【読書記録 -75】閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書
昨日の記事でも書いたんだが…
本作『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』は、著者 知念実希人による連作ホラーの後編だ。よって、本作を読む前に、前作である『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』を読んでおいて欲しい。
「ドウメキ」の正体に迫る
このファイルは、先日都内で発生し、世間を震撼させたあの恐ろしい大量殺人事件の犯人の精神鑑定にあたった精神科医の記録をまとめたものである。これを読むことは、皆さんに対して予期せぬ精神的な影響を及ぼす可能性がある。そのため、決して読むことを強制しないし、読みはじめても皆さんが望めばいつでも途中でやめることも可能である。
本作は、東京郊外で起きた大量殺人事件の記録を、その犯人の精神鑑定を担当した医師にインタビューしていくという設定だ。よって、物語は担当医の書いた資料、そして彼女が録音した音声、それにインタビュアーの問いかけと返答で進んでいく。
だから、この作品は(目で読む本より)オーディオブックで聴くのをお勧めする。結構ゾワっとする場面があるよ。
圧倒的なリアリティーと当事者感
本書の著者 知念実希人は、これまでも医療知識を活かしたヒット作を連発している医療ミステリーの第一人者だ。今回も医師としての知見が犯人の心理分析に深い説得力を与えているし、なんと言っても「鑑定報告書」という形式を採ることで、読者も当事者として禁断の資料を盗み見ているかのような背徳感が演出されている。
ボクがオーディオブックを聴くタイミングというと、歩いている時、電車に乗っているとき、それと入浴中なんだが…

さすがにこの本は入浴中には聴かなかったよ。(ビビりなもんで…)
