとではないなと感じるとともに、
将来的に迎える思春期の子育てに不安を感じます。
私自身も思春期から20代中盤まで、親との関係性には苦労しました。
苦しかった思春期
長男かつ兄弟で唯一の男である私は、
親の期待を一身に背負って育ちました。
特に父親の期待は大きく、
「学力の高い大学じゃないと意味が無い」
「将来に意味のない習いごとは必要ない」
「テストは90点以上が当然だ」
というような具合で、
子供の頃の私はかなりプレッシャーを感じていました。
テストの点数が悪かったりすると、
夜中にたたき起こされて説教が始まります。
「このままじゃ浮浪者になるぞ!」
父の言葉に泣きながらただただその時間を耐えていたのを覚えています。
私も反発して好きなように生きられるようなヤンチャさが
あったらよかったのですが、
真面目に忠実に守らなければ、父に認められる人間にならなければと
自分で自分を追い詰めるようになりました。
大きな期待と、当時の自分とのギャップはあまりにも大きく、
こんな自分を他人に見せるのは恥ずかしいと
人との関わりを避けるようになり、
16歳から4年近く半ひきこもり状態になりました。
私の場合はありがたいことに20歳の頃に親戚に助けられ、
親元を離れて少しずつ社会に出られるようになり
今や結婚して子育てまで出来るようになりましたが、
もし、誰からも手を差し伸べられなかったら今この世に
私は、ましてや子供たちはいなかったかもしれません。
親は良かれと思ってやっている
私自身、親の思いがちゃんと分かるようになったのは
親になってからかもしれません。
父は決してただ厳しいわけではなく、
休みの日はゴルフ練習場や公園、キャンプなどに連れて行ってくれたり
「お金のことは気にするな」と、将来役に立つことなら
お金をちゃんと出してくれるなど、
子どものことを考えてくれている親でした。
子どもには伝わりにくいですが、
私の親含め、多くの親は子供に対して"良かれと思って"行動しています。
その「良かれと思って」が裏目に出ると、
子どもの自立や心の安定を妨げることになります。
親の「良かれと思って」が裏目に出るケース
・教育虐待のリスク
親が子どものためにと塾や習い事を強制することが、
子どもの心や体に負担をかける場合があります。
これを「教育虐待」と呼び、
親の過剰な期待が子どもを追い詰めることがあります。
・先回り育児による自立の妨げ
親が子どもの行動を先回りして制御することで、
子どもは自分で考えたり決めたりする力を育む機会を失うことがあります。これが続くと、自信を持つことが難しくなることがあります。
・言葉がけによる影響
親が「こうしなさい」「これがいいよ」といった言葉を多くかけることで、子どもは自分の意見や感情を表現することが難しくなることがあります。「子どもの判断を尊重する言葉がけ」が重要です。
子どもの心を健全に保つために
子どもの気持ちに寄り添う
子どもの言動や表情から気持ちを読み取り、
理解しようとする姿勢が大切です。
無理に自分の価値観を押し付けず、子どもの気持ちを尊重しましょう。自分の価値観を見直す
親自身の価値観や期待が、子どもにどのような影響を与えているかを
振り返ることが重要です。
自分の思い込みが子どもの成長を妨げていないかを考えましょう。コミュニケーションを大切にする
日常的に子どもと話をし、意見や感情を共有する時間を持つことが、
信頼関係を築く鍵となります。
まとめ
私の経験から、
親の期待は時に子どもにとってプレッシャーとなり、
心の健康に影響を与える可能性があります。
今は親の立場として、子どものことをしっかり見て、
気持ちに寄り添い、無理のない範囲でサポートすることが、
子どもの健全な成長につながると信じています。
