リスクヘッジ
リスクとは「不確実性」のことを指す。
「リスク」の語源は、イタリア語の「勇気を持って試みる」を意味する『risicare』(リジカーレ)です。これは中世の船乗りが困難な航海に挑戦したことから来ているとされ、危険を冒してでも利益を得ようとする行為や、良い結果を得るために不確実性に立ち向かう意味合いを持っています。
そして、ヘッジとは「垣根、障壁、防止策」というような意味だ。つまり、リスクヘッジとは「不確実性を防止する策」のこと、変化(外圧)に対して安定的であることを指すのだ。
多くの人は、「リスク」というと「危険」「危機」「損失や損害を被る可能性」「失敗する可能性」…のようなイメージを持つだろう。そして「リスクヘッジ」というと、損失や損害を被らないようにする、もしくは失敗しないようにするという意味合いで捉える人が多いはずだ。
しかし「リスク=不確実性」なので、マイナス側に振れるのと同時に、プラス側に振れるリスクも存在する。つまり、「損失や損害を被る可能性」「失敗する可能性」だけでなく、「利益を得る可能性」や「成功する可能性」もリスクなのだ。
そう考えると、短絡的に「リスクヘッジ」を考えるのはそれこそ(マイナス側に振れる)リスクが大きい。変化(外圧)に対して安定的であろうとする余り、「利益を得る可能性」や「成功する可能性」に蓋をしてはいけないのだ。
やるべきは、不確実性を排除することではなく、下側に振れる可能性(下振れリスク)を排除することだ。
リスクドンと来い。
