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絶対王者の帰還と静かすぎる朝が教えてくれたこと。群馬で愛を噛み締める42歳営業マンの土曜日

7月4日、土曜日

本日の群馬県は私にとってここ数年で最も静かで、
そして最も胸の奥がじんわりと温かくなる朝を迎えました。

我が家の絶対王者である5歳の息子が産まれて初めてのお泊まり保育に出かけ一晩家を空けていたからです。


静かすぎるリビングと未来のプレビュー

ここ数年、私の休日の朝は目覚まし時計よりも早く息子の理不尽な要求や元気な足蹴りによって強制的にスタートするのが当たり前のルーティンでした。

今朝は家の中が不気味なほど静まり返っています。

休日の朝食準備という重要な業務も発生せず、ただただ静寂だけが広がっていました。

最初はなんて穏やかで新鮮な朝なんだろうと淹れたてのコーヒーを片手に静かなリビングを見渡していました。

しかし、その静けさは徐々に私の心を少しだけ心細くさせていきます。

「……いつか、この静かすぎる朝が『日常』になる日が来るんだな」

子供の成長スピードは親が思っているよりもずっと速いものです。

今は片時も離れず私を翻弄してくる彼も、いずれは自立というシステムアップデートを完了し、私の手元から巣立っていく。

今朝のこの静寂は数年後にやってくる少し寂しい日常のプレビュー版なのだと気づいた瞬間、鍛え上げてきたはずの泥臭いメンタルが、いとも簡単にグラグラと揺らいでしまいました。


飛び込んできた小さな体と最高の報酬

そんな感傷に浸りながら、いよいよお泊まり保育明けの息子を迎えに行く時刻となりました。

初めて親元を離れた夜。
寂しくて泣いてしまっただろうか、それとも案外ケロリとしているのだろうか。

ドキドキしながら待っていると先生に連れられて彼が姿を現しました。

私を見つけた瞬間、彼の顔にパッと花が咲いたような満面の笑顔が広がりました。

「パパ!」
と声をあげて駆け寄り私の足元に力強く抱きついてくれたのです。

その瞬間、昨晩から私が抱えていた父親としての心細さや不安は一瞬にして吹き飛びました。

ギュッと抱きしめ返した小さな体は彼なりに親元を離れて一晩頑張り抜いた、誇らしさと安心感に満ちていました。

これほどまでに心を揺さぶられ、途切れていたエネルギーを満たしてくれる瞬間がほかにあるでしょうか。


頑張ったご褒美と愛おしい喧騒の再稼働

大冒険という彼にとっての超大型プロジェクトを見事に完遂した小さなクライアントに対し、私は最大限の労いとともに特別ボーナスとして大好きなシールをプレゼントしました。

シールを手に取って自慢げに笑うその顔を見れば、彼がこの一晩でまた少しだけ、たくましく成長したことがわかります。

静かな朝はもう終わりです。

家の中は再び終わりの見えない遊びの要求と元気な声が響き渡る、騒がしくも愛おしい通常営業に戻りました。

いつか必ず来る静かな日常のことは心の片隅にそっとしまって、今はこの目の前にある限られた貴重な喧騒を思い切り楽しみたいと思います。

皆様もご家族との当たり前で騒がしい日常をどうか大切に抱きしめながら素晴らしい週末をお過ごしください。

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