【読書記録 -84】成瀬は信じた道をいく
多くの人が、成瀬のような生き方に憧れるだろう。
彼女の行動原理の根底には「自分がやりたいからやる」という信念があり、周囲からどう見られるかなど気にしていないのだ。
本作『成瀬は信じた道をいく』は、前作『成瀬は天下を取りにいく』の続編だ。今年の2月ごろには読み終わっていたが、うっかりログを書くのを忘れていた。

前作を読んだ頃は、オーディオブックをどのように使い分けるか迷っていたが、『成瀬は天下を取りにいく』がきっかけになって、今ではすっかり通勤のお供として使わせてもらっている。
成瀬は周囲からどう見られるかに関心を持たない。
言い換えると、それは「同調圧力(少数意見を持つ人に対し、暗黙のうちに多数意見や行動に合わせるよう強制する心理的なプレッシャー)に屈しない」ということだ。
同調圧力への対処法で最も有効とされているのは、自分自身のマインドセットを変えることだ。というより「それ以外に無い」と言ってもいいだろう。
精神科医の樺沢紫苑氏も、DIAMOND Onlineの記事『精神科医が教える、同調圧力に負けない「たった1つの方法」』の中でマインドセットの重要性について説いている。
同調圧力に負けないために重要なのは、「自分の意思をきちんと持つ」ということ。「自分のやりたいことを明確にする」こと。自分のやりたいことが明確になっていないから、他人の意見に惑わされるのです。
自分のやりたいことが100%明確になっているなら、他人の意見など気にならなくなります。自分の進みたい道に向かって、一直線に進むだけです。
同調圧力は(適度であれば)組織の団結力の向上や、秩序の維持に役立つ場合がある。
しかし多くの場合、個人の意思決定力の低下を招き、その結果として個性や創造性が喪失されてしまうことが多い。それが進行すると、組織の硬直化によって生産性が低下してしまうのだ。
ああ、しまった…
話が逸れた。
まあなんと言うか、本シリーズを読んでいると勇気をもらえるのだ。
主人公 成瀬あかりの言動を追いかけてページをめくっていると、なんだか挑戦することの大事さ、自然体でいることの開放感とか爽快感… そんなことが大事なんだなと思えてしまうのだ。
